ロシアスケ連の愛らしい出たがり会長、サーカスのピエロみたいな愛嬌のあるお顔立ちをしてらっしゃる、ヴァレンティン・ピセーエフ氏のインタビューがロシアメディアで発表されたようです。Golden Skate Forumでリンクを発見しました(いつもありがとう!)。
原文はこちら→  http://www.vremya.ru/2007/193/11/189663.html
Forumには有志英語翻訳(http://www.goldenskate.com/forum/showthread.php?t=17765 )も上がっていました。有志英語翻訳とロシア語の機械翻訳を見ながら、内容を日本語に書き取ってみたいと思います。
いつもの言い訳。灰原の英語力は中学生以下です。書き取りは機械翻訳を日本語らしく直したくらいのもので、読み取り間違いも充分ありえます。よろしければ、原文もご覧いただけると、うれしいです。
それでは、書き取り文にお進みください。



《ヴァレンティン・ピセーエフ氏談:ロシアのフィギュアスケートが落ち目だという意見は大げさである》


Q:
昨シーズンを終えて、ロシアナショナルチームの誰が引退し、新しく誰が加わったんでしょうか。


A:
昨シーズン終了後、数人のナショナルチームメンバーは引退しました。イリヤ・クリムキン、ヴィクトリア・ボルチコワ、エレーナ・ソコロワ、そしてマリア・ペトロワ&アレクセイ・ティホノフ組です。
ボルチコワとクリムキンは、故障により引退を余儀なくされました。ボルチコワは現在コーチに転向しています。
エレーナ・ソコロワは、トレーニングに真剣みが感じられないと私たちは判断し、チームから外れてもらいました。ペトロワ&ティホノフ組の引退は……年齢的な問題ですね。いままでロシアスケート界を支えてくれた彼らに、感謝しています。
マリアとアレクセイは、ロシアスポーツ委員会に籍を残しています。彼らが後進のスケーターのために力を貸してくれることを、我々は望んでいます。
残念ですが、ユリア・オベルタス&セルゲイ・スラフノフ組は、今季1シーズンをスキップすると決定しました。
ユリア・オベルタス選手に複雑な心理的障壁があり、安定したジャンプが、そして演技が、望めないためです。この問題を解消するために彼らがどうすればいいのか……正直にいって、我々にも考えが浮かびません。
若手ペアのうち、2チームはパートナーを解消しました。昨年欧州選手権6位に入ったHelen Efaeva&Aleksey Menshikov組と、Darya Kazyuchits&Sergey Roslyakov組。Menshikovは引退、他3人は、新たにパートナーを探しています。


Q:
会長が今季期待するスケーターは誰ですか? 誰にメダル獲得の可能性があるとお思いでしょうか。


A:
私が期待しているのは、まず、アイスダンスのドムニナ&シャバリン組、そしてホフロワ&ノビツキー組です。
彼らはともにテストスケートで、良い結果を出しました。
ほか、学生にも有望な選手たちはいます。Bobrova&Solovev組、、Mikhailova&Maxsimishin組、Rubleva&Shefer組、Monko&Tkachenko組など。ジュニアの国際大会では、ロシアのアイスダンスチームはつねに表彰台に上がっています。
ペアについては、川口&スミルノフ組、そしてムホルトワ&トランコフ組は相当に有望だと感じています。先日のフィンランディアトロフィーで、ムホルトワ&トランコフ組は金メダルを獲得しました。たしかにフィンランドには強力なライバルは出場していませんでしたが、彼らが難しいエレメンツを成功させたことに注目するべきです。ジャンプも安定していました。


