ヨーロッパ選手権で初優勝を飾ったトマシュ・ベルネル選手について、チェコメディアが報じた記事を見つけました。こちら→ http://www.praguepost.com/articles/2008/01/30/the-iceman-cometh.php
プラハポスト誌、英文版です。
「勇名トラ」で、生きながら伝説となった男・ベルネル君ですが、チェコでは国民的ヒーローなんですよね。そりゃそうだよね。
世界選手権に向けたコメントなどもあります。今日は、この記事を日本語に書き取ってみたいと思います。
いつもの言い訳です。灰原は語学力に乏しく、これからお目にかける文章は、機械翻訳を日本語らしく整えただけのもので、翻訳といえる精度はありません。わからないところは想像で補っていたり、飛ばしていたりします。記事そのものもダイジェストします。よろしければ、原文をお読みいただけると、うれしいです。
それでは本文にお進みください。
【プラハポスト:トマシュ・ベルネル選手は、チェコ選手として16年ぶりにヨーロッパチャンピオンとなった】
フィギュアスケーター、トマシュ・ベルネル選手は、1月28日にプラハに戻りました。彼はザグレブのヨーロッパ選手権での衝撃的な金メダル獲得について、コーチや友人や家族や、周囲の人々の助力にたいして、漏らさず感謝をあらわそうとしました。
「周りの人たちなしで、僕は、いまいるところにはいないでしょう」と、幸せなスケーターは繰り返し、そして、微笑みました。
感謝すべき相手を誰ひとり省略したくないという努力にも関わらず、ベルネル選手は、とある人々への謝辞を忘れたことに、あとで気づきました。感謝の言葉のはじめは、彼の幼稚園時代の同窓生から始めなければならなかったのです。
「幼稚園に好きな女の子がいたんです。その子はスケート教室に通っていて、母親同士が知り合いだったもんだから、僕が彼女といっしょに教室に行けるようにはからってくれました」
彼女は2、3年後にスケートを辞めましたが、ベルネル選手は辞めませんでした。そして、今年の1月24日、チェコナショナルで5回優勝したチャンピオンは、ヨーロッパチャンピオンとなったのです。
ヨーロッパ選手権において彼を有利な立場に立たせた、最初のきっかけは、SPのクリーンな成功です。優勝候補筆頭のライバル、フランスのブライアン・ジュベール選手や、スイスのステファン・ランビエール選手とは対照的に、彼はSPでクワドを試みませんでした。
「彼らがミスをしたので、僕は確実性に賭けることを決めたんです」
ベルネル選手は、フリーでは、演技に4Tを含めなければならないとわかっていいました。彼は6分間練習のあいだ、クワドを成功させることができませんでした。昨季ワルシャワでのヨーロッパ選手権、FSでの悪夢が、呼び覚まされるかと思われました。ワルシャワでも、ベルネル選手はSPトップに立ったのですが、FSでプレッシャーに苦しみ、2位に終わったのです。
「昨季のヨーロッパ選手権で、僕は、ビッグタイトルのために戦うことがどんな感じなのかを学びました。ザグレブでも、ことはそんなに簡単ではなかったけど、ワルシャワで得た貴重な経験が役に立ちました」
FSでは、着氷時に手をつく場面がありましたが、ベルネル選手は7つのトリプルジャンプと4Tを成功させました。演技を終わったあと、彼は自分の表彰台入りを確信しました。しかし、SPで得たリードを保ちきれるかどうか、深く考える勇気はなかったと言います。
「誰にも追い抜かれなかったんだとわかったのは、最終のリザルトを見た瞬間でした」
予想に反して、ベルネル選手は泣きませんでした。
「きっと泣いちゃうだろうと思ってたんですけど、泣きませんでしたね」
チェコチャンピオンであるベルネル選手は、ふだんはドイツで練習しています。練習地では、イタリア出身のヨーロッパ女王、カロリーナ・コストネル選手とリンクメイトです。
ベルネル選手は語ります。
「彼女が氷の上でなにができるかを見せてくれるとき、それが僕の動機になります」
さらに演技に磨きをかけるために、ベルネル選手とコストネル選手は、2月にカナダに旅立ちます。振付師のローリー・ニコル氏と相談するためです。
「彼女のアドバイスは、僕が3月の世界選手権で成功する役に立つと思います」
ザグレブでの勝利は、トマシュ・ベルネル選手に、2万ドルの賞金をもたらしました。この賞金は、遠征にともなう無聊を慰めてくれるはずです。
「賞金の一部でプレイステーションを買いたいです。飛行機で退屈しないように」
はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
人気選手のわりに、あんがい、ベルネル選手の記事ってあんまり見かけたことがなくて、「へえーそうなんだ」と思うところも多数でした。幼稚園の好きな子のためにスケートを始めたのですね。その子はいま、どうしているんだろうか。
仲良しのカロリーナ・コストネル選手についてもちょっとだけ触れられていますが、よく考えたら、いや、よく考えなくても、ミヒャエル・フースコーチ、今年は、男女ヨーロッパチャンピオンを教え子から出したのですね。
……すごくない?
名コーチですよね。アレクセイ・ミーシンコーチやフランク・キャロルコーチやタチアナ・タラソワコーチに比べて威厳が無いとか思っててすみませんでした(比べる相手が間違ってます)。
ヨロ戦の賞金(日本円にして214万くらい)の一部で、プレイステーションを買いたいと言ってるベルネル君。これっておそらく携帯用のPSPのことだと思うけど……あれって飛行機じゃ使えないんじゃないんだっけ? それって日本だけ?
せっかく買った新品のPSPを、空港で取り上げられているベルネル君の姿を想像して、ちょっと笑ってしまった灰原なのでした。
世界選手権で、どんな演技を見せてくれるか、楽しみです!
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