ジョニー・ウィアー選手について、すごく長いインタビュー記事が、International Figure skatingにアップされました。
じつは、ジョニーのarticleについては、もうひとつすっごく長いのがすでに発表されているんですけども、そして、長すぎてどーしよーか迷って手を付けかけて放置してるんですけど(ほんと長いんです)、今日は、International Figure skatingの記事について、ところどころ抜粋しながら、前半の感想というか、書こうかなと思います。とにかく長いので今日は半分だけいきます。よければ原文もご覧くださいねー。
原文はこちらです→ http://www.ifsmagazine.com/forum/index.php?s=50a37a333de047c68baf6ebdec124500&showtopic=501
さて、いつもの言い訳です。
灰原は英語力がなく、これからお目にかけるインタビューは、機械翻訳を日本語らしく整えたくらいのもので、翻訳といえるほどの精度はありません。勘違い、読み間違いはありえますし、わからないところは飛ばしていたり、想像で補っていたりします。記事そのものもダイジェストします。よろしければ、原文をごらんいただけると幸いです。
それでは、日本語書き取りにお進みください。
【IFS:ジョニー・ウィアー選手インタビュー】
~元全米選手権3連覇ジョニー・ウィアー選手は、タイトル奪取のために戻ってきた~
IFS:
今季、あなたが、緒戦、中国杯で金メダルを獲得したとき、それはあなたの、心理的変化をしめすように感じられました。あなたはSPで首位に立ったエヴァン・ライサチェック選手を追って逆転し、2004年以来となるGPSの金メダルを獲得した。今季そのような復帰を遂げられたのは、なにが原因だったのですか?
ジョニー・ウィアー選手:
新しくコーチになってもらったガリーナ。ズミエフスカヤ女史の素晴らしい点のひとつは、競技会でのライバルたちにたいする彼女の戦略的態度です。たしかにぼくはあのとき、SPで2番でしたけど、ぼくはFSでクリーンな演技をしました。自分の演技に集中することを選んだんです。ぼくはあのとき、充分に練習していて、いままでの長いキャリアの中ではじめて、FSをいい感じで滑り終えられるということを知っていました。それがぼくにとって重要でした。SPで2位だったあと、多くの関係者がぼくらに「1位でなければならなかった」と言いました。でもガリーナはこう言ってくれました。「終わったことよ。前進しなさい!」
いままでキャリアを積んできて、ぼくは、SPの結果より上の成績で試合を終わることがありませんでした。それは、競技会に出始めてからずっと、ぼくが乗り越えられなかった精神的な壁です。ふつうのスケーターみたいに、6歳のころからとかやってきていないから、大きなミスをしたときのメンタルの技術を、学んでこれなかったんです。世界ジュニアチャンピオンになる以前に4年しか競技経験がなかったから、競技者として精神的な成熟をする期間がなかった。
最終的にいま、ぼくは、やっと学んだように思います。ひとつうまくいかなくても、自分は立て直すことができる。遅れをとっても、取り戻すことができるってわかってるのは、いい気持ちです。
IFS:
つぎの試合、CORでは、元世界チャンピオン、ステファン・ランビエール選手に勝利しました。しかしトリノGPFでは、ランビエール選手が金メダルを獲得しました。ジャンプミスがあってさえ、彼の演技は魅力を発揮しました。
あなたが完璧、そして、ランビエール選手も完璧である場合の、彼のFSに対抗する対策をなにか取っていましたか?
ジョニー・ウィアー選手:
個人的に、ぼくはランビエール選手の演技がいつも大好きです。もっと以前には、彼はまだ若すぎて、演技に大雑把なところもありました。それでも、彼は、自分の表現のキモを見せることができていたわけですけど。
GPF以前、マスメディアは彼の3Aについて、やたら口うるさく言っていました。ぼくもクワドについてあれやこれや言われることが多いから、ちょっと同情してました。
ランビエール選手は、従来のバレエ的な技法でなく、彼がなにを感じているかについてみんなに伝えることができます。ちょっとうらやましいです。
IFS:
昨年試みられた「より男性的なジョニー・ウィアー」の路線は、失敗だったのでしょうか。
ジョニー・ウィアー選手:
はい。昨季、競技以前に、ぼくの気持ちは終わっていたと思います。ぼくはスケートにおいて、もっと手を広げたくなったんです。昨シーズン、男性性について考察を試みていた間、ぼくはよくひげも剃らないでいましたが、ぼくがぼくでなくなってたというか、おかしくなってましたね。
IFS:
将来的にそのスタイルを復活させる意思はありますか?
