さて、周回遅れもはなはだしいながら、イエテボリワールド、男子フリーの感想、のんびりいってみたいと思います。
当日は、テレビが生中継だったんですよね! かなりたくさんの選手が放映されたのですが、ばか者の灰原は、テープの残量を間違えて録画に失敗してしまい、最終グループの画像がほとんど手元に残っていません。
泣いていたら、友達がビデオを貸してくれました。持つべきものは友だな!
今日は、第3滑走グループから、ピックアップして感想など書いてみますね。
●ケヴィン・バンデルペレン選手(ベルギー)
あ、金ぴかのロレンス衣装じゃないんだー。「EXIT」と背中に書いてある、懐かしいおもしろ衣装で登場です。「エピソード2」。
いったいなにから脱出したいんだ…。SPの人体模型衣装といい、ケヴィンの衣装は不思議です。
得意の4回転を今回は封印。故障してるんですよね。なぜかここんとこ毎年世界選手権の時期になると故障してしまうケヴィンなのですが、今回の故障はわりと深刻。手術の予定があるそうです。手術後、競技に戻ってきてくれるのかなあ。年齢的にそろそろ微妙ゾーンにさしかかってるとは思うのですが、ここまできたらバンクーバーまで頑張って欲しいと切に願います。
素晴らしく高い3A、流れのあるダイナミックな3+3+3、と、得意のジャンプで見所を作ってくれたケヴィン。ストレートラインステップはわりと頑張ったなと思ったのですが、コンボスピンとサーキュラーステップでは、ちょっと雑さが出てレベル1という、らしいところも見せてくれました(わはは)。いやもう、スピンも完璧、ステップも完璧なんてケヴィンじゃないですから!
世界選手権5位以内がベルギースケ連の援助継続の条件だったと聞いているのですが、6位。微妙です。しかし、フリーだけなら3位! このあたりのことを、ぜひとも汲んでいただきたいものです。
KVDPらしい、楽しい演技でした。6位入賞おめでとう!
●小塚崇彦選手(日本)
SPではヒトケタ台に食い込んできた小塚崇彦選手。緊張しないわけがない。冒頭の3Lz+3Tコンボのセカンドがシングルになってしまいました。ああ、頑張って!
しかし、直後で落ち着きを取り戻し、3A+3Tにクリーンに成功! そのあと3Aも成功させて、明らかに表情が明るくなりましたよね。サーキュラーステップはいままでより上体の表現力も増していて、とても良かったと思います。
中盤のジャンプでも転倒して、ディダクション2。小塚選手もまだシニア2年目ということで、身体的にも成長期。これからスタミナがついてくるはずですので、来季は後半にジャンプコンボとかも入るでしょうし、得点の上積みが見込めるんじゃないかな。楽しみです。
やはりスケーティングの美しさ、速さが目を引きますね! いままで苦しんできたステップの評価ですが、今回の世界選手権で、FS、SPともにレベル3でそろえてこられて、ほんとうによかった。今後に繋がると思います。
200点越えで総合8位入賞! 大健闘です。日本男子の3枠を死守しました。頑張りました。おつかれさまでした!
●ステファン・キャリエール選手(アメリカ)
昨季ジュニア世界チャンピオンのキャリエール選手。シニアにあがって1年目で世界選手権派遣、順調な競技歴。練習地のボストンでは、エミリー・ヒューズ大統領とリンクメイトです。エミリーから、あの、やみくもに自信みなぎってる雰囲気を伝授してもらうといいのではなかろうか。
冒頭の3Aコンボのセカンドはダブルに。そのあとの3連コンボは、3T+2T+2Tと、男子にしては簡単な構成です。しかし、跳ぶごとに手をあげたりして、加点をもとめる工夫がなされています。スピンも丁寧にレベルをとっています。
ステップは、ストレートもサーキュラーもともにレベル3。すっごく頑張って滑ってるなというのはよくわかったんですけど、だけど、キャリエール君にしては、スケートに伸びがなかったなあ。小塚崇彦選手とパトリック・チャン選手という、滑りに定評ある選手の演技とひとつながりで見たので、ちょっとスケートが荒い印象になったのかもしれない。キャリエール君にしたら、不利な滑走順だったかもしれませんね。
中盤の3Lzで転倒し、点数を補正しようとしたのか、オーラスの3Sに2Tをつけました。これが、ザヤックルールにひっかかってコンビネーションごと点数が無効化しちゃったんですね。これがなければ、小塚選手より上にいけたかもしれない。
アメリカ男子といえば、エヴァン・ライサチェック選手とジョニー・ウィアー選手という、傑出したふたりのライバル関係が話題になり、第3の男とは正直実力差があるなあ、というのがいままでの印象でしたけど、キャリエール選手には、ふたりのあいだに割って入れる才能があると思います。
来季はクワドにチャレンジかな? アメリカは選手層が厚いので、第3の地位を守ろうとしても大変だと思う。ここは上を突き上げるつもりで、頑張って欲しいです。まだちょっと、「キャリエール選手らしい個性」が、くっきりとは見えてこない気がするんだけど、シニアを1シーズン経験して、来季には着実に上達しているんじゃないかな?
キャリエール選手もぎりぎりで200点越え、10位に入って、アメリカ男子も3枠死守! 頑張りました!
来季も小気味いい演技を見せて欲しいです。お疲れさまでした!
最終滑走グループについては、また明日書きます!
それにしても、4回転ナシでケヴィンがフリー3位につけていたとは。今季からスピンやステップの強化に取り組んできた成果がでましたね。
手術&リハビリ&スケ連との交渉、頑張れ!
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