icenetwork.comのサイトに、ジョニー・ウィアー選手の最新記事が上がってました。
GPF後、アメリカに帰国してからとられたインタビューを中心に構成されているみたい。原文はこちらです→ http://web.icenetwork.com/news/article.jsp?ymd=20071221&content_id=39881&vkey=ice_news
ズミエフスカヤコーチのコメントもあります。
記事によると、ジョニーは実家でクリスマス休暇を過ごす予定のようです。きょうだいやご両親に会って、美味しいものを好きなだけ、お腹いっぱい食べる予定だそうです。
「I just snack all day long; it's the one day of the year I can eat what I want」クリスマスは、自分が好きなだけ食べられる、1年で唯一の日です、というジョニー。たいへんスリムな彼ですが、ウェイトコントロールのために、食事制限を心がけているみたい。フィギュアスケート選手にとって、ウェイトコントロールって、たんに見映えどうこうでなく、ジャンプの出来栄えなどにもかかわってくるんですよね。頑張って節制しているあたり、頼もしいです。
GPFを4位で終えたことについては、ジョニーはあまり落胆していないとコメントしています。
The Final was a setback, but I got through it, which is a lot more than I did last year," he reasoned. (In 2006, Weir withdrew hours before the competition after a hard fall in practice injured his hip.)
Even though I lost to Evan there, I beat him at Cup of China. So going into U.S. Nationals, in my opinion there is no clear favorite.
今回のファイナルでは表彰台を逃がしましたけど、去年よりずっといい成果です(昨季グランプリファイナル、練習中の怪我がもとで、彼はFSを棄権しました)。
トリノファイナルでエヴァンに負けたとはいえ、僕は彼を中国杯で負かしています。全米選手権で明白にどっち有利というふうには、言えないと思ってますよ。
今回の取材にたいしてジョニーは、2005年モスクワ世界選手権のとき痛めた足が、じつはGPSシーズンイン直前に悪化、炎症を起こしていた、と告白しています。しかし、それでも死ぬほどの練習を続け、GPSに出場したんだそうです。足に痛みがあったなんて、演技からはちっともわかりませんでした。根性あるなあ。短いクリスマス休暇は、家族との再会の機会であると同時に、GPSを転戦するあいだ、酷使しつづけだった足を、休めるための機会でもあるのかもしれませんね。
ここ数年来の懸案である、クワドジャンプをどうするか、という問題について「自分自身の準備が整えば、チャレンジしたい」と、慎重なコメントのジョニーとは対照的に、ズミエフスカヤコーチは、2008年全米選手権で挑戦させたい、と明言しています。ズミエフスカヤコーチは、このように言っています。
「ジョニーには、FSでクワドに挑戦してもらうつもりです。私たちは今季まず、ジョニーが、プログラムをクリーンに演じきれることを確認しました。今度はそのクリーンなプログラムにクワドジャンプを加えるということです。ええ、段階的な進化ね。クリーンでミスのない演技にクワドが合わせられたら、最高でしょう」
ふむ。攻め気ですね。コーチのこの発言をうけてジョニーは「Galina says to do. I don't question her. 」ガリーナの言うとおりにするつもりです、彼女の判断を信頼していますから、と、こたえています。師弟の強い絆がうかがえます。
記事によれば、ビクトール・ペトレンコさんも、ジョニーの訓練にかなりの助力をくれているそうです。テクニカルコーラーとしての手腕だけでなく、非常にエモーショナルなズミエフスカヤコーチを、理論的なペトレンコさんがアシストするみたいな感じで、チームのバランスがいいそうなんですね。お互いに信頼関係もあり、うまくいっているようです。
今回の記事のさいごは、ジョニーのこんなコメントで締めくくられています。
I think our rivalry adds some interest to the sport, which is sorely needed. I had the second-highest (point) total this fall (to Takahashi), so I think Evan and I are neck and neck. I do consider us the favorites in Saint Paul, but last year, I was a victim of that thinking and I wound up third (behind Lysacek and Ryan Bradley). So I know there are other guys who are capable of challenging us.
But I think I'm better this year, mentally, emotionally and physically
エヴァンと僕とのライバル関係が話題になれば、フィギュアスケートという競技にもっと関心が集まると思うので、いいと思います。とにかくいま、フィギュアスケートに注目してもらえるってことは大事ですからね。
この秋、僕は、日本の高橋大輔選手が出したシーズン最高点の記録の、そのつぎに高い得点を出すことができました。きっと、僕とエヴァンは接戦になると思います。
僕は自分がセントポール(全米選手権開催地)で勝つ運命にあるって思っています。昨シーズンもそう信じてたけど、結果的に僕はライサチェック選手のほかライアン・ブラッドリー選手にも負けて、3位に終わりました。そのことで、僕を非難する人たちがいたのも知っています。
でも、今年の僕は去年とは違います。精神的にも、肉体的にも、はるかにいい状態です。
去年のいまごろのインタビューと比較すると、なんともまあ落ち着いているというか。たしかにエヴァン君との戦いは簡単ではないとは思いますが、昨年のようになすすべもなく崩れるというようなことは、今年のジョニーについては、もはやありえない感じですね。なんかもう別人だもの。
「僕とエヴァンとの対決が注目されれば、スケートへの世間の注目も集まるし」というくだりにも、考えさせられました。最近アメリカでフィギュアスケート人気が冷え込む傾向にある、というニュースをよく読むのですが、トップ選手のひとりとして、ジョニーは、いかに競技を盛り上げるか、にたいして、思いを致しはじめたようです。なんかこのあたりのコメントも、以前のジョニーからは考えられなかったみたいな大人っぽさで、この1年でほんと、ジョニーは急激に変わったなと思います。
ステファン・ランビエール選手は、かつて、日本のファンから寄せられた多くの励ましがモチベーション復活の原動力になった、とコメントしていましたけど、ジョニー復活の原動力はなんなんでしょうね? 気になります。
ズミエフスカヤコーチの予定では、全米選手権ではクワドにチャレンジしてくるらしい、ジョニー・ウィアー選手。エヴァン・ライサチェック選手は、当然クワドコンボに挑んでくるでしょうし、全米2トップの対決はかなり見ごたえがありそうです。楽しみですね!
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