女の子のためのMMORPG「女神幻想ダイナスティア
」、本日は新規イベントリリース日です。
各国とも、風雲急を告げる展開だった前の期から物語を引き継ぎつつ、ちょっと「ホッ」とできたり「わはは」と笑えるイベントもあり。みなさま、お楽しみくださいね!
さて、本日ニュースサイトを見ていて、衝撃の記事を見つけてしまいました。
シンクロナイズドスイミング、井村雅代コーチが中国代表コーチに就任!!
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/headlines/gorin/20061212-00000002-kyodo_sp-spo.html
シンクロの井村雅代コーチといえば、「ジャンクSPORTS」などでも御馴染み、日本のシンクロナイズドスイミングを創成期から支え、小谷実可子選手、奥野史子選手、立花・武田組など数々のメダリストを育てあげた、名伯楽(うわ、古い言い回し)です。
その威力は、現役選手のみならず、OGをも恐れ入らせるほど。アテネ五輪直前番組だったと思うのですが、シンクロチーム担当レポーターの小谷実可子さんは、プールサイドに入って井村コーチの姿を見た瞬間に「気を付け!」姿勢になっちゃって、顔も強張っているし顔色も心持ち白くになっているし。テレビではいつもにこやかな小谷さんの表情しか見たことがなかっただけに、なにごとかと思いました。
選手とコーチという間柄から離れて何年もたっても、いまだにそのまえに立つと畏怖で身がすくむ。きっと小谷さんだけではなくて、日本でシンクロに携わるかなりの人に同様の影響力があると思われる、泣く子も黙る日本シンクロ界の『猛母』。
その井村雅代コーチが、今回アジア大会ではじめて日本を破った中国チームの味方につくなんて!!
思いっきり外野(というか場外)の灰原ですら衝撃を受けるのだから、競技者のみなさんにどれほどの衝撃が走ったのか、想像に難くないです。
今回、国際主要大会で始めて中国に破れた日本チーム。これから北京五輪に向けて、強化の見直しをしようというときに、なぜ強敵に寝返るような真似を!? そう思う人もいるかもしれません。発表された短いコメントからでは、井村コーチの真意のすべてを余人が安易にはかることはかないませんが……このニュースを見た一瞬のちに灰原が思い出したのは、『巨人の星』の星一徹の姿でした。
息子・星飛雄馬を一流野球選手に育てるべく、幼少時より猛烈な特訓を繰り返した父・星一徹は、飛雄馬がプロ入りしたあと、態度を一変して飛雄馬の敵として立ちはだかります。
貧しい暮らしをしていたころ、あれほど焦がれたはずの栄光の読売巨人軍からのフロント入りのオファーを蹴って、中日ドラゴンズに入団、息子が必死に産みだした「大リーグボール」を撃破することに執念を燃やすのです。
「大リーグボール」への刺客として、海外から選手をスカウトしてきたり、息子の親友(伴宙太)を巨人からトレードさせて特訓したり、息子を叩き潰すことに命を賭けているかのようなその姿は、息子への憎しみすら感じさせるほどだった。
けれど、星一徹は、けして息子・飛雄馬を憎んではいなかった、ということが、とあるエピソードで明らかになります。
大リーグボール2号攻略をほとんど完成させた、中日・星一徹&伴宙太師弟が、いよいよ飛雄馬と対戦したときです。
いまや中日の選手となった伴宙太は、星一徹監督の、野球帽のツバを上げる、というサインを合図に、「大リーグボール2号」を打ち崩せと命じられて、かつての親友と対決の打席に立ちます。星飛雄馬が投球モーションに入る。伴宙太、監督を見る。星一徹監督のサインは「打て」……ツバに手がかかっている! 伴宙太フルスイング! しかし……大リーグボール2号攻略は失敗!!
自分のいままでの特訓はなんだったのか、大リーグボール2号攻略作戦は誤りだったのか。打席後、問い詰める伴宙太に、星一徹は告げます。……あの瞬間、野球帽のツバに手をかけるような仕草をしたのは、あれは「打て!」のサインではなかった。
「血の滲む思いで編み上げた魔球を、かつての親友に打ち崩される」息子の心中を思って、親としての涙があふれてきたのを、思わず拭った仕草が、ツバを上げるもののように見えただけだったのです。
星一徹は、スポーツ選手が成長するためには強大なライバルが不可欠だと知っていた。息子・飛雄馬をより成長させるために、もっともっと偉大なピッチャーに育て上げるために、父・一徹は憎まれ役を買って出て、飛雄馬のもっとも手強いライバルを育て続けていたのです……。
(余談ですが、1974年に当時最強を誇った川上巨人を制してセ・リーグ優勝を果たし、巨人軍の連覇記録をV9で止めたのが、ウォーリー与那嶺監督率いる中日ドラゴンズです。ウォーリー与那嶺氏は、巨人軍創成期の大スターでしたが、川上哲治監督に戦力外とみなされ巨人を追われたのでした。……どこかで聞いた話でしょ。「巨人の星」連載時には、いまだ巨人は連覇記録中であり、与那嶺氏は中日入りしていませんでした。マンガを追うかたちで、与那嶺監督率いる中日ドラゴンズが巨人キラーとして立ちはだかったというのは、じつに奇縁ですね)。
もしかして、井村コーチも、星一徹のような気持ちなのではないでしょうか。愛する弟子たちがもっともっと成長できるように、あえて強大なライバルを育てようとしているのではないでしょうか。
かつてはロシアと「2強」と呼ばれた日本のシンクロナイズドスイミングが、このところ国際大会でやや出遅れているのは事実です。2006年のシンクロワールドカップでも、ロシアを捕らえることはついに叶わず、新興勢力スペインと銀と銅のメダルを分け合いました(もちろんこれも立派な成績ですが)。日本シンクロが復活するためには、劇薬も必要だ……と、『猛母』井村雅代コーチなら、考えてもおかしくないと思うんだよなあ。
まあ、灰原の妄想ですけど。
井村コーチの中国代表コーチ就任で、厳しい状況に追い込まれた感のある日本のシンクロナイズドスイミング。大変だと思うけど……爆発力、期待してます。
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