eurosportsのロシア語サイトに、ロシア国内選手権の記事を探しにいったら、プルシェンコ帝王さまの最新インタビューがアップされてました!!
ユーロスポーツっていつもわりとフィギュアには冷たいんで期待してなかったんですけど(テニスの記事や動画はすごーく多いから、よくテニスものは探しにいくんですが。そろそろ全豪オープンが始まるなあ♪)、灰原の、フィギュアスケートの記事が読みたいという飽くなき欲望が記事を引き寄せたかしら(ははは)。だけど、お目当てのロシアナショナルの記事は上がってなかったんですよね……ってGolden Skateに特集記事があるじゃん!!!
苦労してロシア語で検索して損した……いや、べつに損はしてないけど。この記事見つけたし。
とはいえ、調べたんですが、eurosports英語HPには、まだこの記事上がってないんですよね…。頼みの綱のFSUやGolden Skateの有志翻訳も探したんですが、まだ上がってない。
…元記事からの自動翻訳だけで日本語書き取り…できるかなああああ? 短文ならともかく、けっこう長いよ。
だけども、うん! まあ、どうせ英語翻訳があったところで、灰原もともと英語もできないんだし、一緒一緒! とにかく、やってみましょう!
というわけで、チャレンジいたします。eurosports プルシェンコ選手インタビュー。
元記事はこちら→ http://www.eurosport.ru/figureskating/sport_sto1432518.shtml
いつもの言い訳です。灰原は語学力に乏しく、英語もロシア語もできません。これからお目にかける文章には、翻訳というほどの精度はなく、機械翻訳を日本語らしく整えただけのものです。わからないところは想像の翼で補っているところもあるし、もっとわからないと飛ばしていたりもします。よろしければ、原文もご覧いただけると、うれしいです。
それでは、本文にお進みください。
【eurosports.ru:エフゲニー・プルシェンコ選手インタビュー】
「私にはライバルが存在しない」
2006年トリノオリンピックチャンピオン、エフゲニー・プルシェンコ選手は、ロシアの国内にはライバル不在と考えている。
インタビュアー:
トリノオリンピックのあと、一定期間の休養後の競技復帰の可能性について、まったく否定はしない、と、かつてあなたはコメントしました。休養中は、新しく舞踊的な要素を学んで、それを取り入れた新しい表現に取り組みたい、ということでした。
プルシェンコ選手:
新しい表現へのモチベーションは、変わらず高いままです。
いま、私は、クワドジャンプを跳んでいません。必要ないからです。
来週の試合(灰原注:ロシア国内選手権だと思います)や、来月の試合(灰原注:ヨロ戦のことだと思います)に出場する予定は、いまのところありません。
競技復帰のためには、私には、最低2本のSPと、2本のFSを作る必要があります。そうですね、エキシビジョンプログラムも。それに、体調の回復も重要です。
とにかく身体を回復させて、クワドルフルジャンプを取り戻せれば、スケート競技において、まったく新しい試みができると思います。
インタビュアー:
いま現在、アレクセイ・ミーシンコーチは、主にあなたに付き添っており、ほかの彼の教え子にたいしては手薄です。この状況が、ロシアフィギュアスケート界に害を及ぼしているとは思いませんか?
プルシェンコ選手:
ミーシン先生と私は、つねに行動をともにしているわけではありません。
先生は、いま、非常に若いスケーターたちに携わっています。アルトゥール・ガチンスキーや、エリザベータ・トゥッタミシエワ、それに、彼らよりは幾分年上の、アンドレイ・ルータイ。いまは私は、新しいプログラムを見てもらうときに、ミーシン先生には会うくらいです。
近い将来に向けて、すでに我々は動き出しています。
来シーズンも、シーズン初めは、スペインで合宿トレーニングする計画です。
インタビュアー:
去年のスペインでの合宿では、スケートの練習のほか、どんなことをしたんですか?
