今日も今日とて、日課のフィギュアスケートポータルめぐり。中国杯の写真とかそろそろ上がってるかなあ、と、IFSのサイトに行ってきましたら、おっと、IFS最新号の表紙はキム・ヨナちゃんなのですね。
最新号発売ごとに入れ替わる特集記事も更新。こちらもキム・ヨナちゃんの記事。ページ開いて仰天。雑誌の表紙映像でも思ったんだけど、お化粧が! 表情が! ちょ、ちょっと、怖くない!?
一瞬、ルーシー・リューかと思っちゃったよ……。
ええと、灰原が衝撃をうけたヨナちゃんの写真&記事はこちらです→ http://www.ifsmagazine.com/archive/2007/DECEMBER/INDEX.PHP
シンプルな黒いドレスに、いっけん裸足に見える、シルバーのほっそいストラップのサンダル。大人っぽいグレイとパープルが効いたアイメイクに、ヌードカラーでグラマラスなテイストで描かれた唇。非常に大人っぽいこしらえで、ああ、こういう雰囲気が北米では受けるのね。日本人の目からすると、ちょっと顔立ちがきつく見えるかなあという気がするんですけど。そういや、以前、シェン&ツァオ組がIFSのカバーを飾ったとき、やっぱりシェンちゃんのメイクが、けっこう凄いことになってたよなあ。
日本のGPSアオリでは、お下げ髪のヨナちゃんの制服姿をフィーチャーしたことを思い出し、つくづく文化が違うなあと思いました。
さて、そんなわけで、本日はこちらのインタビューを日本語に書き取り……しようかなあと思ったんですが、そのまえに、もうひとつ気になるインタビューを見つけちゃっていまして。
カナダ初の日本人スケーター応援サイト『Japan Skates』に掲載されている、ブライアン・オーサーコーチのインタビューです。原文こちら→ http://www.japanskates.com/interviews/OrserInterview.htm
『Japan Skates』というのは、基本的に、日本人スケーターのインタビューですとか、試合レビューですとかを掲載しているサイトで、日本人選手たちからするとライバルにあたる、キム・ヨナ選手のオーサーコーチの記事がここに上がるのっていうのは、わりと異例なことです。『Japan Skates』メンバーは、キム・ヨナ選手をたいへんリスペクトしており、インタビューの依頼をし続けたそうですが、キム選手ご本人からのインタビューは、結局承諾されなかったのですね。しかし、『Japan Skates』メンバーの熱心さと、真摯さにほだされたオーサーコーチが、代わってインタビューを受けた、という事情のようです。
有力選手ご本人のコメントってけっこう、日本のメディアでも見られますけど、コーチのインタビューって、むしろ、貴重だと思います。
今日は、こちらの記事を抜粋して、日本語に書き取っていきたいと思います。
さて、いつもの言い訳ですが、灰原には英語力がほとんどありません。書き取りは、機械翻訳を日本語らしく整えたくらいのもので、しかもわからないところは想像の翼で補ったり、飛ばしたりしております。きっと間違いもあることでしょう。よろしければ、原文もお読みいただけると、うれしいです。
それでは、書き取りにお進みください。



『Japan Skates』ブライアン・オーサーコーチインタビュー


インタビュアー:
なぜ、キム・ヨナ選手のコーチを引き受けることになったのですか?
就任の要請は、韓国の連盟、ヨナ選手サイド、どちらからあったのでしょうか。


オーサーコーチ:
彼女は、昨季、デヴィッド・ウィルソンにFSの振付を依頼しにカナダに来たんです。5月のはじめころだったかな。彼女のコーチ(おそらくお母さんのパク・ミヒコーチだと思います)は、そのとき、彼女に3Aと3Loの練習をさせていたんですが、ちょっと見てくれないかって頼まれたんで、引き受けたんですよ。けっこういい練習ができました。
振付が終わっても、彼女はカナダで練習を続けたいといったので、私は自分の予定を調整して、彼女の練習を見てあげることにしました。結局、夏のあいだずっと、彼女はカナダにいたんです。
夏の終わりに、キム・ヨナ選手サイドから、正式にコーチに就任してくれないかと依頼を受けました。私にはアイスショーの契約がありましたから、「無理です」とおこたえしました。ショーツアーで各地を転々としながら、さらにコーチを兼業するのは非常に難しいことです。ですが、コーチ就任をいったんお断りしてもなお、キム選手のサイドは、私に、スケートカナダに帯同して欲しいと依頼してきました(キム・ヨナ選手は、昨季スケートカナダに出場しています)。
スケートカナダで、キム・ヨナ選手と彼女のお母さん(パク・ミヒさんですね)は再び私を説得しました。説得は2、3時間だったでしょうか。そして私はツアーから引退して、フルタイムのコーチになる決心をしたんです。


インタビュアー:
コーチの「おためし期間」のあいだに、あなたと彼女のあいだに、いい化学反応があったように思えます。


オーサーコーチ:
そのとおりです。はじめは、私は韓国語がわかりませんし、彼女は英語が話せない、言葉の壁があったんですが、かえってそれが面白かったんです。というか、素晴らしかった!
私と彼女は、アイコンタクトで教えあうことができたんですよ。


インタビュアー:
いまは彼女の英語はどんなかんじですか? それから、信頼関係は?


