ロシアで昨年放映され大好評を博し、今年も第2シリーズが放映される(それも、2つのチャンネルで2番組同時期に!)、有名スケーターが、スケートは素人の有名人と組み、アイスダンスを行う……という企画のどちらか(どっちだかいまいちわかんないんだよねー)に、ソルトレイクアイスダンスチャンピオン、赤毛のマリナ・アニシナお姉さまが参戦するもようです。
ロシア語で行われたアニシナ姉さんのミニ・インタビューを、Golden Skateフォーラムで、有志のmaureendさんが英語に抄訳してくださっています。スレッドはこちら→ http://goldenskate.com/forum/showthread.php?t=17256
  (Golden Skateフォーラムは無料登録制です)。元記事はこちら→ http://www.rg.ru/2007/08/09/anisina.html
 
記事タイトルは、「Танго из Парижа」、日本語にすると「パリから来たタンゴ」ってなるみたい。
記事によれば、昨シーズンもアニシナさんに番組からのオファーはあったそうなんですが、すでにアイスショーの出演契約をしてしまっていたため、断ったんだそうです。今年は参加することにした理由のひとつは「競技会から離れてずいぶんたっているし、コンテスト形式のくれるアレドナリンが少し懐かしくなったの」みたいなこと、のよう。
さて、いまだ賛否両論の新採点法について、ソルトレイクチャンピオンに、「どう思いますか?」と、インタビュアーは訊ねます。
アニシナさんはこう答えます。
アニシナ氏:
プログラムを必須要素の積み上げによって構成し、技術を数値に転換した新しいルールは、必ずしも当初の目論見のようには、競技を向上させる役にはたっていないように思います。
スケーターは、コンピューター的にエレメンツの達成について考えながら、芸術的に踊らなければなりません。それは不可能に思えるほど難しい試みであると、言わなければなりません。
演技には個性と情動が必要です。わたしたちは情動によって演技を汲み取るのだから。以前のシステムでは、ジャッジも観客も同じように、情動によって演技を理解しましたが、新採点法のあまりにもわかりやすくエレメンツを分解するシステムは、むしろ演技の本質を汲み取らないものだと思います。(かなり大意です)
うむ。アニシナさんは、旧採点法派なんですね。ま、当然かな。選手時代は、ずっと旧採点法でやってこられた方ですし。
新採点法か、旧採点法か、という問題は、どれだけ語っても語りつくせるものではないと思います。どちらにも一長一短あるから。アニシナさんの言う「エレメンツを重視しすぎて情動を軽視しすぎている」というのは、新採点法について、アイスダンスのみならず、シングルでもよく言われることで、いまのところ、一面の真実でもあるとは思います。
ただ、新採点法はとにかく歴史が浅いですし、少しずつ理想のシステムに近づいていければいいんじゃないかな、と、1ファンに過ぎない灰原は思うんですが、やっぱりフィギュアスケート界の中にいるアニシナさんには、歯がゆいこともあるんだろうな。
昨シーズン、ジョニー・ウィアー選手のコーチをつとめたアニシナさんは、「かつては、自分がコーチをするとか、振付をするとかなんて、考えたこともなかった!」と、語ります。「でも、やってみてはじめて、自分に誰かを教えたい欲求があるのがわかりました。今後はひんぱんにモスクワに来たいですね。いろいろやりたい計画もあるので」。
リバースリフトの頼れるお方、美しいマリナ・アニシナ姉さん。ジョニーにはこれからも協力することになっているようですが、今後、ほかの選手の練習を見る予定はあるのかな? できたら、いつか、力強くカッコいいアイスダンサーを、フランスからでもロシアからでもいいから、送り出して欲しいなーと思います。
なんだか久しぶりに、ソルトレイクのタンゴ、見たくなっちゃったな。
 
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