今日は大晦日ということで、玄関と水廻りの大掃除をしました。
デッキブラシでお風呂のタイルをこすっていると、思い出すのは昨年の大掃除のことで、かがんで塩素系のカビ取り剤を床に吹き付けてるときに、ギックリ腰になっちゃったんですよね。たちのぼる強烈な塩素のせいで、息がどんどん苦しくなって、でも腰が痛くて立ち上がれず、どうしようと泣きそうになったとき、全日本選手権女子シングルFS、肩の脱臼をおして演技を続行した安藤美姫ちゃんの姿を思い出して、「美姫ちゃんは脱臼しても頑張ったんだから、ぎっくり腰くらい!」と、なんとか立ち上がったのでした。
今年は去年の轍を踏まぬよう、注意して作業しました。腰痛持ちには、大掃除ってけっこう危険がいっぱいなんですよねー。
頑張ったので水廻りと玄関はきれいになりましたが、自分の部屋はしっちゃかめっちゃかで年越しします。新年早々お掃除だわ。
先日アップした、全日本選手権男子FSの感想の中で、無良崇人選手のFSは、ベートーベンの皇帝協奏曲じゃないのか? と書きましたが、誤りで、チャイコフスキーのバイオリンコンチェルトだ、と、ご指摘をいただきました。ありがとうございます!
無良選手はFSを昨年のプログラムに戻していたんだそうで。ISUバイオがまだ最新情報に切り替わってなかったみたいです。
さっそく再度調べたところ、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調が正解でした! ひー、ちゃんと曲聴いてから書けばよかった! 勘違いして、ほんとうにごめんなさい。
全日本ジュニアのときには、すでに切り替え済みでしたっけ? ビデオを撮り損ねたので調べられない…。
ジュニアながら、身ごなしが力強い無良選手には、チャイコやベートーベンといった重厚な曲がよく似合いますね。
ジュニアワールドも頑張って欲しいです!
さて、ジュニアワールドで、無良選手の強力なライバルのひとりとなるであろう、優勝候補大本命、アメリカのアダム・リッポン選手の新しいarticleを発見しましたので、リンクを貼っておきます。
こちら→ http://www.thetimes-tribune.com/site/news.cfm?newsid=19143425&BRD=2185&PAG=461&dept_id=416049&rfi=8
リッポン君は、ニコライ・モロゾフコーチが現在手がけている選手のひとりで、今季のJGPFで優勝しています。驚くのは、彼はじつは3Aがまだ跳べないんですね。それなのに、ファイナルでの得点は、あっと驚く203.20ポイント! 3Aを跳べる同国のライバル、ブライアン・ムロズ選手の得点を上回ったのです。演技時間もシニアより30秒少なく、エレメンツもひとつ少ないジュニアで200点越えは驚異的です。
JGPFのプロトコルを見ると2Aの効果的な使い方と、高レベルのステップで得点を稼いでいることがわかります。じつは案外スピンはレベルそこそこなんですよね。
ジャンプは、得点の高いフリップとルッツを2回ずつ跳び、うち、各1回はコンボ、3F+3Tのトリプルトリプルと3Lz+2T+2Loの3連に構成されています。演技後半に2A+3Sのシークエンスが入ってるんですけど、これ、たしかフランスのヤニック・ポンセロ君のプログラムにも入ってたような。ルッツ、フリップのつぎに得点の高いループは単発で跳んでおり、ルール上、繰り返しが許されるトリプルジャンプは2種類までなので、最大得点を目指すなら、ここはサルコウをシークエンスで跳ぶしかないんですね。コンビネーションのセカンドにすることが可能なループとトゥループは、ここで跳ぶと繰り返しジャンプの3種類めとみなされて、ザヤックになっちゃうから。
で、サルコウに、2Aをシークエンスで組み合わせると、3S+2Aに後半ボーナスで1割増しになって、そこからシークエンスなんで8掛に点数が下がって、このエレメンツの得点は7.04点。ちょっと失敗した3Aぶんくらいの得点はもらえます。安藤美姫ちゃんみたいに、セカンドに3Loをつけられる人なら、単発の3Loをサルコウに変えて、2A+3Loにするとさらに得点アップしますが、セカンドの3Loってそんなに跳べる人いないんで、おそらくリッポン君もできないんだと思います。なので、ほんとに、跳べるジャンプでの最大バリューが出てるなと。ニコライ・モロゾフ氏、得点計算は完璧だなーと感心するプログラムです。
モロゾフコーチに習うようになってから、すごく得点がアップしたと言われるリッポン君、記事には、現在フィギュアにかけている年間の支出が書かれています。
靴代で年間1500ドル。
その他レッスン代で年間60000ドル。
日本円に換算すると、だいたい靴で年間17万円。
レッスン代は……670万円!!! ぎゃあああああああ!!!
モロゾフコーチにつくと、それだけかかるんですね。これって振り付け代は入ってなさそう…。旅費は? コーチの帯同費用も当然負担ですよね。ホテル代とか飛行機代とか入ってるのかなあ。
リッポン君は、現在、アメリカスケ連のCチーム所属です。Aチーム(日本の特別強化クラス)やBチーム(強化・ジュニア特強クラス)より、はるかに援助額が少ないはずです。おそらくかなりの金額が親御さんの負担だと思われます。
すさまじい金額を提示したあとで、「But an Olympic medal would make it worth every penny」……オリンピックのメダルにはそれだけの価値があるようだ、と記事は結びます。
しかし、オリンピックでメダルを取るためには、というかそもそも出場するためには、ただお金を出せばいいというわけでは、当然なく。
現在18歳で、来年にはシニアデビューであろうリッポン君は、まずは3Aを習得しなければなりません。クワドはナシでもなんとかなるかもしれませんけど、いくらプログラムで工夫しても、最低限3Aはないと、GPSの表彰台にも届かないと思います。もし3Aが習得できないなら、来季ジュニア居残りになっちゃうと思う。そうすると、ご本人が出場を目指すバンクーバーはけっこうかなり厳しいと思うのですね。
3A以外の能力はずいぶんあると思うので、1月半ばの全米選手権で3Aを跳んでくるかどうかで、ジュニアワールドの趨勢はもちろん、来季から本格化するであろう、アメリカ男子のバンクーバー代表争いも様相が変わってくると思います。ジャンプを跳ばないアイスダンス出身のモロゾフコーチが、リッポン君に3Aを習得させられるのか、というあたりも含めて、注目したいところです。
とにかく、頑張れ、リッポン君!
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