この旅で僕の持ってた荷物はだいたい7kgぐらいやった。
他の旅人の平均の半分以下やと思う。

それでもいらない物は常になにかしらカバンに入ってた。
もっと減らせれた。


たったそれだけの物で十分やった。
不便を感じたこともなかった。
何か新しいものを。と思った事もほぼなかった。

今持ってるものだけで、やっていくってのが当たり前になってた。
なけりゃ買う。ってゆう日本におった時の感覚はなくなっていった。


なくて当たり前。
ないのが日常。
物のない世界が当たり前になっていった。


実は生きていく上で必要な物ってほとんどないって事に気づかされた。


もともと物欲は、ない方やった。
それでも今考えてみると、不必要なものに囲まれて生きてた。
物質的なものだけじゃなくて。


旅に出て、いらないものをどんどん捨てて行った。
だんだん身軽にスリムにシンプルになっていった。


異常なまでの物質社会。
過剰なまでの消費社会。
物がある事が当たり前やった。
平和である事が当たり前やった。
情報飛び交う世界が当たり前やった。

そんな中で当たり前に生きてた。


一歩踏み出して外に出てみたら、それは当たり前の事じゃなかった。



僕の知ってた常識は非常識やった。


色んな物を持ちすぎると、無意識のうちにそれを守ろうとする。
欲が出て、もっともっととなっていく。

逆に不必要なものを捨ててくと、だんだん楽になっていく。



途上国の国の人の方が、よっぽどシンプルに頑張(がんば)って生きていた。
というより顔晴(がんば)って生きていた。


そんな風に生きていきたい。






 ここまで旅してきて、何回同じ質問をされたかわからへん。
会う人会う人同じ質問をしてきてくれる。

やっぱ気になるところは一緒やねんなぁ・・・





Q「今までで一番良かった所どこ??」




A「大阪 門真。。。」

やっぱ地元が一番!!

そういやアフリカのジンバブエって国に偶然「カドマ」って村があって、用もないのに、5時間かけて
カドマの親善大使やーー!!国交正常化や!」ゆーて意気込んで行ったりしたぐらい。
まぁ結局人いなさすぎて30分で撤退したけど。。。







Q「逆に最悪やった所はどこ??」



A「エチオピアのコンソとかゆー村」


村人全員うっとしかった。あまりに腹たって、石投げてきたガキにおもっくそ一本背負い、くらわしてもうた。







Q「危ない目に遭わんかった??」


A「まぁちょこちょこあってます。」

天井の隠し進入口から夜中進入されかけたり・・・
トルコでマフィアに金まきあげられたり・・・
あれは怖かった・・・。






Q「体壊したりせんかった??」


A「しまくり!!食中毒3回。血便3回。発熱4回。ヒザ痛1回。高山病2回。その他もろもろ。」
 
あっあとウンコ2回もらした・・・







っとまぁ他にも色々きかれるんですが、もうすぐ日本帰るんで、そん時にでも時間あれば飲みに行きましょう。

しばらく酒絶ってたんで、あんまのまれへんなってるやろうけど・・・




 去年の9月末に仕事を辞め、10月頭にインドへ向かった。
11月日本で準備して、12月再び日本を離れた。

それから、ぼろぼろバスに乗って
自転車に乗って
乗り合いバスに乗って
チャリタクに乗って、
調子に乗って。

バイクに乗って
馬に乗って
小船に乗って
タクシーに乗って
調子に乗って。

ジープに乗って
らくだに乗って
手漕ぎ船に乗って
人の背中に乗って
調子に乗って。

ロバに乗って
電車に乗って
リャマに乗って
トラックに乗って
調子に乗って。

荷台に乗って
かごに乗って
帆船に乗って
貨物に乗って
口車に乗って


まだまだ色んな物に乗ってきた。








そして



インド出発から数えてちょうど365日目。






アメリカ・ロサンゼルスに到着しました。
(到着して一週間ほどたってますが・・・)




おそらくここが最終目的地になると思います。




まずは報告まで!!



 お金を下ろそうと、いつものごとくATMに。


あれ・・・

動かんぞ・・・


あわてて他のATMを周る


あれ・・・

やっぱり動かん・・・


何個周っても同じ!!




まぁたカード止まりやがった!!!



カード動かん=一文無し 




あせってかけずりまわって日本に電話して調べてもらった!!

ちなみに熱39度ぐらいあった・・・まじでフラフラ・・・

どないなっとんねん!!



