さて、女子ですよ。
テレビ放映では、『スケートアメリカ女子シングルは稀に見るハイレベルな戦い』とか煽っていますが、スケカナでも似た感じで煽る可能性に10,000,000カノッサ(古ッ)。
『稀に見るハイレベル』はもう使っちゃったから、『バンクーバー五輪を占う大切な大会』あたり使えそうでしょうかね。もしくは『6大会イチバンの空中戦』とかかな。『トリプルトリプルジャンパーの競演』『実力者集結』『スケカナを制する者はグランプリシリーズを制す(昨季GPF進出者のうち、女子2人男子2人はスケカナ表彰台から出た。女子の村主章枝選手とキム・ヨナ選手、男子の高橋大輔選手とジョニー・ウィアー選手)』。わははははー、まだまだ出せるぞー。
たしかに今回スケアメ、厳しいですけどね。アメリカスケ連が後先考えず(失礼)エースをフル投入してきてるから。まあスケアメがフル投入なのってわりといつものことだけど。
ポイント争いで足の引っ張り合いになるじゃん……ねえ?
女子シングルフリーの日の客席は、男子シングルフリーより入りが多いみたい。まあアイスダンスのFDといっしょでしたしね。スケアメのダンスはすんごい豪華メンバーでしたから。スケート好きならこの日を狙うのも無理ないかも。
と、適当なおしゃべりはここまでにしておいて……っと。
女子シングルの感想にいってみたいと思います。
まずはSPから。地上派放送順に書いていきますね。
《女子SP》
浅田舞選手:
曲は「ロミオとジュリエット」。宵の空のような美しいブルーに星のようなビーズが素敵。大人っぽい衣装、お似合いです。
このプログラムはタラソワ振付なんですよね?
舞ちゃんの美しさをよく表現してくれているプログラムだと思いました。
ステップにしてもスピンにしても、全体的に以前より底が上がっていて、どこが上手くなっている、とひと言では言えないのですが、洗練されてきたなあ~と思います。
曲が同じなので、高橋大輔選手のFSと連続で見てみると面白いかも。儚げな美貌の舞ちゃんに、ジュリエットはよく似合いますね。
エレーネ・ゲデヴァニシビリ選手:
ゲ、ゲデちゃん、なんなんですかそのカチューシャは! つーかサークレットっていうか。孫悟空の頭につけてる輪っかかと思っちゃったよ!
まあ、はじめ驚いたものの、ゲデちゃんがつけているとギリシア神話の女神のようで、よくよく見ると美しかった。でもびっくりしました。
SPは、ゲデバニシビリ選手らしからぬ出来栄え。あんまり調子が良くないみたいですね…。ジャンプが飛んじゃったのもさることながら、スパイラルがガタついたのが残念だったかも。
しかしながら、最後のコンボスピンは頑張りました。なにげなく滑っているところの身のこなしが美しいのは、やはりタラソワ女史の愛弟子ってかんじだなあ。
キャロライン・ジャン選手:
「スパニッシュ・ジプシー」。この衣装と髪飾りすごい可愛い。よく似合います。
ショートから3F+3Tを入れてきて攻めていますね! ファーストの3Fに容赦なく回転不足をとられていますが(ああ…)、大技習得には場数を重ねるのも大事。今後アメリカのエース級になる彼女ではありますが、今年はまだ「ジュニアから上がったばっかりだしね」という言い訳が許されるお得な立場でもあります(年齢が得点に響く可能性アリというビハインドもありますが)。怖がらずバンバン跳ぶべしという方針はアタリだと思う!
しかしやっぱり気になるのがジャンプのテイクオフ時の妙な姿勢なんですよね…。今後1点を争うような勝負になってきたとき、絶対不利だと思うので、いまのうちに直して欲しいなあー。3Lzにエッジ不正をとられているのは姿勢のせいもあるんじゃないかな? こじつけすぎ?
パールスピンはいつ見ても驚きです。
エミリー・ヒューズ選手:
「アイ・ガッタ・リズム」。耳なじみのいいポップな曲、エミリーと似合いますね。デビッド・ウィルソン振付らしいスイング感があっていい感じ。
緋色の衣装で目にも鮮やか。エミリーは去年ブルー系の衣装でしたけど、絶対赤って似合うと思ってたんですよ! 可愛いです。
ジャンプはフィーリングが微妙に……ずれてる? 彼女もエッジ矯正かけてるのかな、3Lz、3Fとも回転不足をとられてしまいましたね。それ以外はよく踊れていて、素敵なプログラムだと思いました。
ハーバードに入学したばっかりで忙しいと思うんですが、次戦も頑張って欲しいです。
キミー・マイズナー選手:
「パッション」。なんだかエキゾチックな曲。腕の振付も妖艶なかんじでしたが、演技入りばなの笑顔が、キミーらしく清楚でキュート。ただ、村主章枝選手だったらこの振付なら笑わないかも……とちょっと思いました。演劇的な妖艶さを目指しているのか、キミーの個性を押し出しつつ曲の雰囲気をちょっと出したいのか、まだ見えてきてない感じ。滑り込むにつれ、焦点がはっきりしてくるのだろうな。
ジャンプ巧者のキミーですが、3Fに容赦なくエッジ不正がとられていてびっくり。毎年スケアメは開幕ご祝儀相場で、地元選手のみならず全体に得点が出やすいという都市伝説がありましたが、今年のスケアメは厳しいですね!
冒頭のスパイラルはとってもよかったです。
安藤美姫選手:
「サムソンとデリラ」。うわあ、個性的な衣装! オレンジとパープルの色使いって、難しいと思うんですけど、きれいに誂えてもらいましたねー。海の夕暮れのよう。美姫ちゃんにとっても似合っていて美しいです。
冒頭の3Lzは高かった!!! セカンドが2Loになったのは、無理をしない判断だったのかな? ジャンプのフィーリングが合わないと言っていましたし、肩も本調子じゃありませんしね。
ストレートラインステップでの転倒は残念でした。ステップそのものは去年より明らかに難しそうで、ストレートとか言いながら、サーペンタインくらい動いてる気がする。
安藤選手、ステップのときの姿勢が良くなっていて、以前は首がちょっと前に出てる気がしたんですけど、首筋がすっと伸びていて、余計に美人に見えました。
演技終わったあとに「やっちゃったー」の顔になってましたが、悲壮感がなかったのがうれしかった。いっぱい試合するもん、転倒もありますよね。「デリラ」はつぎの試合でリベンジですよ。頑張って!
安藤選手の得点が出たときのキャロライン・ジャン選手の表情がカメラで抜かれたのですが、キャロちゃん、一瞬、やや鬼の形相になってた……昨季四大陸でキミーに逆転されたときのエミリーの顔をちょっと思い出しました。しかしカメラに気づくと悪びれずにベリベリキュートな笑顔で手をふるキャロちゃん。うおおお、曲者ですね! やっぱりアスリートはそれくらいじゃないと! 先が楽しみです。
というわけで、SP感想はここで終わり。長いんでここらで記事を分けます。つづきは「スケートアメリカ・女子感想 その2」でどうぞ!
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