パワー、ポール・トゥ・ウィン!ペンスキー破竹の3連勝(インディカー第5戦:インディGP) | 日日不穏日記・アメブロ版

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 インディカーシリーズ第5戦:インディアナポリスGPは、インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースでの開催。

 

 2.439マイル(3.92㎞)を85LAP。ターンは右9、左5の計14で、85LAPを走り、合計207.3マイルのレース。フューエルウィンドウは、20~24LAP。

 

 PPは、今シーズン3度目ながら、まだ勝利のないウィル・パワー。全てのセッションでトップタイムと圧倒的な速さを誇る。

 

 が、逆にそれだけ速いだけに勝てないのでは?とも思ってしまうが・・・。

 

 2番手にエリオ・カストロネベス。ジョセフ・ニューガーデン、スコット・ディクソン、このレースとインディ500にスポット参戦するファン・パブロ・モントーヤが5位に食い込んでいる。

 

 インディ500のキックオフイベントであり、モントーヤも、“本番”に向けての調整という位置づけでの参戦らしい。インディ500で、2年ぶりの優勝なるか?

 

 レーススタート!パワーがトップを守り、エリオ、ディクソン、ニューガーデン、モントーヤと続く。

 

 2LAP、マルコ・アンドレッティにヒットされたトニー・カナーンがスピン、スローパンクチャーとなってピットイン。が、ノーコーション。

 

 4LAP、セバスチャン・ブルデーがエンジントラブルでレースを離脱。そして7LAP、マルコがピットスルーペナルティ。

 

 9LAPの時点で、パワーのトップは続き、エリオは2.398秒差、ディクソンは3.913秒、ニューガーデン5、694秒、モントーヤは、6.363秒差となっている。

 

 最後尾スタートの佐藤琢磨は、27、872秒差で18位と追い上げ中。

 

 19LAP、ジェームス・ヒンチクリフがピットインし、アンダーグリーンでのピット開始。22LAPに入ったスペンサー・ピゴットは、エンジンストールで大きくタイムロス。

 

 24LAPにパワーとディクソンが入ったが、アンダーカットをしたエリオが逆転。エリオがソフト、パワーがブラックということもあって、34LAPには、2.697秒の差がついていた。

 

 40LAPでは、4.079秒とさらに差が広がり、41LAPから始まったアンダーグリーンでのピットでも、パワーが43LAPで入ったのに対し、46LAPまで粘り、トップをキープしたかったが・・・。

 

 今度はパワーが逆転。ピットサイクルが一巡した時点で、2.080秒の差をつけられてしまっている。

 

 これはスティント終盤でずっと前を走っていたカナーンをエリオが抜けず、42LAPにようやくパス。それも2人ともプッシュ・トゥ・パスを使い、かなりタイムをロスしたせいもある。

 

 エリオのピットでは、給油量が足りないとか、クルーの足を踏んでしまうとか、トラブルが続々。

 

 

 

 

 61LAP、モントーヤは、アレキサンダー・ロッシにパスされ、9位に後退。予選では良かったが、レースではかなり体力を削がれているか。

 

 64LAP、3位のディクソンと4位のニューガーデンがピットイン。このピット競争でミスは起きなかったが、ピットレーン出口でコナー・デイリーをパス。

 

 ニューガーデンはここでスピードペナルティ、GAORAブログによれば、「そのペナルティ消化中にスピード違反を犯して万事休す」だとか。

 

 2度のペナルティを立て続けに取られては、優勝争いから完全に脱落。65LAPにパワー、エリオは66LAPにピットに入ったものの、ここまでずっとレッドを使い続けていて、残っているのはブラックだけ。

 

 2位こそ守ったものの、ファイナル・スティントでブラックを使うというのは悪手。ここまでにパワーとの差を広げてセーフティリードを築きたかったが、作戦ミスだ。

 

 67LAP、グラハム・レイホールがピットインし、ピットサイクルが一巡。

 

 エリオは、5.142秒、ディクソンが5.411秒、ライアン・ハンターレイは6.769秒、シモン・パジェノーが13.314秒差で追っている。

 

 ピゴットがモントーヤをパスして9位に。その後ろには琢磨が迫っている。なるか、トップ10!

 

 69LAP、ディクソンがエリオをパスして2位に。が、パワーとは7.734秒の開きがあり、追い上げは厳しいか。

 

 73LAP、ハンターレイもエリオをパス。ブラックではもう戦えないか。その後ろには、チームメイトのパジェノーがいる。

 

 77LAP、後退したニューガーデンが琢磨をパスして11位。そして、パジェノーがエリオに迫る。81LAPにパジェノーにパスされ、5位にまで下がってしまう。

 

 そのままノーコーションでレースは終了。パワーが通算30勝目(チャンプカー時代の2勝を含む)、ディクソンは2位に入り、5戦すべてでトップ5入り(パジェノーも同様)。

 

 ハンターレイ、パジェノー、エリオ、20位スタートのレイホールは6位に食い込み、マックス・チルトン、ロッシ、ピゴット、モントーヤのトップ10。琢磨は12位だった。

 

 さすがにパワーも疲れた様子で、マシンの上に乗り、手を上げたものの、飛び降りはせず。

 

 リーダーは、パジェノーの191ポイント、ディクソンが10ポイント、ニューガーデンは39、エリオが42、パワーが46ポイント差。琢磨は94ポイントの開きはあるものの、10位に入っている。

 

 これでペンスキーは3連勝(ニューガーデン、パジェノー、パワー)、エリオは依然、3年間勝利がない。インディ500で、2001、2、9年に続く史上最多タイの4回目の戴冠なるか。

 

 28日(日)、24:00~の6時間中継。都合がつけば、是非LIVEで観たい。エリオ、琢磨、アロンソ、みな応援したい・・・と思いつつ、ホンダユーザーに勝ってほしいな、やっぱり。