調べてもらったその結果・・・




やられてました・・・。



スキミングッ!!!!!!!(注1)


口座の金不正に全額下ろされてました・・・。

口座一文無し・・・。



って事は俺も一文無し・・・。



10日ぐらい前にATMで金下ろした時にやられたみたい・・・。


金おろしたん銀行併設のATMやで!!

銀行信用できんかったら、どこ信用できんねん!!!!!


ってそんなんゆーてる場合ちゃう・・・。

キャッシング不可能って事は金GETできへんやん・・・。

宿代も飯代もなにもかも払われへんやん・・・

ってか日本かえれんのか!!!???



不幸中の幸いは、キャッシングで金下ろす事はもう不可能やねんけど、クレジットカードでは10万円の枠が不正にに使われずに残ってた!!



でもいつ使われるかわからん・・・



って事できゅうきょ今日、クレジットカードでアメリカ行きの飛行機のチケットとってきました!!!

っと同時にカード止めました!!

もう戻れません!!

ここにおっても少なからず宿代とかかかる・・・


アメリカいけば仲間達が泊めてくれる。

不便も多少なくなる。

日本と連絡取れやすい!!



って事で心優しい日本人が100ドル貸してきれたので、

それで、宿代とか出国税とか、空港までの足代とか払って、

きゅうきょ明日飛びます!!!ロス行きます!!

ほぼ一文無しでアメリカ上陸します。



アメリカ在住のみんな、一文無しでの上陸です。。。

養ってください・・・

職でも紹介して下さい・・・。



明日会いにいきます。






注1 スキミングとは・・・

   スキミングとはATM等に仕掛けをして、不正にカードの情報を読み取り、その情報をもとに不正に口座から現金を引き出したり、

   クレジットを使って引き出すファンキーかつホットな行為。。。

   多分なんとか保護法とかゆうやつで身に覚えのない口座不正引き出しは、現金返ってくると思う。

   多分やけど・・・。









 南米はどこの街に行っても、中心にでかい広場がある。

日曜日ともなれば、めっちゃ多くの人が集まってくる。



そんな日曜の広場が好きだ。




たこあげするオッサン。


なぜか水着の姉ちゃん。


野菜売りの先住民。


盲目のギター弾き。


右手を差し出すホームレス。


公園横のお洒落カフェでコーヒー飲んでるスーツの人。


芝生に腹出して寝そべってるデブのおばはん。


口論してるオッサン。


永遠キスしてるカップル。


それをうらやましそうに見ながら口論してるオッサン。


カメラ片手に写真とりまくる欧米ツアー客。


みやげ物やで働く5歳の子。


物売りする子供。


教会(ミサ)に通うキリシタン。


人を集めるストリートパフォーマー。


口論が終わって握手してるおっさん。


物乞い。


バレー本気でやる50代のおっさん達。


それを楽しそうに見る50代の大量のおっさん達





ほんまに色んな人がおる。

ほとんどの人らが、好きなことを好きなように、他の目を気にせずやってるように見える。



南米を旅してて思うことは、

こっちの人らは 『個』 を主張する。


『集団』を重要視する日本とは対極にあるんちゃうかなぁ



どっちが良くてどっちが間違ってるってわけじゃないと思う。

大事なんはバランスちゃうかなぁ。



『個』を主張することによって『個性』が生まれる。

バラエティに富んだ集団ができる。


逆に『集団』を重んじる事によって『協調性』が生まれる。

他人に気を使える。周りを思いやれる人が増える。



おもろい事に外へでると、日本の事が中におるより、深く見える。

良い所も、変えていった事がええんちゃうかって思う所も含めて。


そしてもちろん海外や外人から学ぶ所も多くある。




そんな旅ももうすぐ終了。





こっからアメリカに飛びます。

アメリカでやること終えたら日本帰ります。



アメリカのみんなPICK UPおねがいします。







カメラ・・・














すられました・・・










南米の写真ほぼ全部失いました。。。


ウユニもマチュピチュも山も海も景色もあんま物やこんな事も。

おさめてた写真消えました。





やる気なくしました。。。






しゃあないか。。。






帰国までもうちょいやったのに・・・






しゃあないか・・・






過ぎたことはしゃあない!!

そうなる運命やってんやわ多分。

まっええわ!!




写真より大事なもんもろたし!!



CDーRに少しでも過去の分やいてただけでもラッキーや思ったらええわ!!



ラッキーラッキー!!





あの~それとみなさん・・・俺が写ってなくてもええんで、南米の写真下さい。

ポルファボーール!!


 長寿の村エクアドルはビルカバンバ。

100歳越えた、おじぃ、おばぁ達がいっぱい住む、めっちゃいな~かな村。

こんなへんぴな村でもまた、ええ出会いがあった。




これまで毎日のように新しい出会いがあって、色んな経験をして、新しいもの見て、色んな物に興味をもった。



そしてそれら全ての事が、ここへ来て一つにつながってきた。

自分でもびっくりするぐらいに!!



