ピアニスト「辻井伸行」さんが、
10月31日、
イギリス、
マンチェスター、
ブリッジウォーターホールで、
ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第3番」を、
佐渡裕さん指揮の、
BBCフィルハーモニックと演奏しました。
BBCフィルハーモニックと、
「辻井伸行」さんは、
既に何回も共演していて、
オーケストラの皆さんは、
「辻井伸行」さんのことを、
自分たちの息子と思っている程です。
「辻井伸行」さんは昨年7月16日に、
ロンドンの、
ロイヤル・アルバート・ホールで行われた、
世界最大の音楽祭「BBCプロムス」に招待され、
BBCフィルハーモニックと、
主席指揮者のファンホ・メナさんの指揮で、
ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第2番」を演奏し、
大成功を収めました。
今度は、
同じBBCフィルハーモニックと、
辻井さんの師匠の佐渡裕さんの指揮で、
同じくラフマニノフの第2番よりも、
遙かに難曲と言われる「ピアノ協奏曲第3番」を、
圧巻の演奏で大成功を収めました。
ラフマニノフ作曲「ピアノ協奏曲第3番」は、
「辻井伸行」さんにとって、
全く初めての挑戦でした。
時差も、
初めての曲の緊張感も、
異国の食べ物も、
大勢の聴衆も、
ものともしない「辻井伸行」さんの演奏は、
全く見事な素晴らしいものです。
いつものことですが、
「辻井伸行」さんが演奏に臨む時の、
集中力の凄まじさは誰も及ばない目を見張るものです。
全ての音をハーフトーンで弾く奇跡の奏法で、
鍵盤の底を決して叩くことの無い、
下部雑音を全く排除した美しく澄み切った音色は、
どの様な超絶技巧もハーフトーンで弾き切るその音色は、
「辻井伸行」さんの演奏を聴く全ての人々の、
心の奥底に深々と届きます。
その純粋無垢な音楽性は、
時を超え作曲家の魂と交信していると言われる、
誇張の無い素直な、
音楽の魂に寄り添った演奏は、
「辻井伸行」さんの演奏を聴く全ての人々に、
魂の安らぎを与えてくれます。
私はいつも思います、
「辻井伸行」さんは、「ピアノの神の化身」であると。
ではでは。