主に東日本から発信されていると思われるが、縄文時代超絶長くて超平和で全世界人類のルーツ説がある。
縄文人の遺跡で有名なのは、縄文土器と土偶、貝塚である。
縄文人というのは現代の人間が勝手に付けた名称で（弥生人も同く勝手に付けた名前）、彼らは自分たちのことを何と呼んでいたのか不明である。
というのも、日本で律令制が始まった飛鳥時代や奈良時代（これも現代の人間が勝手に呼んだ名称）に縄文の遺物が見つかっても、それが誰のものか分からなかったので、すでに縄文人は日本人の前から、そして記憶から消えていたようである。
日本人の１３％は縄文人の血を引いているといわれる。
大和朝廷（それが日本人なのか倭人なのか定かでない部分もある）は、先住民の同化政策を推し進めていたが、同化しなかった民を蝦夷（エミシ、エゾ）と呼び、エミシは３種いたとしている。
その３つの民族の内、明治まで同化しなかったのはアイヌである。
あとの２つのエミシはどのような民であったか不明だが、縄文人ではなかったようである。
縄文人の遺跡である貝塚を見て、千数百年前の日本人はダイダラボッチの食べたゴミと見なしていた。
ダイダラボッチの作った山（富士山など）や湖（琵琶湖など）も併せて語られるが、これを天変地異と捉えた場合、縄文人が巨大な災害で滅んだ可能性もある。
もしくは災害のために北海道へ移住した可能性もある。
アイヌは縄文人をコロポックルと呼んでいる。
アイヌ人は入れ墨をしていたが、これはコロポックルを真似たものという。
ただし、アイヌとコロポックルは接触を禁じられた間柄で、沈黙貿易という、ピンポンダッシュのような取引だけをしていた。
ところが、アイヌ側が禁を破ってコロポックルを拉致してしまい、怒ったコロポックルは北海道からいなくなってしまったという。
その際、アイヌはコロポックルの施していた入れ墨を見て、自分たちの風習に取り入れたという。
コロポックルの正体を探る上で、入れ墨は大きなヒントになる。
このサイトはコロポックルのインスピレーションそのものではないか。
このサイトはアートという面を強調しているので、どれだけ歴史の真相に迫れるか、などは考えておられないかもしれない。
だが、最も真実に近づいた意見ではないか。
コロポックルが移住した先は北極圏近郊となると推理している。
樺太、カムチャッカ半島、シベリア、グリーンランド、アラスカ、カナダなど、十数万人が住んでいる。
エスキモーは生肉を食べる者という侮蔑語だとされるが、実際はかんじきを編む者で「人」という意味らしい。
そしてイヌイットも人という意味でアイヌも人で、コロポックルはフキの下に住む者なので、やはり人という意味である。
いずれも男と女、あわせて人という意味なのだろう。
エスキモーが作るイグルーは、材料が違うだけで竪穴式住居そのものである。
縄文人は優れた民族という評価があるが、もしエスキモーと縄文人が同じなら、倭人とは相いれない民族であったと思われる。
また、捕鯨が得意であり、これも北方民族と共通している。
そして彼らはアメリカ大陸北方に住んでいるが、その南に住む、家族関係において厳格なインディアンとはもっと相いれなかったと思われる。
エスキモーには姥捨ての風習があり、また、雑婚と呼ばれる（自分の妻を客に提供するなど）形態があるなどしたため、倭人やアイヌも彼らと距離を置いていたと思われる（もちろんそれに興味を示す人間も多くいた）。
姥捨て山の昔話も、日本の話ではなく、コロポックルの話だったのかもしれない。
日本人の１３％は縄文人という。
日本人は世界で最も道徳的に堕落した民ともいわれるが、ここに起因したものといえなくもない。
（Ｆという漫画はそれっぽいのである）
