ジェフリー・バトル選手の突然の引退について、カナダのチームメイトたちに取材した記事を見つけました。こちら→ http://www.canada.com/vancouversun/news/sports/story.html?id=64a39e38-86fc-463b-a680-03209e180f1c
今日はこちらの記事を、日本語書き取りしてみたいと思います。
灰原の乏しい英語力では、機械翻訳の力を借りても、適切な日本語にはなかなかできないと思いますが、できるだけ頑張ってみます。もし、間違いなど、おわかりになりましたらご指摘いただけるとうれしいです。
それでは、本文にお進みください。
【The VANCOUVER SUN:バトル選手はハートの声を聴いた】
カナダのフィギュアスケート界が、突然の引退報道に激震した24時間後、ジェフリー・バトル選手は、バンクーバー・パシフィックコロシアム(灰原:バンクーバー五輪のフィギュアスケート会場として予定されているリンクです。今季四大陸もここで開かれます)に出向き、自身が『元・選手』となったことを認めました。
「すこし変な感じですね」と、バトル選手はいいます。「ここにいると、ウォーミングアップかなんか、やらなければならない気分になる」
トロントで水曜日に引退発表をしなかったなせば、木曜日の今日、バトル選手はナショナルチームトレーニングキャンプの一環として、パシフィックコロシアムのリンクに立っていたことでしょう。過去、3年間のあいだ、スケートカナダは、オリンピック代表となった選手が会場により近しいイメージを持つ助けとなるように、バンクーバーで合宿を行ってきました。
水曜日まで、スケートカナダは、議論の余地もなく名実ともにカナダスケート界の第一人者であるバトル選手の、合宿参加を予定していました。けれど、バトル選手は、見学者としてバンクーバーに姿をあらわしました。
オンタリオ出身の26歳は、彼の将来にわたる決定について、こう言いました。
「自分の肩から、プレッシャーが取り除かれた感じはあります。今年のトレーニングが充分にできなかったから、引退する、というわけではありません。氷の上で今年、僕は素晴らしい夏を過ごせた。だから、まさにいま、僕は自分自身のハートの声を聞かなければなりませんでした」
ほぼ20年、バトル選手を指導してきたオンタリオのリー・バーケルコーチは、愛弟子が引退を、少なくとも考慮していることに、気が付いていました。
「我々は、彼がスウェーデンでチャンピオンタイトルを獲得したあとと、それから、今年の夏のトレーニングに入る以前に、引退について少し話しました」と、バーケル氏は語ります。「彼はいままで、つぎのシーズンを全力で目指していました。そして、先週のある日、ふと、氷から離れました。それでなにかのスイッチが入ったように、決断がやってきました」
バトル選手の決定は、チームメイトであるナショナルメンバーたちにとっても、寝耳に水の話でした。
「こんどのこと、僕は、ほんのちょっとは予感していたと思います」と、クリストファー・メイビー選手はコメントしました。彼は、過去数シーズンにわたり、バリーのリンクでバトル選手と並んでトレーニングを受けてきています。「でもやっぱり、すごく驚きました。僕らの新しいシーズンは、ジェフを失って、つらいものになると思います。でも、世のアスリートというものは、親しい先輩の引退を見送ったあと、こんどは自分がトップを目指さなければなりません」
エドモントンのショーン・ソーヤーはこう言います。
「ジェフは、みんなの、素晴らしい人生のお手本でした。僕が尊敬するのは、彼が、彼自身の決断で歩み去ったということです。故障したからではありません。彼は前進したんです」
カナダが2010年までに、オリンピックメダル射程内の選手をふたたび育成できるかどうかという重要な問題もあります。バトル選手は非常に優秀なスケーターですが、クワドを手に入れられないままでは、彼をおいても新採点システムにおいては表彰台確実とはいえない状況でした。ただ、カナダスケート界は、他のカテゴリーにも増して男子シングルに伝統を持っています。選手層も厚く、トレーニング方法も進化しています。
おそらく、バトル選手のあとを継ぎ、カナダのトップを担うのは、現在17歳のパトリック・チャン選手でしょう。彼は昨シーズン、バトル選手を退けてカナダチャンピオンとなり、世界選手権初出場をはたしたイエテボリでは9位に入っています。チャン選手の同世代には、昨年のカナダナショナル6位に入った、2つのクワドを持つ18歳、ケヴィン・レイノルズ選手の存在もあります。ショーン・ソーヤー選手、ヴォーン・チッパー選手、クリストファー・メイビー選手は、国際大会の経験があります。
「バトル選手の引退で、いままで以上のプレッシャーがかかったように、僕は感じていません」と、チャン選手は言います。「ジェフは僕の導き手であり、モチベーションの源でもありました。けれど、彼が引退しても、僕の目標は変わりません。グランプリファイナルに進出すること。カナダのタイトルを防衛すること」
クリストファー・メイビー選手は言います。
「ジェフはチームから外れます。でも、僕らのナショナルチームは非常に強力です。世界トップ10に入れる実力の持ち主も何人かいるし、僕は、カナダ男子シングルには、オリンピック3枠出場して、3人ともが素晴らしい得点を獲得するチャンスがあると考えています」
はい、ここまでです。お疲れさまでした。
個性派ぞろいのカナダナショナルチームの面々。大会ごとのパーティや、キャンプなどの写真では、仲のよさそうなところを見せてくれていましたよね。
バトル選手の引退には、それぞれが思うところがあるようすで、とくに、同門の後輩で年齢も近いクリス・メイビー選手のコメントは、バトル選手の引退に寂しさを感じながらも「これからは自分たちがしっかりしなくては」という気持ちが感じられ、心に残ります。
最高の演技をして、練習も順調にすすんでいた、いまだからこそ、真実の心の声を聴かなければいけない、というふうに考えた。バトル選手は、つくづく聡明というか、ほんとに賢い人ですね。
その賢さが、恨みに思えなくもないけど……でもやっぱり、尊敬します。
さて、次代のリーダーと目されているパトリック・チャン選手。彼は、おじいさんおばあさん先生に習っているせいか、演技は非常に大人びて見えるのですが、いままでのコメントなどを見ても、素顔はふつうに17歳ぽいっていうか、年相応な感じなんですよね。そこが魅力なんですけど。
バトル選手引退をうけて、プレッシャーは感じていない、と本人は語っていますが、試合になったら、また違う感じもやっぱりあると思います。17歳の彼が、いままで立ったことのない立場だと思いますし。
彼が今季なにを感じ、どう成長するか、というのも、バンクーバー五輪をにらんで、注目されるところだと思います。
高橋大輔選手や、ステファン・ランビエール選手、ブライアン・ジュベール選手といった、他国のトップスケーターたちのコメントも知りたいですね。そのうちicenetworkあたりに出るでしょうか……。
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