皆様、ご無沙汰しておりますが、またよろしくお願いします。

 

  怜和2年、初詣ツーリングが開催されました。総勢6人の参加で、目的地は海津市の千代保稲荷神社です。

前日までの悪天候予報が嘘のように、日中は晴れて気持ちの良い一日になりました。

 今回は距離が近いので、当日の朝10時に黒川のファーストフード店に集合。その日のルートとタイムスケジュールを確認します。

例年の1月の下旬といえば大寒の時期なので、オートバイで走ると寒いばかりです。そのため厳重な防寒装備が必要となりますが、この日はそれほど寒くもなく普通に気持ちよく走ることができました。

 現地には約一時間半程度で到着、賑やかな参道を歩き、油揚げとロウソクをお供えして参拝します。昨年同様モーターサイクル同好会の無事を祈願することができました。

参拝の後は昼食で、参道の串カツ屋さんに入り名物の串カツを数種類、よく煮込まれた豚汁も一緒に堪能しました。

 さて、帰りはせっかくのツーリングなので、木曽三川の側を通る道で景色を観ながら南下、木曽三川公園で休憩を兼ねて記念写真を撮りました。暖かくいい日になったせいか、ご年配のベテランそうなライダーさん達とも挨拶ができ、ほっこりとした時間もすごせました。

ここで、時間の都合でメンバー二人は早めに離脱、残りの四人は途中の日帰り温泉でのんびり汗を流しにいきました。温泉で体も温まり、途中ラーメン屋さんにて夕飯を食した後、それぞれの帰路へとつきました。

 とても満足度の高いツーリングとなったので、おそらく来年の予定にも組み込まれそうな雰囲です。

OK Let’s Get FCKI’N CRAZY NIGHT!!」

リードヴォーカルの咆哮一発で、独特のギターリフからスタート!

 先日私は日本のヘヴィメタルバンド、ラウドネスのメンバーでベーシストの山下昌良さんと、セッションバンドで共演できる幸運に恵まれ、一曲ではありますが彼らの代表曲「CRAZY NIGHT」を、一緒に演奏できるという貴重な体験をする事ができました。

 ラウドネスといえば、私が高校生の時1981年にメジャーデビューして、80年代中盤には海外進出、ビルボードTOP100にアルバムを送り込み、さらにアメリカンハードロックの巨人、モトリークルーの前座ではあるものの、日本人アーティストとして初めて、「マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)」のステージに立つという快挙も成し遂げ、名実共に日本を代表するロックバンドとなり、現在ももちろん現役で日本のメタルシーンを牽引する存在です。

 そんな憧れのバンドのメンバーと、まさか共演できる日が来ようとは・・・。

きっかけは名古屋市内に店を構える、とあるロックバーでした。

そこのマスターから、「ラウドネスのメンバーを招いての、ジャパメタ(ジャパニーズヘヴィメタル)のイベントを開催するけど来ない?」という話が出ました。

そして、よくよく聞いていくうちに、イベントの最後にアマチュアセッションバンドで、課題曲6曲を山下さんのベースで演奏できるという事でした。

その話を聞くやいなや、その日に一緒に同行していたメタル好きな税理士(以下メタル税理士)が「出ます!出ます!絶対に出ます!!先生も一緒に出よう!!」と言ってしまってました。(笑)

私自身、この話を聞いた時は正直凄い事だなと思いましたが、冷静に考えると観客はほぼ全員ラウドネスファン、しかもアマチュアとはいえ日々ラウドネスの楽曲を練習しているであろうプレイヤー揃い。その人たちの前での演奏、しかも隣には本物のベースプレイヤー山下さんがおられるのです。彼はよくそんな状況での出演を即決断できるものです・・・。(^^;

ちなみに課題曲は

Lonely PlayerIn The MirrorCrazy DoctorLet It GoCrazy NightsThe End Of Earth

以上の6曲です。

形の上では当日の手上げ制で決定するとのアナウンスですが、当日になってメンバーが決まらないと困ってしまうので、事前にどの曲を誰がどのパートで演奏するのかを確認しなければなりません。

我々の演奏楽曲はラウドネスのライヴでは必ず盛り上がるCrazy Nightに決まり、次はメンバーですが・・・迷っている間もなく、メタル税理士の勢いに押されリードヴォーカル担当で、出演を承諾してしまいました。(笑)これでベースの山下さん、ドラムスのメタル税理士、リードヴォーカルの私(自称メタル歯科医)が決まり、残るはギタリストです。

ヘヴィメタルの楽曲といえば、どのパートも超絶技巧の連続です。しかもリードギターはその中でも華形パートと言えます。オリジナルメンバーの高崎晃さんのパートを完全コピーしようとしても、並大抵の苦労でないことは容易に想像できます。私の知り合いで昔からラウドネスの大ファンのメタルサラリーマン(メタリーマン)に連絡したところ、幸運にも二つ返事で出演を承諾してもらえました。やはり彼の高崎さんへのレスペクトは現在も継続しているようです。

