2021年3月
兼題 「囀り」 「当季雑詠」
出題者 碧水

(コムクドリのオス)
外に出て耳をすますと
「ぴぃぽうぽぴぽぴぽ」「ぴぃぱっぱるんるんぴぃぽっぽ」「ちゅっちゅっちゅちゅうちゅちゅっちゅ」
「チッチッチ、ピッピッピ、チュッチュ、」「チッチ チュンチュン」
「ちぃぱっぱぱっぱちゅんちゅんちぃぱっぱ」などなど、
野鳥の囀りが聞こえてきます。
囀りや天地清らに拓けをり 泰山
「囀りの聞こえる素晴らしい朝です」
「天地をつなぐ天使のようです」
囀りや一瞬の間に犬の行く 泰山
「犬よ、どこへ行く」の鈴蘭にコメント面白いで賞
「囀りは小暗い森のシンフォニー 泰山」とのことで、
犬の散歩は、天地清らかな朝と小暗い森の夕方とで1日2回。
囀りの聞こえぬ都会春知らず 一桂
「春も季語だが」
「囀り聞こえぬ・・」で聞こえていないから「囀り」はなかったことにしましょう!?

(コムクドリのメス)
囀りに誘われ森の入り口へ ゆめ
「その後はどうなさいましたか。」
「この先はファンタジー」
春泥をたらふく食んだ下駄払う ゆめ
「転ばずに良く歩けました」
「大足の漢春泥の中来たる ゆめ」の漢(おとこ)は同一人物でしょうか?気になるところ・・
囀りや大津波より生かされて 素頓
「良くご無事でした。生かされた命の尊さ」
「津波立ち夢から逃げる春暁 素頓」石巻にお住いの素頓さんが詠む震災の句は胸にしみます。
東日本大震災から10年経った今もなお余震が続いています。
なにがなんでも命を守ってください。
囀りや光を散らす谷早瀬 素頓
「自粛を脱出して渓谷を歩こう」
◎2〇5、全員から得点ありで文句なしの最高得点句。

(ヒバリ)
促音の多き囀恋の歌 鳥閑
「促音、確かに。鋭い句です」
「声楽家か国語学者か」
桜貝戦国武将眠る島 鳥閑
「どこの島でしょうか」
「島左近か」
どこ?だれ?の質問攻めに、
「自由題句を詠むために歳時記をめくっていたら「桜貝」が目に入る。
鎌倉・由比ケ浜の「さくら貝の歌」の歌碑を思い出す。同浜に戦国時代
の兵士の骨が多数埋まっているとの俗説を連想させる原句は、
「桜貝戦国兵士眠る浜」だったが、別季語で前にも詠んだような気が
した事と雰囲気を盛り上げるために、提出句に修正。」とのご回答。
囀りや内緒話の母と乳子(ちご) 摩天
「お父さん又帰ってこないね。」
「ないしょのはなしはあのねのね」
掛軸の雛(ひいな)を飾る妻や古稀 摩天
「いいですね先祖伝来の掛軸」
「家内は娘が嫁いだ後も毎年のようにひな人形を飾っていましたが、
ひな壇を組み立てるのが億劫になったようです。
それで、代わりに雛の絵のある掛軸を飾るようになりました。」と、
奥さまのお祝いの仕方を詠まれたそうです。

(スズメ)
囀りて朝の寄り合い群雀 一兎
「議題は「カラスから雛を守る」」の鈴蘭にコメント想像力賞
「囀りとカラス一声夜明け時 泰山」「囀りに合いの手のごと鴉鳴く 鈴蘭」、
そしてウグイスも「囀りを探す竹藪ホーホケキョ 一兎」と加わり、
まぁーにぎやかな寄り合いになりました。
天空を囀り競ふ点と点 一兎
「点と点いいでね」
「夜空の点と点を結ぶと白鳥座」の鈴蘭に「コメントロマンチック賞」
囀りの中へケーブル動き出す 碧水
「小宅はフレッツ光とJCOMの2本」の鳥閑さんに「コメント大賞」
高得点句なのにケーブルコメントに話題をさらわれてしまいました。
囀りや祈り静かに修道女 碧水
「オペラ「タイス」の一幕のよう。涙を誘います」の摩天さんにコメントオペラ賞。
摩天さんの涙の訳は「「「オペラ・タイス」はマスネー作曲のオペラです。
「タイスの瞑想曲」はこのオペラの第2幕1場と2場の間で演奏される美しい間奏曲で、
皆さんも聴けばああこの曲か、とすぐに分かると想います。
このオペラは美貌の娼婦タイスと若い聖職者の物語です。
その聖職者は、荒れた生活をしているタイスを説得して修道院に導きます。
彼女は神に帰依し、懺悔の祈りの毎日です。そして心清らかな女性に変身しますが、
肉体的には病を得て命尽きる日も近い状態です。
一方聖職者は、タイスを忘れられなくなり、数年後、遠路修道院に出向き、切々と愛の
告白をします。タイスは幸せに神のもとに旅だつのですが、
その場面の二人のデュエットが感動的で、涙を誘います。」
囀りの枝揺れずして恋一途 鈴蘭
「視点がユニークです、見ていなかったとしても」
「枝も揺らさずに、心も揺れずの求愛を私は見た!」の鈴蘭にコメントデバカメ賞。
山目覚めをりごうごうと雪解川 鈴蘭
「7-5-5の破調が効いている」
「そりゃあ、うるさくてねておられませんよ」の素頓さんに「安眠妨害雪解川困った賞」