プルシェンコ選手:
キックボクシングには、すぐ音をあげました。毎日、10kmから12kmロードワークをして、ほかに、テニスやサッカー、ホッケーなんかもやったかな。
しばしば、シャンパンもビールも禁止されてるんだってことを、思い出さなきゃいけませんでした。
インタビュアー:
かつて、ミーシン門下には、幾人ものオリンピックチャンピオン候補生がいました。
しかしミーシン氏は、2006年のオリンピック直前に、あなたをチャンピオンたらしめるために、他の教え子を切り捨てました。
プルシェンコ選手:
先生の選択は正しかったと思います。そのようなことが起きるのは、私たちの門下に限りません。この世には、オリンピックの金メダルを得うる才能を持つ選手と、そうでない選手がいます。
ミーシン先生は、エレーナ・ソコロワに、厳しい話をしなければなりませんでした。私も彼女を慰めはしませんでした。
私たち選手には、氷の上での馴れ合いは許されません。あたりまえのことです。
タマラ・モスカヴィナコーチは、ソルトレイクオリンピックの以前から、エレーナ・ベレズナヤとアントン・シハルリドゼしか教えていませんでした。
フィギュアスケートの偉大なるコーチの中には、10何カ国もの国籍を持つ、何人もの選手たちの面倒を見る人もいます。どうしてそんなことができるのか、私には見当もつきません。
インタビュアー:
あなたがサインした契約にともなう義務について、今季、どれほど達成されたのでしょうか。
プルシェンコ選手:
今年、私は、ごくわずかな時間しかスケートができませんでした。
大部分の契約は、故障のために破棄しなければならなかったんです。
インタビュアー:
ロシア連邦下院への立候補を見合わせた理由も教えてください。
プルシェンコ選手:
はじめは、ただの党員で満足するつもりはありませんでした。しかし、下院議員になるならば、モスクワで多くの時間を過ごさなければなりません。
私は、大好きなこの町に拠点をおいていたいと考えました。サンクト・ペテルブルクでならば、私のフィギュアスケートは政治活動とも融合できます。
インタビュアー:
ロシア連邦下院には、現在、オリンピック、あるいはパラリンピックチャンピオンが、あわせて10人在任しています。
プルシェンコ選手:
最高のチャンピオンは、すべての点で優秀でありえます。オリンピックを制覇した人々は、多くの困難を克服する方法を知っており、大衆の目前で限界を超え、徹底的に勝利してきました。
彼らのことを、多くの場所で多くの人々が必要としたんだと思いますよ。
インタビュアー:
来シーズンには、国際大会に参加を予定しています。
競技から長期離れていたことによるマイナス面について、そして、トリノオリンピック以前にあなたが下してきたライバルたちの誰かから、深刻な敗北を喫する可能性について、どうお考えですか。
プルシェンコ選手:
マイナス面については、考えていません。
以前どおり、優れた者としての立場を、取り戻すつもりでいますよ。ええ、勝利の中でね。
アレクセイ・ミーシンコーチをはじめとした素晴らしいスタッフたちが揃っている、この私の陣営ほど、強い意志と努力を発揮できる陣営は、どこにもありえません。勝って当然。敗北の可能性なんてちっとも思い浮かびませんよ。
私たちはもっと先に進んで、スケートの新しいレベルについて、世界に教える必要があると思います。
インタビュアー:
その高い自負が落とし穴になって、ロシア国内選手権ですらも敗北するかもしれないとは思いませんか?
プルシェンコ選手:
キックボクシングの話?
インタビュアー:
いいえ。フィギュアスケートでのお話です。
プルシェンコ選手:
受け入れがたいご意見ですね。
私には、ロシア国内選手権に今季エントリーする選手たちは、誰も私に届くとは思えません。
インタビュアー:
今後も、アイスショーの主催はお続けになる計画でしょうか?
プルシェンコ選手:
いいえ。
ヨーロッパ選手権や世界選手権のために、いまのビジネスをやめようとは思いません。
ですが、オリンピックは別です。バンクーバーでの勝利のために、私はアイスショー主催を凍結します。
はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
いつもの英語からの書き取りに増して内容に自信がないんですが、だいたいこんな感じということで、ご覧いただけると幸いです。
このインタビューでハッキリしたことは、少なくともヨーロッパ選手権に、プルシェンコ選手の出場はない、ということですね。イエテボリはわからない。
現在、プルシェンコ選手の膝にはまだ若干の不安があり、クワドを跳んでいない状況であるようです。練習をはじめればすぐにジャンプは取り戻せる、とはコメントしていますが、どうかな。けっこう完治にかかっていますよね。以前のインタビューでは、完治にはあと1回手術が必要だと言っていたのですが、いまから手術するとイエテボリにも間に合うとは思えないので……バンクーバー枠獲りはロサンゼルス一発勝負の可能性も濃厚になってきたかも。
一昨年サンクトペテルブルクタイムズで報道されていた、ロシア第四政党・公正ロシアから、政治家として出馬するというお話は、とりあえず見送りになったようです。バンクーバーが終わったあとはわかりませんが。たしかに、オリンピックを目指した練習と政治家活動の両立は難しいですもんね。
トリノ直前のソコロワ選手について語られたくだりは……ちょっとだけ、切ない気持ちになりました。なにを言われたの、ソコロワちゃん……しかもオリンピック直前に。
昨季の彼女にはたしかに覇気がなく、そしてついに今季はナショナルチームからも外され、なし崩し的に引退してしまったわけですが……厳しい世界に生きている人たちのことですから、外野がとやかくいうようなことではないとわかっていますが、やっぱり、切ない話です。いま、プロスケーターとなったソコロワ選手が幸せだといいなーと思います。
とにかく強気、強気のプルシェンコ選手ですが、いまのところ競技に戻る明確なスケジュールは発表されていませんし、本人がコメントしているより状況は流動的なのかな? とも思えます。
はじめに記事タイトルを見たときは「自分にライバルはいないって、ずいぶん強気発言」と思いましたが、これは、ロシア国内に限った話だったんですね。オリンピックの準備には全力を尽くさなければならない、というコメントから推し量るに、トリノのライバルたちが成長し、以前とは比較にならないほどの脅威となっていることは充分にわかっていて、それでいてあえて強い言葉を使っているのでは、と思いました。
一進一退を繰り返すプルシェンコ選手の復帰トピックスですが、ここ2ヶ月ほど、プルシェンコ選手が主催しているアイスショー、『Ice Vision』公式HPの管理が滞っている雰囲気があり、ショー主催からは手を引く方向なのかな? と、ちょっと思ったりしてました。いよいよ、復帰に本腰入れるのかな? とも。まだまだ、どうなることやら、わかりませんけどねー…。ため息出ちゃうわ。
まあ、強力なライバルたちと、実際に戦いが始まったら、負けん気の帝王は、そうそうアイスショーに戻りたいとか思わなくなるようにも思います。ツァーリ・プルシェンコ、くれぐれも、キックボクシングとかそういう膝を痛めそうなお遊びは、お控えくださいますように!
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