ジョニー・ウィアー選手:
可能性は否定しません。でも、バンクーバーオリンピックに向かうために、ぼくはあと2つのGPSと3つの全米選手権を乗り越えなくちゃいけません。それを考えると、あんまり余計なことをしてる時間はないです。
いま、ぼくはうまくスケートをしていて、結果もついてきています。ぼくは上手くなりました。自分が快適な方法であるかどうかが、結局重要だってことです。
IFS:
あなたのロシアにたいする愛情は、ソチ五輪への挑戦に気持ちを誘いませんか? そのころあなたは29歳で、男子シングルスケーターとしては年をとっているかもしれませんが、たとえばアイスダンスに転向するなどの選択肢を考慮しているでしょうか?
ジョニー・ウィアー選手:
いまはバンクーバーのことしか考えていません。ほんとうに。それは具体的な目標です。
2014年ソチで、僕は試合に出たいです。ちょっと参加するだけでもうれしいと思います。アメリカのために、あるいはロシアのために戦えたら、個人的な達成感はあるでしょう。
しかし現実的に、そのころにはぼくは年をとっています。そして、フィギュアスケート界には、素晴らしい若い選手たちが育っています。アイスダンス転向については、ぼくは自分に適性があるとは思っていません。それに、転向して4年というのは、オリンピックのために備えるのに充分な時間じゃありません。ぼくは、アイスダンス選手として競技会に出場するために、必要なテストもなんにも通ってないんですよ。
ロシアへの登録変更については、難しいとしかいえません。ぼくは一度、ソチについて、ガリーナと話し合ったことがあります。彼女はこう言いました。「ソチのことを考えるのは夢のようね。ただのお客さんとしてでなく、前回オリンピックチャンピオンとして参加できたらほんとうに素晴らしいわ」
はい、ここまででいったん本文終了です。お疲れさまでした!
とにかく基本、ジョニーのインタビューは長いので(長いよー)、けっこう駆け足でダイジェストしちゃいましたごめんなさい。しかし、さすがIFS、さすがインタビュアーはキャスリーン・バングスさん。ファンがジョニーに聞きたいツボは抑えてくださっています。ありがたいです。
SPが素晴らしいのに比して、FSに弱点を持つ、と言われつづけたジョニー・ウィアー選手ですが、ひとつミスすると立ち直れないタイプだったのか!!! というのは、目からウロコでした。そして、なぜそうだったかといえば「キャリアが短すぎたから」、競技をはじめてたった4年で世界ジュニアチャンピオンという、脅威のスピード出世の弊害であったと、ジョニーは考えているようです。
もしかしたら、昨季の失敗は、天才ジョニー・ウィアーが経験してこなかった下積み時代の代替になったのかもしれませんね。あのときはそうは思えなかったかもしれないけど、辛い時期を乗り越えることで、精神力が鍛えられたのかも。しかしまあ、GPF進出、全米選手権3位、世界選手権でも1ケタ順位のシーズンを「失敗だった」と言っちゃえること自体がすごいと思いますよ。ふつうはこれって素晴らしい成績だよー。
ソチ五輪については、現在、具体的に出場を考えてはいないようですね。アイスダンスに転向したらどうかとか、別の国の代表になったらどうかとか、外野はいろいろ言いますけど、本人にしてみたらやっぱり難しいですよね。アメリカは日本と違って、二重国籍が基本OKだし、ロシアもそうなので(アメリカアイスダンス代表、タニス・ベルビン選手はカナダとアメリカの二重国籍のはずです。でも、井上怜奈選手はアメリカ国籍のみ。日本は二重国籍NGなので)、ロシア国籍を得ることそのものは、ジョニー本人がその気ならさほど難しくは思えないのですが、それと、ロシア代表になれるかというのは別問題ってことですよね。
灰原、ズミエフスカヤコーチの「前回オリンピックチャンピオンとしてソチに行けたら素敵ね」という言葉の深遠さかっこよさに痺れてしまいました。
まず、バンクーバーを考えなさい、というメッセージですよね。それとともに、オクサナ・バイウル選手やヴィクトール・ペトレンコ選手といった、オリンピックチャンピオンを手がけてきたズミエフスカヤ女史的には「ジョニーがバンクーバーで金メダルを取れれば、ソチ出場の目はある」と考えているのかも、とちょっと思いました。
あした、インタビューの後半をアップしようと思います。全米選手権にたいするジョニーの気持ちとかも語られているので、お楽しみに。
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