兼題 「囀り」 「当季雑詠」
出題者 碧水

(コムクドリのオス)
外に出て耳をすますと
「ぴぃぽうぽぴぽぴぽ」「ぴぃぱっぱるんるんぴぃぽっぽ」「ちゅっちゅっちゅちゅうちゅちゅっちゅ」
「チッチッチ、ピッピッピ、チュッチュ、」「チッチ チュンチュン」
「ちぃぱっぱぱっぱちゅんちゅんちぃぱっぱ」などなど、
野鳥の囀りが聞こえてきます。
囀りや天地清らに拓けをり 泰山
「囀りの聞こえる素晴らしい朝です」
「天地をつなぐ天使のようです」
囀りや一瞬の間に犬の行く 泰山
「犬よ、どこへ行く」の鈴蘭にコメント面白いで賞
「囀りは小暗い森のシンフォニー 泰山」とのことで、
犬の散歩は、天地清らかな朝と小暗い森の夕方とで1日2回。
囀りの聞こえぬ都会春知らず 一桂
「春も季語だが」
「囀り聞こえぬ・・」で聞こえていないから「囀り」はなかったことにしましょう!?

(コムクドリのメス)
囀りに誘われ森の入り口へ ゆめ
「その後はどうなさいましたか。」
「この先はファンタジー」
春泥をたらふく食んだ下駄払う ゆめ
「転ばずに良く歩けました」
「大足の漢春泥の中来たる ゆめ」の漢(おとこ)は同一人物でしょうか?気になるところ・・
囀りや大津波より生かされて 素頓
「良くご無事でした。生かされた命の尊さ」
「津波立ち夢から逃げる春暁 素頓」石巻にお住いの素頓さんが詠む震災の句は胸にしみます。
東日本大震災から10年経った今もなお余震が続いています。
なにがなんでも命を守ってください。
囀りや光を散らす谷早瀬 素頓
「自粛を脱出して渓谷を歩こう」
◎2〇5、全員から得点ありで文句なしの最高得点句。

(ヒバリ)
促音の多き囀恋の歌 鳥閑
「促音、確かに。鋭い句です」
「声楽家か国語学者か」
桜貝戦国武将眠る島 鳥閑
「どこの島でしょうか」
「島左近か」
どこ?だれ?の質問攻めに、
「自由題句を詠むために歳時記をめくっていたら「桜貝」が目に入る。
鎌倉・由比ケ浜の「さくら貝の歌」の歌碑を思い出す。同浜に戦国時代
の兵士の骨が多数埋まっているとの俗説を連想させる原句は、
「桜貝戦国兵士眠る浜」だったが、別季語で前にも詠んだような気が
した事と雰囲気を盛り上げるために、提出句に修正。」とのご回答。
囀りや内緒話の母と乳子(ちご) 摩天
「お父さん又帰ってこないね。」
「ないしょのはなしはあのねのね」
掛軸の雛(ひいな)を飾る妻や古稀 摩天
「いいですね先祖伝来の掛軸」
「家内は娘が嫁いだ後も毎年のようにひな人形を飾っていましたが、
ひな壇を組み立てるのが億劫になったようです。
それで、代わりに雛の絵のある掛軸を飾るようになりました。」と、
奥さまのお祝いの仕方を詠まれたそうです。

(スズメ)
囀りて朝の寄り合い群雀 一兎
「議題は「カラスから雛を守る」」の鈴蘭にコメント想像力賞
「囀りとカラス一声夜明け時 泰山」「囀りに合いの手のごと鴉鳴く 鈴蘭」、
そしてウグイスも「囀りを探す竹藪ホーホケキョ 一兎」と加わり、
まぁーにぎやかな寄り合いになりました。
天空を囀り競ふ点と点 一兎
「点と点いいでね」
「夜空の点と点を結ぶと白鳥座」の鈴蘭に「コメントロマンチック賞」
囀りの中へケーブル動き出す 碧水
「小宅はフレッツ光とJCOMの2本」の鳥閑さんに「コメント大賞」
高得点句なのにケーブルコメントに話題をさらわれてしまいました。
囀りや祈り静かに修道女 碧水
「オペラ「タイス」の一幕のよう。涙を誘います」の摩天さんにコメントオペラ賞。
摩天さんの涙の訳は「「「オペラ・タイス」はマスネー作曲のオペラです。
「タイスの瞑想曲」はこのオペラの第2幕1場と2場の間で演奏される美しい間奏曲で、
皆さんも聴けばああこの曲か、とすぐに分かると想います。
このオペラは美貌の娼婦タイスと若い聖職者の物語です。
その聖職者は、荒れた生活をしているタイスを説得して修道院に導きます。
彼女は神に帰依し、懺悔の祈りの毎日です。そして心清らかな女性に変身しますが、
肉体的には病を得て命尽きる日も近い状態です。
一方聖職者は、タイスを忘れられなくなり、数年後、遠路修道院に出向き、切々と愛の
告白をします。タイスは幸せに神のもとに旅だつのですが、
その場面の二人のデュエットが感動的で、涙を誘います。」
囀りの枝揺れずして恋一途 鈴蘭
「視点がユニークです、見ていなかったとしても」
「枝も揺らさずに、心も揺れずの求愛を私は見た!」の鈴蘭にコメントデバカメ賞。
山目覚めをりごうごうと雪解川 鈴蘭
「7-5-5の破調が効いている」
「そりゃあ、うるさくてねておられませんよ」の素頓さんに「安眠妨害雪解川困った賞」
