サッカー日本A代表、監督変わってから、アウェイで初黒星ですねー。
見るとけっこうみんなイイ動きだったみたいなのに、一瞬の空隙で勝敗が決まっちゃったりするから、サッカーは恐ろしい。
でも、攻撃する姿勢はとってもよかったと思うし、若いチームでまだどんどん伸びると思うから、これを糧にしてがんばってほしいです。
しかし、代表のオシム監督はつくづく大人気ですね。スポーツ紙で名前をみないことがありません。
オシム監督の行動や発言は、いちいち機知に富んでいて驚きがあり、マスコミが追いかけるのもわかる感じです。おそらくサービス精神が旺盛な方なんだろうなー。
素人目には、オシム監督は、一生懸命走って守る、最後の一歩まで走りきれる精神力が大事だみたいな、なんだかすごくシンプルな、むかしながらのストイックなサッカーを目指しているように見えます。原点回帰というか。もちろん高度な戦術もお持ちのはずですが。
システムがどうとか、技術がどうとか、もちろんそういうことも大切なんだけど、要はどれだけ頑張れるかだよ、とオシム監督は言ってる気がする。
私も頑張ろう。
なんだかオシムジャパンを見ていると、灰原は『アメリカ横断ウルトラクイズ』を思い出します。
20代以下の人は知らないかもしれないなあ、ウルトラクイズ。聞いたことあるけど、見たことないって人も多いかも。最後に放映されたのが、もう10年? 15年? まえですからね。
灰原が子どものころ、もっのすごい人気番組だったんです。日本テレビ系列で年に1回放映されたクイズの祭典。勝ち残り式のクイズバトルを双六形式にしたシステムで、第1チェックポイントの後楽園球場から、決勝戦のニューヨークまで、ルートは年によって多少違いましたけど、1戦突破するごとにつぎの都市に向かうことができるのです。
参加者たちは、緒戦から決勝戦まで、1ケ月ちかくアメリカ各地をクイズで(!)転戦してたんじゃないかな。大人になったら私も出たい! と思ってたんですよねー。残念ながら、参加できぬうちに放映が終わりましたが…。
いまでも司会者のアオリ文句を言えますよ。
「勝てば天国、負ければ地獄!」「知力・体力・時の運!」「早く来い来い木曜日!」
懐かしいー。
……思いがけずウルトラクイズで長々語ってしまいましたが、そんなウルトラクイズの強引さと不条理さとワクワク感を、オシムジャパンは髣髴とさせます。今回の遠征の召集なんて、誰が選ばれるのか直前までわからなかったから、日本サッカー協会が候補者全員のパスポートをあらかじめ預かっていた、とか。逸話がいちいち面白いじゃないですか。……まあ、選手たちはちょっと困ってるかもしれませんけどー……。
オシムジャパンを見ていると、メガホン抱えた監督が、いまにも「ワールドカップに行きたいかーッ!?」と絶叫しだしそうな気がするのは私だけでしょうか? 「負けるのは怖くないかーッ!?」「燃えているかーッ!?」とか。
こたえて「おおおーッ!」と、拳を突き上げる若い選手たちの姿が目に見えるようです(笑)。ここでノリそこねて「えーっとぉ、俺は、いやちょっと」などと尻込みしていると、第2チェックポイントへ向かう飛行機には乗せてもらえないのかも。
ウルトラクイズだったら、たとえ1回敗退しても、敗者の味方・徳光アナウンサーが「敗者復活クイズ」を持ってきてくれたわけですが。オシムジャパンに徳光さんに相当するキャラはいるのかな???