今までバラバラやったパズルのピースが一つのピースを当てはめたとたんに、

一気に絵になっていくような、ちょうどそんな感じ!!



全ては偶然ではなく必然。

今までの出会いも、経験も。

興味をもった事も、全部。


全てはつながってた!!


この旅に出たことすら必然。

出るべくして出たと思う。

導かれるかのように!



全ての結果は、なるべくしてなった結果。

全てをあるがままに受け入れる事。



そして、出会った全ての人。

人だけでなく、物に対しても、自然に対しても感謝気持ちをもった。



旅のゴールもうっすらみえてきた。


さぁラストスパート!!


  








ここさいきん、ぜんぜんねれません。。。


1しゅうかんほどまえから、虫にやられまくってます。


ダニやらノミやら蚊などに、やられつづけて,やられ続けて気がつけば
全身で200個所以上。。。
脚首だけで40個所以上。。。



かゆーてかゆーて寝れません。



全身がぱんぱんにはれてます。ひと回りでかなった気分です。。



やられたところが熱もって,発熱しだしたり
やられたところが膿んでもうて,痛くて歩けんかったり
ってゆう状況です。



1本まるまるあった``むひ´´も、あっという間になくなりました。

新しく買ったかゆみどめも、ものすごい勢いでなくなっていっとります。




昨日せっかく寝付いたのに、 バカイスラエル人4人組がいきなり夜中に
俺へやの前で音楽ガンガンにかけはじめて大騒ぎ。



虫以上にうざかった。。。




もうしばしかゆみとイスラエルに悩まされる日々が続きそうです。

降り注ぐ太陽.
白い砂浜.
トップレスの外人.
ロードサイドのヤシの実.

シーフードレストラン.


ついに夏到来!!!!


クスコからバスで23時間で首都リマへ。
リマからさらに10時間でトルヒーヨへ.

そっからさらに10時間でここにつきました。

寒い寒い冬から一気に夏が来ました!!


寝袋失ってから寒くて寝れない夜続いてたけど、海パンでの生活に変わりました!

ここはエクアドル国境にほど近いビーチリゾート!!

歩いて15分でいけるほどのほんの小さな街にホテルやらレストランが軒を連ねております.

白人にとってはサーフィンでそこそこ有名な場所らしく、ちょこちょこ外人おるけど,ガイドブックにのってないからアジア人は全くいません。


地元の子供たちが海ではっちゃけてます.
地元のおっさんが昼からビール飲んでます。
サーファーが白人の姉ちゃんナンパしてます。


むっさデブの地元のおばはんがビキニで飛び込んでます。
尋常じゃないぐらいの水しぶきがたってます。


めっちゃデブのラテンのおばはんが波うち際でねころんでます。
もはや打ち上げられたクジラにしか見えません。



そんな街で、俺はというと、


海沿いでBIGEN聞いてます。
地元のセニョール(おっさん)とギターひいてます。
地元のセニョーラ(おばはん)と身振り手振りで会話してます。
地元の若者にブレイクダンス教えてもらってます。
日焼けしてます。
もの思いにふけってます。



明日エクアドルに行きます。



 南米の一番の見所は??


って聞かれたら、一位にあがってくるのはマチュピチュとかゆうインカの大遺跡らしい。


でも俺遺跡には興味ございません。




でも大陸を越えて南米まできといて・・・

南米も7カ国を経てペルーにまできといて・・・

ペルーも何都市かを経てインカの首都クスコにまできといて・・・

行かんってのもなぁ・・・

とかなんとか考えて、めんどくさいけど一応出発しました。



バスを乗り継いで、途中の村で一泊して、

最後は永遠に線路の上を歩き続けて、疲れ果てた頃・・・

ついにマチュピチュのふもと、マチュピチュ村に到ーーー着!!



観光客で溢れ返ったこの村は、日本の温泉街そっくり。

この観光客達の目的はもちろんマチュピチュ。



ここまで来てもやっぱり興味がもてん・・・


「やっぱやーーーめた!!!」


って事でここまできといて行くの辞めました!!



雨の影響とかで何泊かして、再び線路上を永遠歩き続けて帰ってきました・・・

あぁ疲れた・・・



アホやアホや言われまくってます・・・

もうなんとでもゆーて下さい・・・



PS 一応マチュピチュの横の山〔無料!しかも絶景!!〕登った時、山頂からマチュピチュとかゆう遺跡見ました。