皆様方の積極的なご参加のお陰で
３９名、合計　１９５句の投句を頂きました。
参加者は次の通りです（順不同、敬称略）。

永田満徳、石川順一、姫、本田しどみ、野島正則
茂木ひさを、長谷川ひろし、寺嶋法子/杳杳、熊谷房子
慢鱚、江口秋子、青橙（たかはし）、祐（牧内登志雄）
中村秋穂、いわきりかつじ、今村とも子、とばやまちはる
小倉　正人、松原白士、佐竹康志（夜亜舎）、水越千里
塚本南海雄、森川雅美、山下明寿、荒一葉、浮游子
寒太郎（岩根泰彦）、桑本栄太郎、藤澤迪夫、貴田雄介
大津留　直、林宏尚(常住)、滿/杉山満、武藤隆司
古閑寛昭、亜仁子、ゐるす、辻井市郎（一路）、北野和良

選句は【特選１句、並選４句】をお願いします。

投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。

【選句の締切は１月１５日（月）ｐｍ１０時】までとします。

【以下全投句作品】

1   GPSルートをはずす恵方道
2   あと幾度見れるだらうか初御空
3   あの頃はテレビの上へ鏡餅
4   アルプスの決死のルート初御空
5   おづおづと犬と見上げる初御空
6   カーナビのルートにまよふ六日かな
7   ガンダムとザクの間の鏡餅
8   ゴールへのルート似てきし老の春
9   さんさんとあるがまま行く恵方道
10   鏡餅柔肌白き越後の娘（コ）

11   さんさんと加護を浴びをり初御空
12   さんさんと降る雨戦禍果てしなく
13   シナ海の風はおだやか大根干す
14   それぞれの街に子ら去り鏡餅
15   だるま初日の燦々と輝けり
16   つとめての雪の庭園水墨画
17   ふつふつとおどる米粒茹で大根
18   ティンパニの大きさの庭冬苺
19   はつそらや三角連絡法「無事」
20   避難所へルートを探る雪の能登

21   鏡餅割りて不揃ひ焼きにけり
22   鏡餅金の屏風を回さるる
23   鏡餅小さくなれども婆の意気
24   ばらばらと広ぐ経典鏡餅
25   ひび割れもめでたき印鏡餅
26   ぶらさげて腕より太き大根かな
27   フルートの巧みな運指冬銀河
28   ほろほろと崩るる砂糖の鏡餅
29   ぼろ市やフェイクダイヤはさんさんと
30   筑波嶺に雲ひとつなき初御空

31   初空や家族五人が打ち揃い
32   初空や商店街のアーケード
33   大根やオフショルダーの白き肌
34   大根や誰も自分に皮を剥く
35   大根をぬきし大穴大地の香
36   初空や千里向かふはウクライナ
37   まつさらな心となりて初御空
38   まづ出汁で顔あぶりをり煮大根
39   マンションの谷間に練馬大根畑
40   さんさんと陽ざしの庭に梅探る

41   ルート検索など要らず老の春
42   伊勢路へのルート検索旅始
43   一村にしては巨大の鏡餅
44   右折して大根転ぶ音したり
45   雲間より日のさんさんと初明かり
46   駅伝の号砲響く初御空
47   園庭に泣きべそかいた雪だるま
48   園庭の子らみな薄着春隣
49   花鋏はずむ小庭の小春かな
50   大根掘る穴に顔出すモグラ母子

51   我が庭の山河につづく淑気かな
52   割り切れぬ√2双六ふりだしに
53   寒月やルート２４６走る
54   完全に除外してゐて冬の庭
55   関東の土大根を育めり
56   漁火のかすかに揺るる初御空
57   鏡餅くだいて揚げて神何処
58   鏡餅テレビの前に供えあり
59   初空へ龍瞻望（せんばう）の息遣ひ　
60   初空やＪＡＬのマークを見送つて