さて、出演が決まったものの自分自身本当に歌えるのか心配になり、(本番は2週間後に迫っていた為)さっそく翌日診療後に一人カラオケで練習、自分の声で一曲通して出せる事を確認できました。更にはメンバーと実際に合わせるため貸しスタジオで3日間に渡り二時間ずつ練習し、なんとか恥をかかないように演奏できるようになりました。

ドラムスのメタル税理士はかつてのオリジナルメンバー故樋口宗孝さんのドラムスクールの卒業生、ギターのメタリーマンは中学生からの高崎晃さん大好きなギター小僧、私はといえばバンド経験はないものの、声量と声域には自信があるので、カラオケでもマイクを使用することなく歌える事ができます。なんとか二井原実さんに近づけられるよう頑張るだけです。

そしてついに当日を向かえました。開場は夕方ですが、朝から何か落ち着きません。

大丈夫!今まで幾度となく練習を繰り返し、夢の中までも練習したから絶対に上手くいくはずだ!!そう自分に言い聞かせ、高ぶる気持ちを抑えつつ夕方過ぎには会場入りしました。

「勝手にジャパメタナイト!」全国を回って行われているイベントの名古屋場所というところでしょうか、栄のとあるバーの中に演奏できるステージがあり、50人ぐらいの収容人数かと思われます。お客さんの平均年齢は40~50代で、ほぼ我々と同年代。皆さんこの日を楽しみに来ているのが分かる熱気でした。

ステージの順番は世話役のロックバーのマスターのバンド、地元出身のメジャーバンドが数バンド、次が現ラウドネスベーシスト山下昌良さん率いるバンドと続きます。そして最後がいよいよアマチュアセッションバンドの出番となります。

当たり前ですが、メジャーバンドはどのバンドも素晴らしく、会場の盛り上がりもボルテージがグングン上がっていきました。

最後のセットチェンジで、いよいよ次はアマチュアセッションバンドの登場です。

曲順も決まり、我々のバンドは6バンド中5番目の登場となりました。

高崎モデルの高そうな真っ赤なシグネチャーギターを持参した方や、二井原さんのステージで使用していた同型のサングラスなど、なりきり度もかなりハイレベルでした。

それにしても皆さん上手い!しかもテクニックのみならず、どのバンドもラウドネス愛に満ち溢れ、感動するほどでした。やがて4バンド目が終わる頃には緊張もMAXを通り越して、我々メンバー同士もハイテンションのあまり、笑いが出る状態です。

もうやるしかない!!!

この日の為に仕込んだ日章旗のマントと、二井原さんが履いていた白いブーツがこの日に間に合わなかったので、やむを得ず白い長靴を履きステージに上がります。(笑)

隣には憧れの山下さんがこちらを向いてスタンバってらっしゃる。ギターのメタリーマン、ドラムスのメタル税理士も準備OK

私の咆哮と共に至極の時間が始まりました!

You come to see the show.
Well, we're gonna rock and roll you.
Come and get on your seat.
We're gonna make you feel alright.
Hey, you wanna go crazy tonight.

 Let me hear you shout andscream.  

(中略)

Rock and roll crazy night. You are the heroes tonight.
Rock and roll crazy night. You are the heroe!
 

まるで夜空に上がる打ち上げ花火のように、最高の時間が終わってしまいました。

山下さんの弾く重厚なベースラインに感動しながら、客席の皆さんの手拍子や途中で入るMZA!の合いの手、Hey! Hey! の掛け声も一緒に合わせてくれたり、何より山下さんが一緒に盛り上げてくれたのがとても嬉しかったです。

 

 

終演直後、山下さんから握手を求められ、「その長靴いいなぁ、俺も買おうかな~」と話しかけられ、「ぜひ!」と答えた会話が今でも印象に残っています。

反省会ではここ数年で一番うまいビールを飲みながら、ギタリストのメタリーマンから「ちょっとミスった所があったから、次はもっと上手にやりたいです」と言われ、ドラムスのメタル税理士からは「先生、次は何やる?」と言われました。(笑)やっとの思いでこの緊張から解放されたので、もう当分やらなくていいかな~、なんて思っていましたが・・・どうやら、次誘われたら懲りずにまたやってしまいそうです。 STAY METAL  lml

その知らせは月曜日の昼過ぎに入りました…。

え、Mさんが交通事故で亡くなった?

嘘でしょ、まさか彼が事故なんて??

頭の中が真っ白になってしまいました。

時々参加するツーリングクラブで知り合い、つい先日もキャンプツーリングで一緒だったのに…。

交通事故は一瞬で命を奪われてしまう事もあります。

ましてや、二輪での事故は四輪と比較しても、怪我の程度も大きくなる可能性が高いといえます。

私はまだ二輪を降りるつもりはありませんが、時々彼のことを思い出し、安全運転を心がけたいと思います。

さよならMさん、安らかに眠ってください。

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