小学校1年生、幼児年子3人子育て中、オカアサンマン、まろんです。
前回の続きです。
その後、おばあさんは区役所の展望台に連れて行ってくれました。
『あなたの日頃の行いが良いからよ』
いろいろ話をしていたら、そんなことをおばあさんは言ってくれました。
日頃の行いかぁ…いやいや、そんな褒められるものでは笑
私が元幼稚園教諭の話をすると。
おばあさん『私の妹も幼稚園の先生だったのよ』
私の夫が趣味で自転車をやっている話をすると。
おばあさん『私の主人も自転車をやっていてトライアスロンが趣味だったのよ』
やっぱり何か縁があるんだわ…と、おばあさんが呟いていました。
おばあさん『あそこが私の住んでいるマンションなのよ』
いやいやおばあさん、そんなプライベートな話をして良いのですか笑
お名前を聞いても、一期一会だからそんなの言わなくていいのと。
夫から、用事が終わったからそちらに迎えに行くよと連絡が来ました。
おばあさんと一緒に区役所を出る頃に、雨もやんでいました。
これ、あげるわと、おばあさんがこども達に折り鶴をくれました。
そして、こんな話を。
『おかあさんの話を聞いてあげてね。手伝ってあげてね。じゃないとおかあさん、倒れちゃうからね』
『あのね、おとうさんに、おかあさんに大好きって言ってあげてって言ってほしいの。心で思っていても、言葉に出さないとわからないこともあるから』
おばあさんはこども達とハグをし、私ともハグをして手を振りました。
人生で初めて会った人とたくさん話をして、ハグをするなんて、なかなかない出来事でした。
おばあさん、何か見えていたのですか?笑
車で迎えに来た夫に話をすると『そんなにピンポイントで話を伝えてくるなんて、確かに何か見えているのかも…』と笑
そして。
亡くなった祖父母のことを思い出しました。
少し前の日に、おじいちゃまの命日にお参り出来てなかったなと、好きなものを供えて手を合わせていたから、何かしてあげたいと思ってくれたのかな。
おじいちゃま、ああやってお小遣いくれたな。
おばあちゃまもよく、あんな風におしゃれな服を着ていたな。
人の口を借りて、いろいろ伝えてくれたのかな、良くしてくれたのかな、なんて思いました。
不思議なおばあさん。
またいつかお会い出来たらいいな。