61   初空やうだつの上がる旧商家
62   鏡餅わが家の幸の大きさよ
63   鏡餅回転ドアーの真つ正面
64   さんさんと初日の岬うしおの香
65   さんさんと朝日の中でひめ始
66   さんさんと日差しを受けて冬すみれ
67   鏡餅本をどかして埃拭き
68   鏡餅名のなき露地の祠にも
69   銀翼の果つるは青き初御空
70   空き地には素振りする子ら初御空

71   空爆も同じ地球や初御空
72   形良く妣の丸める鏡餅
73   穴施行供物を忍ばすルートート
74   堅実な登頂ルート初御空
75   古伊万里に女房面した煮大根
76   古都の路地小祠に小さき鏡餅
77   御鏡のすわりよろしく床の間に
78   御鏡の割るるや能登に続くなゐ
79   好きなだけ持つて行つてと土大根
80   校庭に凧もつ子らのいる三日

81   初御空峠途中の故郷かな
82   校庭を覆ふを待てず雪合戦
83   荒れてこそ亡父の庭の霜柱
84   荒川に入りて大根洗ひけり
85   懇ろに百寿を誓ふ鏡餅　
86   山茶花や庭の四隅を照らしたる
87   山眠る赤で書き込む難ルート
88   燦々と晒す白肌干大根
89   初空やキャンパスへ一筆の雲
90   初空やルートを変えてウォーキング

91   昼ウォーク大根一本貰ひけり
92   初空や雲の連なり峰めきぬ
93   燦燦と大根真似て古希に入る
94   四日はや庭に動かぬ洗濯機
95   持ち寄りて門徒有志の大根炊き
96   鹿嶋へのルートは長し初詣
97   七種や庭の草摘み刻みけり
98   手鏡に映れる君と初御空
99   首長くして日を仰ぐ畑大根
100   春近し庭の花の芽数えけり

101   初空に初志貫徹のキーワード
102   初空のやがて晴れたる初ライン
103   初空の遠くに映る阿蘇の山
104   鏡餅中華料理は円卓で
105   鏡餅福なだらかにすみずみに
106   鏡餅崩れしままのワンルーム
107   大根を抜けば地球が凹みさう
108   大根干す天照大神かな
109   初空の電線の鴉の孤独かな
110   初空の爆弾止めよガザの街

111   初空へ舞ひ上がりたし姫路城
112   初御空古希の願の多きこと
113   庭に入る鳩はのんびり冬木の芽
114   庭のある家に越したき三が日
115   庭のデッキチェア春を待つプランター
116   初御空光芒すでに野に溢れ
117   初東風やルートナンバー66
118   初不動お大師様のお庭にて
119   初富士を借景にして甲斐の庭
120   初夢やルート66走破せし

121   小流れで洗つてくれし土大根
122   昭和かな白磁の皿に大根絵
123   新妻の実家に持たす鏡餅
124   新年会ルートビールの時代来る
125   真青なる初空仰ぐ平和かな
126   人力車に任すルートや初社
127   刃のたたぬ鏡餅割る汁粉かな
128   水神へ近所それぞれ鏡餅
129   数へ日や一夜(ひとよ）一夜に人（ひと）見頃
130   青春の微笑む影や鏡餅

131   石庭の朱印の太さ淑気満つ
132   赤城山榛名山まで初御空
133   洗はれて鏡餅置くトラクター
134   掻き抱く赤子のごとく大根抜く
135   太大根カクテキ作ると吾娘下げ来
136   太陽のさんさん光る寒日和
137   待合で独り飲む白湯冬の庭
138   大なゐにルート寸断能登年始
139   大阿蘇を登るルートや初日影
140   大根にも首という部のありにけり

141   大根に出汁を吸わせて出汁食ふ子
142   大根のすれば母の小言めき
143   初空や多くの雲の反射する
144   初空や二時間の旅して実家
145   初空や旅の終わりの家族写真
146   大根の甘さましをり寒に入る
147   大根の生産者の名が明記され
148   大根の洗ひ場となる橋の下
149   初空や鴉かもめの飛び交へり
150   初空を報道ヘリのあたふたと

