※この記事は「スケートアメリカ・男子シングル感想 その1(http://ameblo.jp/haibaran/entry-10053020993.html
)」の続きです。
よろしければ、まえの記事からお読みいただけると、うれしいです。
男子FS
小塚崇彦選手:
FSはビートルズ。なんだか懐かしくポップな雰囲気で、小塚選手に合う曲ですね。
3Aコンボは転倒せずよくこらえたと思いましたが、あいだにターン入ったせいで、シークエンスの扱いですね。3F+2Tのセカンドがつっかかって転倒になってしまったのも、ちょっぴり残念でした。
後半ちょっとバテたかな? しかし、オーラスのコンボスピンは素晴らしい速さでしたね。SP7位で総合8位に順位アップ。おめでとう。
南里康晴選手:
最初の3A、ちょっと惜しかった。フリップはキレイでした。
ルッツがダブルになっちゃうミスがあったものの、あとはキレイにまとめた印象。ルッツの片方はおそらくコンボだったと思われるんですが、セカンドジャンプがすっぽ抜けてしまったためか得点が伸びませんでした。
ステップはとっても丁寧でしたね! スピンも面白かった。もうちょっとスピード上がると、レベルが上がるかな? と思います。初戦にしたら上々の出来栄えですよ。去年よりグッと進化していました。次戦も頑張れ!
エヴァン・ライサチェック選手:
うわあ、《トスカ》だ! けっこう度胸がいる選曲です。
《トスカ》といえば、プルシェンコ選手本人が自分の代表作だとも言い、トリノ五輪で超絶技巧を見せ付けてくれた曲。ヤグディン選手によって《仮面の男》が禁じ手となったように、《トスカ》も禁じ手となったかなあと思ったんですが、果敢にチャレンジするのですね。いい曲だしね。禁じ手はたしかにもったいないかも。
アメリカの男女エースは、奇しくも、ふたりとも、トリノ五輪チャンピオンが使った曲を今季プログラムに取り入れたことになりますね。トリノグランプリファイナルのため??? 偶然かなあ。
衣装は今日は白。夜会服のように優雅ですね。解説の佐藤有香さんに「回転不足」と一刀両断された4Tですが、プロトコルを見るとダウングレードはナシ。むー、エヴァン君のジャンプの回転っていつも微妙にギリな気がするなあ。もうちょっとキッパリハッキリ回って欲しい気がします。
スピンにはレベル4をそろえていてお見事。FS1位おめでとう。カルメンパワーがなくなってもエヴァン君の末脚は健在でした。これで中国杯でも心置きなく出遅れられますね!(なにかが違う!!)
冗談はさておき、SPでは、ちょっと突っかかりぎみかなーと思ったステップが、フリーではずいぶん延びていて、素敵だと思いました。ところでエヴァン君、もしかしてまだ身長伸びてませんか。キスクラで並んでるフランク・キャロルコーチが縮んで見える…。
高橋大輔選手:
ロミオとジュリエット。
この衣装、なにかに似ていると前々から考えていたのですが、今日わかりました。
サッカー日本代表のユニフォームに似てる!!!!
青っぽい色合いと胸のエンブレムが、侍ブルーを思わせます。テレ朝だけに「絶対に負けられない戦いがある」とかテロップ出てきそう。……えーと、そんなもん出さないで欲しいです。今年のキャッチは、昨季の「魅惑のステップ王子(ひぃ)」より数段おとなしく、好ましいので、ぜひともこの方向性キープってことで。
で、くだらない感想はさておき、冒頭の4T、高くて飛距離もあり、軸もばっちりしまっていて素晴らしい出来栄え。カンペキです!
続く3Aは、空中姿勢がややいがんだので「降りろ!」と念力を入れたのですが、録画放映では灰原の念力も届かず(←生放送なら届いたとでもいうのか)、転倒となってしまいました。なんとなーく、昨季スケカナの《オペラ座》を思い出して不吉な予感を感じる灰原。
しかし今年の高橋大輔選手は、もはや去年の彼とは別人でした。苦手(ああ!)の3Loをしっかり決めて、コンボスピンもばっちり。シットスピンでは、脅威の深さを見せ付けます。
3F+3Tはキレイだったなあ~。3Lz転倒は残念でした。テイクオフまではとっても良かったんですけどね。これで減点2、とはいえ、なんだか今日の高橋大輔選手の演技、「負ける気がしない」。おかしい、2回転倒しているのに妙な安心感がある。つぎのストレートラインステップは、なんかちょっとまだ確かめながら滑ってる感じがありつつ、さすがのドラマティックな出来栄え。コンボスピンでのフィニッシュもお見事でした。
プロトコルを見ると、スピンのレベルがかなり取りこぼされていて、それがエヴァン君との差になったのかなあと思います。ステップも両方レベル2、ほかの選手なら充分ですけど高橋大輔選手だと不足な感じですね。
解説の佐藤有香さんが「うちの高橋大輔選手を見てちょうだい」みたいな、親戚のお姉さんみたいな口ぶりになっていたのが面白かったです。
結果は逃げ切り1位。キスクラでホッとした顔をしていましたが、テレビ応援してた灰原はべつにホッともなんともしなかったというか。あたりまえな感じがちょっとしてたりして。なんかほんとに今日の演技は負ける気がしなかった。スタジオトークで佐野稔さんもおっしゃってましたけど、プログラムの密度の濃さが段違いで、難しいことやろうとしてて、それがかなりカタチになってきているのが伝わってきた気がしたからかなと思います。
スピンとかステップの点が延びなかったのは課題ですね。次戦はNHK杯、たっぷり時間はありますから、修正頑張って欲しいなと思います。
3位なのに地上派では写らなかったパトリック・チャン選手は、これがGPS初表彰台じゃないですか? 良かったですね、おめでとう! 天国のコーチも喜んでいらっしゃることでしょう。次戦も頑張って!
アルバン・プレオベール選手は、フリーが「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア&ドラキュラ」だそうです。ええええ、インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア!?
あの耽美な世界を、どうプレオベール選手が料理したのかぜひとも知りたいところです。いずれSP、FSともビデオを入手しますので、そのだんにはたっぷり楽しもうと思います。
しかし、SPが「アダムズファミリー」で、FSが「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」って、ハロウィン仕様かいな。GPSは12月まで続くのに。
女子感想は明日、フリーといっしょに書かせていただきますが、フライングでひと言感想。
美姫ちゃん、綺麗だった!
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