世間はそろそろエリック・ボンパードだというのに、灰原はまだまだ中国杯ですよー。
今日は、男子シングルFSの感想を書こうと思ったのですが、FSUで面白い記事のリンクを見つけたので、これについてちょっと書いてみようかなと思います。
中国のニュースサイト、sohu.comに掲載された、キャロライン・ジャン選手の記事です。
日本でミライ・ナガス選手が、アメリカの選手でありながら身内として迎えられたように、中国でもキャロライン・ジャン選手のことは、特別な感慨をもってとらえられているようです。
原文はこちら→ http://sports.sohu.com/20071112/n253184628.shtml  
漢字なんで、あるていどの意味はわかるかと思いきや……いやあ、歯が立たない!
ありがたいことに、FSUに英語の有志翻訳も上がっているので、そちらも参照しつつ、自動翻訳頼りで、内容を抜粋して、日本語に書き取ってみようと思います。
とにかく長いんですよこの記事。3ページもある!
とても全文には取り組めないので……ごめんなさい、よろしければ、原文もご覧いただけると、うれしいです。
記事タイトルは……簡字体だからコピーできないんですよね。日本語にすると「張圓圓(キャロちゃんの中国名)は、栄冠を掴むため、ミニスカートを翻す」ってあたりかなあ。
それでは、日本語書き取り始めてみます。



【張圓圓は、栄冠を掴むため、ミニスカートを翻す】



1993年、5月20日。アメリカのボストンで、ひとりの中国系移民の女性が、赤ちゃんを出産しました。
その赤ちゃんこそ、十数年後、世界ジュニア選手権で優勝することになる、美しい女の子……張圓圓(キャロライン・ジャン)です。
今年から参加したシニアGPS、スケートアメリカで3位に甘んじた彼女ですが、中国杯では2位に入り、年末のGPFの進出資格を手に入れました。たくさんいる中国系アメリカ人スケーターたちの中にあって、際立って有望視されている、新星のひとりです。
張圓圓は、張一家の二番めの子どもで、姉がひとりいます。圓圓という名は、「異国での生活でも、太陽に向かっていつも顔をあげて生きていけるように」と願いをこめて、祖父が授けました。
張一家は、姉が4歳のとき、一家を挙げてアメリカに移民しています。圓圓は、アメリカ移民後4年たって、一家に恵まれた娘でした。生まれたての彼女のほっぺたはふくふくと丸く、「圓圓(略字だと円円です)」という名にぴったりでした。
張圓圓はとても賢い子どもで、生後7ヶ月のころには、時計がしめすものについて理解していたそうです。生後13ヶ月のころには、ひとつの漢詩を諳んじたといいます。その3ヶ月後には、もう英語も話し始めた、と、家族たちは言います。この言葉には誇張が含まれているようですが、彼女の賢さは、たしかに家族たちの誇りです。
圓圓が3歳のとき、一家は引越しをしました。引越し先で、彼女はピアノを習うようになりました。そして絵や、体操なども。張家はとくべつに豊かな家庭ではありませんでしたが、彼女の父親は、娘たちに電子ピアノを買ってやりました。利発な圓圓は覚えが早く、練習曲を3回弾いただけで、すでに弾きこなせるようになってしまいました。母親は大喜びで、仕事場にいる夫に電話をかけました。圓圓は電話越しに、演奏を披露しました。
張家の父親は、娘たちが美しくしとやかなことを喜んで、ピアノを買い与えたあとしばらくして、バレエを習わせることにしました。圓圓は、7歳以降、コンクールに出場するようになりました。バレエを学んだことは、張圓圓がフィギュアスケートの大きな力となりました。
フィギュアスケートを習い始めたとき、張圓圓は悲惨なありさまでした。転び続けたのです。しかし、4週間、サークルを描く練習をつづけたあと、彼女は劇的に変わりました。
「スケートしていると、すごく自由に感じられるようになったんです。まるで飛んでるみたいに」
丸い目を輝かせて、彼女は言います。
4年前、張家の母親は圓圓をつれて、著名なフィギュアスケートコーチ李明珠女史(リー・ミンチュー)のもとを訪れました。李コーチの教えのもとで、彼女はめきめきと頭角をあらわしました。12歳のとき、圓圓は、全米選手権ジュニア銀メダリストとなりました。13歳になったとき、国際試合に出場をはじめ、JGPSメキシコ、タイペイ、そしてファイナル、すべてにおいて金メダルを獲得しました。そして、ドイツで行われた世界ジュニア選手権においても、優勝したのです。彼女はこの成績をもって、今年度、シニアGPSへの参加資格を得ました。
そして、今季スケートアメリカに挑んだ彼女ですが、試合直前、彼女はじつは、足首を故障していました。しかし圓圓は、故障を公にしませんでした。ただ硬く歯軋りをして、難度の高い大技に挑んだのです。SPで3位につけたあと、張圓圓は泣きました。姉は「妹がうれし泣きするところを初めて見ました」と言います。
FSでは、かなりのトリプルジャンプが回転を認められませんでしたが、彼女は表彰台に留まりました。
張圓圓はハルビンに訪れたのは初めてですが、中国には来たことがあります。上海と、武漢にいる祖父母を訪ねてきたのです。めったに来ない中国は、すべてにおいて珍奇に彼女には感じられるようです。露天で売られているおやつを祖父母に勝ってもらい、喜んで食べます。
アメリカには各地区にスケートリンクがたくさんあり、中国系アメリカ人にも有力な選手がたくさんいます。李コーチは、彼女の教え子であるこの小さな女の子に、そのなかでもきわめて恵まれた才能があると理解してします。
「圓圓が私のところに来たとき、わたしは、まず彼女の強烈な個性である柔軟性に、非常に驚かされました。彼女は明るく、優しく、思いやりがある少女であると同時に、闘争心が強く、勝つことを喜びます。このふたつの性格を併せ持っているということは、競技者として喜ぶべきことです」
足首の故障が完治せぬままに、このシーズンを迎えた張圓圓。それでも激しい練習に挑み、転んでも転んでも、母親や姉が止めても、ジャンプの訓練を続けてきました。
李コーチは言います。
「圓圓はとても強情な子で、私は彼女に合わせるやりかたを学ばなければなりませんでした。練習したことができなかったときは、怒ってわあわあ泣いて寝っころがっちゃうこともあるし。手が付けられないときは、無理やり練習を止めちゃうんですけど。でも、芯のところに品のよさがある子なんですよね。
陳露を指導したときと似ているかもしれませんね。陳露はとても素直な子で、圓圓も本心は素直、ただ独立心が強いの。私たちは、これからなにを目指すのか、話し合いを持ちます。勝手に決めたり、強制したりしてはいけないのね。いっしょに『じゃあ、つぎはこうやってみよう』というふうに言えたとき、訓練がうまくいくんです」
2年後のバンクーバーオリンピックのとき、張圓圓は16歳になっています。オリンピックに出場し、メダルを獲得する大きな可能性があります。
「ただ、現在の彼女の技術はまだ不十分ですね。体もまだ小さいし、細いですし。オリンピックの金メダルを掴むためには、もっと成長が必要だと思います。たとえば、演技後半でスピードがなくなってしまうところとか。
勉強しなければならないことはたくさんあるはずだし、私たちは多くを彼女に要求しています。つまるところ、まだ彼女はたった14歳なんですから」