151   初御空遠くの峰に人の影
152   大根の葉つぱ炒めが好物で
153   大根の葉の青々と朝の市
154   大根を昆布と煮たるのみにして
155   辰ふるや能登の大なゐ冬ざるる
156   誰にでも庭は開かれ実千両
157   探梅やルートはずれて獣道
158   中吉を背伸びて結ぶ初御空
159   注連飾りならぶルートや婆散歩
160   注連縄の門を潜れば里の庭

161   坪庭の隅に侘助開きにけり
162   釣銭のお札を終ひ大根買ふ
163   庭に井で姪と羽子板いかず小母
164   庭に咲く幸多かれと福寿草
165   庭に置く蜜柑お節と雀たち
166   庭園を真下に望む初日の出
167   庭球のコート一面朝の霜
168   庭仕事しばしのオフや実千両
169   庭先の孫へと残す早生蜜柑
170   泥つきの大根包む新聞紙

171   冬の滝鳥のルートの木の迷路
172   東雲のうすき明かりや初御空
173   陶龍の視線の先や鏡餅
174   道場の青き畳や鏡餅
175   二股と分かる大根立ちてをり
176   日の暮るる庭の涸れ井戸寒雀
177   尿の音小さくなりぬ鏡餅
178   年明けや人道ルート閉ざされて
179   年立つに能登地潸潸なゐふるふ
180   敗者へのエールさんさん初茜

181   半世紀狭庭に君臨冬の薔薇
182   百年の学びの庭や枯欅
183   不夜城の山襞清し初御空
184   風花の四回転や庭狭し　
185   復旧の阿蘇の楼門初御空
186   母なりし姉の度胸や鏡餅
187   本尊の開ききらきら鏡餅
188   本尊の前に鎮座す鏡餅
189   無住寺の庭に群れたる雪中花
190   婿殿の里から届く鏡餅

191   目薬に初空の青凪の湖
192   踊る大根駅伝を盛上げる　
193   暦ならさんさんごごの私大
194   橙の尻落着かぬ鏡餅
195   贅沢と子ども心に大根飯

（作品は以上）
選句は【特選１句、並選４句】をお願いします。

（「番号のみ」記入ですと、誤って上下の番号と間違われる方がおられたので、選ばれた句は【番号と句の冒頭と合わせてお書き頂き】間違いを防ぎたいと思います。
また今回は上五「さんさん」「鏡餅」「初空」「大根」「庭」などの句がたくさんあるので中七までお書き下さい。）

記入例に従い、特選、並選のそれぞれを番号で、選者名（俳号または名前）と合わせてお書き下さい。（結果発表時は俳号を優先します）
また【特選句には簡単な鑑賞文】をお書き下さい。

若しも番号と句の冒頭とが不一致の場合は、句の冒頭を優先して解釈します。
また全部の選句をまとめて１回でコメント投稿して下さい。

句に兼題が入っているか否かの判断は選者にお任せします。
兼題が入っていないと思われた句は取らないようにお願いします。

選句の投稿はこのページの「コメントする」欄からお願いします。
（投票は一回のみ、変更は出来ません）

投稿が成功すると次のポップアップが出ます。

なお皆さんの選句投稿は、管理者にのみ見える設定としていますので、コメント欄には反映されません。

投句に参加された方は必ず互選をお願いします。
なお、未投句の方の選句のみも歓迎いたします。

【選句の締切は１月１５日（月）ｐｍ１０時】までとします。

（また「コメントする」投稿が上手く行かない場合、また、句の転写ミスなどがありましたら、北野和良宛にメッセンジャーでお知らせ下さい。
宜しくお願いします。

◆ ２０２４年１月（第７８回） ネット句会 互選をお願いします。

◆　２０２４年１月（第７８回）　ネット句会　互選をお願いします。