先日、4月28日のNHK「クラシック倶楽部」で、
素晴らしいギタリスト「アナ・ヴィドヴィチ」さんに出会いました。
高度に洗練された素晴らしい音楽性と、
弦の摩擦音や、爪のアタック音や、指が指板を叩く音などの雑音が、
一切無い澄み切った音色と、
一粒一粒の音が完璧に艶やかに聞こえる、
ギターと言う楽器の制約を超えた完璧な技術を持った、
最高のギタリストです。
この様な素晴らしいギタリストに出会ったのは、
かつて私が世界最高のギタリストとして敬愛していた、
「ナルシソ・イエペス」師以来二人目です。
イエペス師が亡き後、クラシックギターからは遠ざかっていましたが、
再び聴きたい素晴らしいギタリストが現れました。
日本にもう何回も来ていて、
日本語も話せるらしいという説もあるのに、
今まで全く知らなかったのが悔やまれます。
雑音を一切出さない「アナ・ヴィドヴィチ」さんの音色と、
端正で軽やかで上品な音楽性は、
私が「ピアノの神の化身」と敬愛している「辻井伸行」さんの、
底部雑音を一切出さない澄み切った音色と音楽性に通じるものが有ります。
これからは、「辻井伸行」さんと「アナ・ヴィドヴィチ」さんを、
私が敬愛する演奏家として応援して行きます。
この出会いをさせてくれたNHK「クラシック倶楽部」に感謝です。
ではでは。