Q:
シングルの状況はなかなか悲惨だと思われるのですが。


A:
なぜそう思うのですか?
ロシアナショナルチームのシングル選手たちの多くは非常に若いです。
アンドレイ・ルータイ選手、セルゲイ・ドブリン選手、セルゲイ・ヴォロノフ選手、アンドレイ・グリアツェフ選手、アレクサンダー・ウスペンスキー選手、コンスタンチン・メンソフ選手。彼らは非常に近い将来、ロシアの新しいリーダーになることでしょう。
女子シングルについては、たしかに問題があります。期待できるのはアリーナ・マルティノワくらいです。しかし残念ながら、彼女と同年代の韓国人選手(ヨナちゃんですね)や日本人選手(真央ちゃんですね)ほどの結果を残す実力は、マルティノワにはありません。
現在11歳から12歳の選手たちには、かなり有望な才能の持ち主がいます。彼らはその年齢で、すでに複雑な要素をこなしています。
Elizaveta Tuktamisheva、Evgenia Pochufarova、Adelina Sotnikova、そしてPolina Shelepen。我々は彼女たちをソチ五輪に向けて強化するつもりです。


Q:
エフゲニー・プルシェンコ選手とアレクセイ・ヤグディン選手の復帰は、どうなっているんでしょうか。


A:
現在もさまざまなことを話し合い中です。
けれど、これは申し上げておきますが、私自身はいままで、彼らがアマチュアに復帰するべきだと言ったことはないし、復帰の説得もしていません。
プルシェンコ選手についていえば、復帰というより彼はいまだにエリジブル(競技)スケーターです。彼は競技引退していません。
ヤグディン選手の復帰は、手術の回復状況によります。
ただ、いまのところ、公式の会談として私はヤグディン選手と、復帰についての話し合いをもったことはないんですよ。



はい、書き取り終了です。お疲れさまでした!
ロシアのスケーターたちについては、いろんな情報がオフアイスシーズンも錯綜していたんですが、とりあえず今回のインタビューでハッキリしたこともありました。
ソコロワ姉さんは、やっぱりスケ連をクビになってたのね、とか。
ボルチコワちゃんも引退かー……とか。
クリムキン選手については、本人の引退宣言のあとにナショナルチームに名前が入ってたりしてドタバタ感があったんですが、やっぱり引退のようです。いまアイスショーツアーに参加してますもんね、クリムキン選手。
川口&スミルノフ組は、現在ロシアンペアの2番手、という扱いのようです。まだ組んでたった2シーズン目なのに! 川口選手、驚くほど立場が変わっちゃいましたね。スケカナ、ほんとに頑張って欲しいです。
シングルについてのピセーエフさんの見解の中に、ガチンスキー選手の名前が入ってないのはどうしてかなあ。ガチ君まだジュニアだからかしら。
若手男子のうち誰かがそのうち新しいリーダーに……って、グリアツェフ選手は昨年度のロシアンチャンプなんですけど、とちょっと思ってしまいました。欧州選手権で大自爆したから、まだ信用できないと思われてるのかなあ。
女子はマルティノワだけが希望って、ミーシンコーチも以前同じこと言ってたけど、イエフレワ選手とかドロニナ選手とかまだまだ若いんだし可能性あると思うんだけどなあ。まあ、ロシアはソチ五輪開催決定だから、バンクーバー世代より1世代下がった、現在ローティーンのソチ世代に目がいっちゃうのもしかたないのかもしれないけど。
ロシアのノービスっこちゃんのお名前がいっぱい出てきましたが、灰原の注目はElizaveta Tuktamisheva選手です。去年、ミーシンコーチが、「いま10歳くらいの女の子ですごく才能のある、リズって選手を教えている」と、ちょっと得意げにインタビューで語っているのを読んだことがあるんですが、もしかして彼女じゃないですかね。
……マジックミーシンズベスト着てるのかなあ。
ガチ君がベスト卒業しちゃったみたいなんで、2代目キャンペーンモデルとして、Tuktamisheva選手(なんて読むんだ)をフィーチャーした動画をMMVホームページに上げて欲しいです。
気になるヤグプルの復帰については、どうもあんまり進展がないみたい。ヤグディン選手は現在リハビリ中でしょうし、プルシェンコ選手も手術の予後が思わしくナイっぽいので、しばらくは進展ないかな。気長にまた情報を待ちたいと思います。
そういや、怪我でスケアメスキップとロシアメディアに報じられていたルータイ君、エントリーに名前残ってるけど、結局出場できるんですかね?
うーむ、海外の情報って、やっぱり言葉の壁っていうか。いまひとつクリアに情報が伝わってこないこともいっぱいあって、もどかしいなあ。





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