※この記事は「スケートアメリカ・女子感想 その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10053162674.html )」の続きです。
よろしければ、まえの記事から読んでいただけると、うれしいです。



さて、FSです。
通路でアップしている美姫ちゃんを、遠くから見守り囁き声で実況する角澤アナウンサーの姿から番組開始。角澤アナが妙にたくさん着込んでいたのですが、そんなに寒いのかな。やっぱ寒いのかな。
女子FSはかなり放映してもらえてうれしかったです。それではまた、放映順に感想を書いていきますね。



《女子FS》


エレーネ・ゲデバニシビリ選手
SPは思わしく滑れなかったゲデバニシビリ選手。FSの衣装は鮮やかな赤にメタリックな模様。彼女の美貌によく似合い、綺麗です。
滑りのはじめから引き込まれました。タラソワ女史にそれだけ叩き込まれたということなのか、とにかくこの選手はなんでもない身のこなしが美しい! それに、ものすごくスピード感があるんですよね。見ててスカッとします。
いくつかジャンプの失敗はありましたが、スピンは素晴らしかったし、スケーティングがよくて素敵な演技でした。NHK杯、来てくれるんですよねー。楽しみです。


アレキサンドラ・イエフレワ選手:
まさかイエフレワちゃんがテレビに映るとは思わなかった。うれしい誤算です。
「石の花」。衣装がモダンで素敵です。
ジャンプのテイクオフまえに、たいがいステップとか入ってて難易度が上げてあって、密度の濃いプログラムでした。
すべてのエレメンツを丁寧に、丁寧に演じている印象。うまいじゃないですか! ロシアの女子はマルティノワちゃん以外ダメダメだなんて、どの口が言うたことでしょうか(えーと、それはどこかのピエロ似のスケ連会長さんが…)。
要素のひとつひとつが的確で、さすがにロシアだけあってポジションが綺麗なので、見ててすごい気持ちがよかったです。あとちょっとスピード感があるともっと良かったかな?
比較的盛り上がりのないこの曲を、飽きさせずに最後まで引っ張った力はかなりのものだなあと思いました。良かったです。


ミラ・リョン選手:
灰原は、ミラ・リョンちゃんとずーっと呼んでいたのですが、テレビではミラ・リュン選手と表記されるのですよね。
リュン。
キム・ヨナorキム・ユナでも迷ったけどなあ。
とりあえず灰原は「リョン」でいくことにします。
曲は「ラフマニノフピアノ協奏曲」。超聞き覚えがあるー。まあもともとよく使われる曲ではあるけど、トリノ五輪FSで高橋大輔選手と村主章枝選手が使ってた印象が強いんですよね。衣装はピアノのデザインですっごく可愛い。素敵です。
レイバック→片手キャッチフット→片手ビールマンへの変形はお見事。以前よりスピンの軸が正確になってるし、ステップもすんごい上手くなってますね! スパイラルも前傾がなくなってポジションが綺麗~。すごいすごい。さすがにアヒルが並んでただけある。
ミラ・リョン選手は、昨季まではジャンプのテイクオフの姿勢が若干気になる感じだったのですが、ルッツ以外は直ってきてますね。まだまだ伸びるぞ~。次戦も頑張って!


浅田舞選手:
「アンジェパッセ」。ブルーの衣装がよく似合い、美しいです。立ってるだけでPCSが出そう。
ジャンプのミスがちょっと響いたかな? ルッツのエッジが難しいみたいですね…。でも、笑顔でフィニッシュしていたのは良かったです。大事大事。
「自信を持って滑れば、得点が出るんだと思った」と、演技後にコメントしていましたが、たしかにそうだと思います。去年までの、ちょっと生硬なかんじがなくなってきて、蕾から花へ、ほころび始めたかな? って感じの浅田舞選手。一歩一歩、精神的にも強くなってきているかんじで、すごくいい感じです。順位的には不本意だったかもだけど、いい経験が積めた試合だったんじゃないかな、と灰原は思いました。
次戦も頑張って!


エミリー・ヒューズ選手
「カルミナ・ブラーナ」。うーん、この選曲エミリーにはどうなんだろう。すごくいい曲ですけど、曲の持つ悲壮感と、エミリーの持ち味である弾むような明朗さが合わないかんじがする。チャレンジしてみたかったのかな…。まあ初戦ですから、努力家のエミリーのこと、今後演技を磨き上げてくるのかな。
ジャンプはほとんどすべて軸がよれていましたが、転倒せずに全部こらえきったのはさすがのド根性だと思いました。やっぱりスピンが上手ですよね、彼女は。軸が微動だにしない。
あと、ちょっとしたキメポーズのうまさとか、ミスしても笑顔で印象を変えるとか、エミリー・ヒューズ選手のそういう勝負強いところは、日本の選手たちもお手本にしちゃうといいんじゃないかなーと思いました。勉強も練習も頑張って!