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
えーと、かなりダイジェストしました。そして、読み取りにも、いつも以上に自信がありません(うわああああ!)。かなり想像の翼を羽ばたかせちゃったんで、間違ってる可能性もかなりあります。繰り返しますが、ぜひとも原文を読んでいただけると幸いです。
さて、キャロライン・ジャン選手について、ここまで詳しいArticleって、アメリカ国内でも出てきてなかったような気がします。
1歳そこそこでもう話したとか、ほほえましい自慢話もありつつ。灰原がこの記事で興味を惹かれたのは、やはり李コーチの見解ですね。「優しく、思いやり深く、同時に闘争心が強い。競技者として適性がある」と、キャロちゃんについて語っているところ。たしかに、闘争心が少ないと競い合うことに意味が見出せなくなるだろうし、闘争心ばかりでも表現の幅が狭くなるでしょうし。肉体的な適性もさることながら、性格が向いているっていうのは、強いなと思いました。
自立心が強く、ひとつひとつ納得しながらでないと訓練を進められない、という選手、どこかにもいたような……とつくづく思い出してみるに、たしか、ブライアン・ジュベール選手について、ヤグディン選手やシモンズコーチがそんな評価をしていましたよね。
チャンピオンになれる性格ってことかな。
……怖いですね(ははは)。
キャロライン・ジャン選手が恐ろしいのは、彼女が現在素晴らしいからではなく、素晴らしいにも関わらずまだまだジュニアの年齢である、伸びしろが底知れない、というところだと思います。
浅田真央選手が上がってきたとき、同じような感覚がたしかあったなあ。
ところで、同い年のミライ・ナガスちゃんは、ここ1年でずいぶん身長が伸びたようで「もう真央ちゃんのサイン入りの靴が履けない」と言ってましたけど、キャロちゃんは背が伸びたのかな?
いまのまんまでも可愛いですけど、ぐぐーんと大きくなって、パールスピン、やってくれたら、迫力あって凄そうですよね。楽しみ!





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