アメリカの2大アイスショー、チャンピオンズ・オン・アイスと、スターズ・オン・アイスに、なんと合併の動きがあるそうです。
ニュースはこちら→ http://www.chicagotribune.com/entertainment/cs-071003figureskating,1,3958910.story?ctrack=1&cset=true
  英語です。
スターズ・オン・アイスは、ご存知世界最大のスポーツエージェント、IMGことインターナショナルマネジメントグループが主催するツアーです。アレクセイ・ヤグディンさん、トッド・エルドリッジさん、産休中のサレー&ペルティエ組や、佐藤有香さんが所属しているのがこっち。
スルヤ・ボナリーさん、ヴィクトール・ペトレンコさん、アニシナ&ペーゼラ組が所属しているチャンピオンズ・オン・アイスは、昨季からAEGことAnschutz Entertainment Groupが主催しています。
記事によると、チャンピオンズ・オン・アイスは、1969年に催行された"Tour of World Figure Skating Champions"が母体となって生み出されたんだとか。トップスケーターをそろえた常設的なそれとしては、アメリカでおそらくもっとも老舗のアイスカンパニーだそうです。
もともと、選手権上位の選手たちによるアイスショーが母体であるためか、レギュラー団員中心のスターズ・オン・アイスに比べると、ゲストのエリジブルスケーターたちの比重が大きいのが特徴。昨季までは、『ミス・パーフェクト』ミシェル・クワン選手が出演し、大幅に集客に貢献しました。しかし、クワン選手が出演しなかった今年は、かなり集客に苦労したらしく、公演によっては半分ほどしか席が埋まらなかったそうです。
来季にはいまのところ20公演を予定されているそうですが、おそらくクワン選手の復帰はない……というところから、じっさいそれだけの公演数が確保されるか微妙。
一方のスターズ・オン・アイス。プロスケーターであるレギュラー団員主体のこちらのショーの、現在のプリマドンナは、サーシャ・コーエン選手。サーシャまだエリジブルなはずなんですが…。つい先だって、サーシャがスターズ入りしたと発表された瞬間、アメリカの掲示板は「すわサーシャ引退か」と色めきたっていましたっけ。
ただ、結局競技引退の発表はありませんでしたし、マーシャルズとあとちょぼちょぼしかスケートの披露がなかった昨季に比べると、ショーとはいえ演技数を重ねられるスターズ・オン・アイスの所属のほうが、たんにボストンで演技の勉強してるよりは、バンクーバーへの道に近いんじゃないかと、灰原は思います。サーシャは2008/2009年シーズンには競技復帰すると宣言していますから、1年限りのプリマドンナなのかな。
スターズ・オン・アイスについても、昨今集客が厳しいのはチャンピオンズ・オン・アイスと同じ。ミシェル・クワン選手を失ったチャンピオンズほど劇的な数字の落ち込みはないようなんですが、それでも来年はもしかしたら、看板スターのアレクセイ・ヤグディン選手が離脱しちゃうかもしれませんしねー。サーシャも来季はわかんないし。状況が厳しいのはお互いさまなわけです。
ただいま、互いの催行会社どうしで、話し合いが重ねられているもよう。まだじっさい合併なるかどうかはわかりません。
アメリカの世論調査では、フィギュアスケート人気が落ちていると、はっきり数字に出ているそうです。
アメリカのフィギュアスケート人気がマックスだったのは、ナンシー・ケリガン選手とトーニャ・ハーディング選手が競ってたころだっていいます。
ハ、ハーディング選手か。いまや別の意味でプロアスリートだって聞くけど…。
そのころって、女子は長く続いたカタリナ・ビット女王時代が終わり、アメリカ女子が花満開でしたし、男子はカナダのオーサー選手vsアメリカのボイタノ選手のブライアン対決が華やかだったころですもんね。やっぱり自国が強いスポーツがどこの国でも人気になるものですから。アイスショーが大人気だったのもあたりまえっていうか。まあ、いまでも、日本人の平均的感覚よりは北米の人ってスケートに親しいようではありますが、女子はアジア優勢、男子はヨーロッパ優勢のいまの状態で、アメリカの観客にフィギュアスケートを支持しろってそりゃあ無理だよ、と思います。
そんなわけで、事情はほんとよくわかるんだけど、2大ツアーがひとつになってしまうということは、それだけ北米のアイスショーが減っちゃうかもしれないということで……むー。なかなか由々しいですね。
まあ、もしかしたらアメリカのフィギュアスケート人気は、彼女たちがまた持ち上げるかもしれません。キャロライン・ジャン選手&ミライ・ナガス選手の昨季世界ジュニア1位2位コンビの日本初見参の日も近づいて参りました(ミライちゃんはエキシビでは来てますけど、競技で来るのははじめてなので、いちおう「初」ってことで)。
レイチェル・フラット選手の3Lz+3Tも気になる。頑張れアメリカジュニア女子、アイスショーの未来は君たちの双肩にかかっている!?(ちょっとなんか違う)
 
 女神幻想ダイナスティア は乙女のためのコミュニケーション重視のMMOオンラインゲーム。
争いのない世界にあなたも遊びに来てね。
今なら無料で遊べます!
※乙女なショッピングモール「乙女のおかいもの」でもうきうき情報紹介中!
※メルマガ「ダイナスティア情報局」登録はこちらから!

