第76期名人就位式に参加してきました。
前夜祭にも行ったことないし就位式も初めての経験!
ヘアセットをお願いした美容師さん
「これから二次会とかですか?(^ ^)」
わたし
「((将棋界における8大タイトルのなかで最も歴史が古くピラミッド形式の頂点であらせる名人位を見事に防衛そして3連覇された佐藤天彦先生をお祝いする))・・・パーティー的なものに行きます(^ ^)」
史上初の6者プレーオフを勝ち抜いた、あの羽生善治先生。国民栄誉賞受賞、永世七冠を獲得された将棋界の神様。しかもタイトル獲得100期をかけた名人戦ということで。
「羽生さんへの応援が大多数になるのは自然だが、それでも自分を応援する人がいることが支えになり、アウェー感や寂しさを感じず、いつも通り指せた」と語ってらした天彦先生。
今回の名人戦、実はひそかに現地の大盤解説会2か所に足を運びまして。(…現場が好きなんです)第3局の興福寺と第5局の万松寺。
そこで羽生先生応援ムードの空気は肌で感じました。痛いほど。。
計り知れないプレッシャーのなか卑屈になることもなく、「やりがいがある。人生でそういう出来事は多ければ多いほど面白い」と逆境さえ楽しんでいるような。ありのままを受け入れたうえであくまでも自然体に。
最高の相手と最高に美しい作品(棋譜)を創り上げる。そのうえ結果も残すなんて。。
それって、、
それって本当にほんっとうにすごいこと。
よく思うけど、"何事も楽しめる人"っていちばん強いし恐ろしくないですか。
以前にも書きましたが、
佐藤天彦名人は将棋がものすごく強いのはもちろんのことファッションやクラシックが趣味で「貴族」という愛称で親しまれています。
今回の名人戦でも毎局いろんな和服を着こなしてらっしゃいましたね。
おなじみのアザラシ柄やワインレッドや紫グラデーションの羽織、一見は白や黒でもすごく凝った生地だったり。
初登場した虹色?紫陽花カラー?の長着とても好きです。そして話題になった最終局でのお色直し(笑)。最初着てたものが暑かったそうで。
その日仕事で合間に中継見たら途中で和服が変わってて「あれ??」ってなったw
随所にこだわりや美学、遊び心が感じられます。
私には将棋の内容はそこまで分かりませんが、序盤から揺るぎない安定感のある落ち着いた指し回し、ここぞという所での鋭い勝負手。しっかり最後まで勝ち切る力。名人vs竜王、これぞ最高峰という闘いを見せていただき痺れました。
貴族の就位式…(脳内イメージは中世ヨーロッパの戴冠式)
私なんぞが行ってよいものなのか…思いっきり場違いではないのか…と恐る恐るホテル椿山荘へ。
高級感漂う広々としたロビー、これは座っていいの?と思うぐらい高価であろうアンティークの椅子やインテリア装飾。。
速攻でトイレに逃げ込む私。
逃げ込んだトイレもゴージャスだった…笑
私はしがない低収入OLなんです…
とんでもない所に来てしまったのでは…???
化粧直ししてちょっと落ち着こう。
今回の目的は何だ?
私は何をしに来たんだ?
…名人に直接おめでとうございますを言うためだ。
ここにも応援してる者がおりますよ、これからも応援しておりますよ、と伝えるためだ。よし。
深呼吸をして会場のホールへ向かいます(大げさw)
そこらじゅうに棋士の方々が普通にいらっしゃる。。ひいい
受付に並んでると紋付袴姿の天彦先生が颯爽と目の前を通りすぎて行かれました。
イベントなどで拝見したことはありますがこんなに距離が近いのは初めて。
(わああ…天彦先生だーーー)ドキドキドキ
受付を済ませ会場内へ。
ファンや関係者370人。すごい熱気!
さすがの女性ファンの多さです。
慣れない煌びやかな空間にひとり怯えていたら同じくお一人でいらしてた女性の方が声を掛けてくださって助かりました(;▽;)←自分からいけないひと
荘厳なクラシックが鳴り響くなか名人ご入場。これは貴族だから?普通こういうものなの?
あらためまして、名人位防衛そして3連覇おめでとうございます!!
主催代表や佐藤会長、第5局開催地の万松寺ご住職の挨拶。花束、目録、記念品贈呈。
記念品は駒の材料となる御蔵島産のツゲの木地。
両親に買ってもらった駒を愛用してるが研究用に新しい駒がほしいとのご希望で。
職人さんに仕上げてもらうそうで、完成品をぜひ見てみたいです。
そして天彦先生のスピーチ。
素晴らしかった…(;_;)うわん
式典が終わり、祝賀会タイム。
長蛇の列に並び天彦先生とのツーショット撮影です。
緊張しすぎて挙動不審になりながらもなんとかお伝えしたかったことはお伝えしてきた。
近すぎて倒れるかと思った。。ふんわり優しい笑顔でした。。。
お声掛けくださった方がご一緒してくれたお陰で棋士先生の方々とも撮影できました。高見先生に叡王おめでとうございますもお伝えできたし握手まで。
皆さま気さくで神対応…!
立食パーティー形式でしたが、食べるヒマもなく(笑)胸がいっぱいでお腹も空かないぜ!
帰りは名人自らお土産(記念扇子と記念切手)を一人一人手渡し。こんなに幸せでよいのでしょうか。
長時間、来賓の方々へのご挨拶やファン対応で大変なのにずっと笑顔で丁寧に接してくださり感動しきり。地位と名誉を手にしてなお、奢ることなくごく自然体。素敵だなあ
名人の優しく気さくなお人柄があらわれたようなそんな温かな就位式でした。
ゆう‐び【優美】
[名・形動]美的範疇のひとつ。
上品で美しいこと。しとやかで美しいこと。また、そのさま。
天彦先生にぴったりの言葉ですね。