オーサーコーチ:
彼女の英語はかなり上達しましたよ! それにね、雰囲気も変わりました。楽しそうだし、まえとは別人みたいです。
ジュニアワールドに優勝したころの写真では、彼女は微笑んでいても口をしっかり閉じていて、硬い感じです。いまは申し分なく素敵に笑います。
お母さんとの関係も良好です。彼女はもう、成長した若い女性で、小さな女の子じゃないんですよ。


インタビュアー:
キム・ヨナ選手は、お母さんといっしょに、こちらで生活しているんでしょうか。


オーサーコーチ:
お母さんは、彼女にとってはトレーナーであり、理学療法師であり、ほかにもたくさんの役割があるんです。トレーニングについていて、ウォームアップやウォームダウンの指示を出し、スケジュールをまとめ、背中の痛みをコントロールする手助けをする。


インタビュアー:
いつまで彼女を指導するか、明確な期限は定められているのでしょうか。


オーサーコーチ:
バンクーバー五輪まで、と思っています。
私はすごく彼女を手助けしたと思いますよ。
彼女は、昨季から今季のあいだに、複数の専門家による指導で、膨大な欠点を改善しました。私は、彼女の改善すべき点を見つけ出し、スパイラルやスピンの修正を手助けします。


インタビュアー:
今季、彼女が上達を見せてくれる点はどのあたりでしょうか。


オーサーコーチ:
スパイラルは、今年はかなり良くなりました。柔軟性と一貫性ができてきたと思います。身体的にも非常に強くなりましたし、背も高くなって、驚くほどスタミナもつきましたね。


インタビュアー:
キム・ヨナ選手との一般的な練習スケジュールを教えてください。


オーサーコーチ:
私は、リンクでだけ彼女に会います。外では、まったく行動をともにしてはいません。
デヴィッド(ウィルソン)は、彼女と付き合いがあって、いくつか芝居を見せるために劇場に連れて行ったようです。でも、私はここで、リンクで、彼女に会うだけです。
私のレッスンは朝から始まります。彼女は2時間のジムトレーニングと、ウォーミングアップをします。その後、1時間15分の厳しい氷上練習。少し休憩して、昼食をとる。
そのあと、また、1時半の氷上練習。そのあと、1時間ジムトレーニングをして、帰宅です。
マッサージや適切なボディケアは、彼女サイドでよく整えられていると信じています。


インタビュアー:
キム・ヨナ選手と仲良しのスケーターはご存知ですか?


オーサーコーチ:
知りません。でも、友情は発展しつつあるようですよ。日本の女の子たちとかなり仲よくなったということを、私は知っています。でも、いまはまだ、たいがいのとき、彼女はお母さんといっしょにいます。
しかし……彼女ももう17歳になりましたしね。


インタビュアー:
日本チームとの競争は、彼女に影響を及ぼしますか?


オーサーコーチ:
ええ。とても彼女を燃えたたせていると思います。良い方向でね。まるで、私と、ブライアン・ボイタノが競い合っていた時代みたいに。
選手時代、私も、どうしても練習に出たくないときがあったんです。そんなとき、私は「たったいま、ボイタノは氷の上にいる、賭けてもいい!」と思ったものでした。
日本には、少なくとも、彼女が競わねばならない強力なライバルが2人います。神に感謝するべきです。ライバルはスポーツのレベルを上げてくれます。彼らはお互いに影響しあって、レベルは上がり続けるでしょう。2010年まで、3人は、同じ旅路をドライブしていくんですから。
3人のうちふたりは、2010年以降ももう少しドライブを続けるんじゃないかと、私は予想しています。
ほんとうに、私とボイタノのことを思い出しますよ。……懐かしく。



はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
原文非常に長いので、かなりダイジェストした内容になっています。ぜひ、原文もご覧くださいね。
オーサーコーチとキム・ヨナ選手。「氷の上でしか会わない」なんてクールな関係かと思いきや「言葉が通じなくてもアイコンタクトで教えられた」なんて、強い心のつながりもあり、ちょっと不思議な師弟関係だなあというのが、灰原の感想でした。
おそらく、オーサーコーチは、ヨナちゃんにとって、ジャストなコーチなのでしょう。昨季GPSのころから、東京ワールド、中国杯と、短期間のあいたに、ヨナちゃんは見違えるほど上手くなっています。アイコンタクトパワーあればこそでしょうか。
浅田真央選手、安藤美姫選手、といった、強力なライバルと戦うヨナちゃんの姿を見て、「なつかしい」と思うのは、御自身が、ブライアン・ボイタノ選手や、ヴィクトール・ペトレンコ選手と、息詰る戦いを繰り広げてきた、オーサーコーチならではの感慨ですね。
訓練も予定通り、好調に進んでいる風情の、キム・ヨナ選手&ブライアン・オーサーコーチコンビ。ロシア杯での演技も楽しみです!





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