キャロライン・ジャン選手:
水色の衣装が可愛い~! ミライ・ナガスちゃんの衣装も水色ですんごい可愛かったけど、同じ色目でも雰囲気がちょっとノーブルな、お姫様的な衣装ですね。お似合いです。
今日も3F+3Tに果敢にチャレンジ。3Tは回転不足をとられましたが、いまは降りてるだけでOKなんじゃないかな。スピンはどれもこれも素晴らしかったです。
気になるのはやっぱりルッツ。2回跳んで両方ともエッジ不正です。今年は本当に厳しいですね。
次戦中国戦では、エッジの美しいフリップとルッツを跳びわけるキム・ヨナ選手や村主章枝選手、カロリーナ・コストネル選手などと一緒になりますから、ジャッジの目もさらに厳しい可能性があります。矯正頑張って欲しいです。
スパイラルがレベル1だったのも気になるところ。これも修正ポイントだなあ……とはいえ、14歳でGPS初参戦表彰台はすごいです。おめでとう!
ミシェル・クワン選手が13歳で全米選手権の表彰台に上がったとき、こんな感じだったのかなあとちょっと思ったり。


安藤美姫選手:
『カルメン』。赤と黒のコントラストの美しい衣装が、よく似合っています。
ジャンプの調子がよくないということで、今日も冒頭のコンボは3Lz+2Loと、セカンドはダブルに押さえたもよう。フリップがすっぽ抜けちゃったのは残念だったですね。けど、いまは大変でも、こんなに頑張って矯正してるんだから、NHK杯には実を結んでると思うな。
オーラスのレイバックスピンがレベル1なのは、肩の負傷に配慮して、ビールマンを入れてないせいかも。
ほんとうに僅差でキミーに負けてしまったのですが、本人が「自信に繋がる滑りができた」と言っていたのが、今回の試合のなによりの収穫では? と思いました。あんまり調子がよくない、という状況の中でも、そのときなりのベストを尽くした演技ができたってことですよね。良かったです。
キスクラのモロゾフコーチが痩せているのにもびっくりしました。ジャケットが借り着に見える。ほんとに、なんでこんなに痩せたんだろう。ヒップホップ効果?
キミーの演技終了を待つあいだ、となりにキャシー・リード選手がいっしょにいたのが可愛かったです。クリスは……いたのかなよくわかんなかった(ははは、すみません)。
スケアメ2位ならGPFは充分以上に射程内。NHK杯までにはステップのレベルをおそらく上げてくると思うんで、それを見るのも楽しみです。頑張って!


キミー・マイズナー選手
4週間前に決めたという『トゥーランドット』。どうもこの曲を聴くとソコロワ姉さんを思い出しちゃう。姉さん、元気かなあ……。
というのは冗談で、灰原もやっぱり世間さまと同じく荒川静香選手の演技をどうしても思い出してしまって、なので、冒頭からいきなり「曲のつなぎが違う!」と思ってしまいました。ははは、違うプログラムなんだからあたりまえだって。
正直、今回のフリーは、けっこうミスが多かったと思うのですが、それでもフリートップの安藤美姫選手に肉薄した数字をたたき出し、総合で逃げ切りがかなったのは、スピンの差ではないかと。安藤選手のスピンはレベル4がひとつですが、マイズナー選手はみっつ取っています。
あとはやはりスケーティングのうまさ。流れるようなスピードにたいしてファイブコンポーネンツがついたかな、という感じですね。
ただこのプログラムについては、やはり滑り込みが足りないな、という印象。今回のこの演技では、『トゥーランドット』の荒削りのフォルムを見せてもらっただけで、本物の『トゥーラン』はまだ見せてもらえてないかな、と思いました。滑り込みが充分だったSPと見比べると、ステップとかもまだまだ浅いし、もっと得点のとりようがあるプログラムだと思えますもん。
地元開催ゆえのプレッシャーはけっこうキツかったんじゃないかと思いますが、キミースマイルで、みじんも感じさせないあたり立派です。ベストの出来栄えでなくても、やっぱり元世界女王。さすがにキャロライン・ジャン選手とは、まだまだ役者が違うな! 次戦も頑張ってください!



今回大会見て思ったことは、男子も女子も、今年は空中戦メインかと思いきや、かなりステップを強化してきた選手が多かったことです。
長らく添え物的エレメンツみたいな扱いだったステップですけども、今年は表舞台に上がる予感。スケートカナダも、楽しみですね!
さーて、灰原もほかの人の感想見にいってこよっと。





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