セーハに開眼! | 音痴なゆうゆうの「ソロギター弾き歌い」日記

音痴なゆうゆうの「ソロギター弾き歌い」日記

時の流れの道しるべにしている「ソロギター弾き歌い」のこと。
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「アナ・ヴィドヴィッチ」さんのこと。
娘(猫のラグドール)のこと。
等等。
時の流れのままに綴ります。

私がクラシックギターを練習していた頃、
一つの壁が有りました。

「セーハ」という技術の壁です。

人差し指一本で6本の弦を全て抑える技術です。

この技術が要求されるようになるまでは、
1本の弦は1本の指で押さえていたのですが、

「セーハ」という6本の弦を人差し指だけで抑える技術が要求された時、
これはカルチャーショックでした。

よく、「Fコードの壁」と言われますが、
私は当時はクラシックギターを練習していたので、
「セーハ」が出てきたのは「Fコード」ではありませんが、

「Fコード」に例えれば、
1番弦から順に、
F、C、A、F、C、F となります。

この中で、1番弦のFと、2番弦のCと、6番弦のFを人差し指で押さえます。

3番、4番、5番の弦は、
中指、小指、薬指で押さえますが、
実は、この3本の弦も、
人差し指で押さえている意識が無いと、
綺麗に6本の弦は鳴りません。

6本の弦を人差し指だけで押さえて鳴らすのが、
「セーハ」なのです。

最初の頃、私は力一杯抑えることで何とかしようとしていました。

なかなか上手く行きませんでした。

来る日も来る日も上手く行きません。

仕方ないので、
「セーハ」が出てこない曲も練習しつつ、
「セーハ」に挑戦し続けました。

何か月経ったでしょうか。

ある日、突然、開眼したのです。

人差し指に六つの眼ができたのです。

6本の弦の1本1本を押さえているという感覚が分かるのです。

6本の弦の1本1本が、
人差し指の腹の皮膚感覚で見えるのです。

これは凄い開眼でした。

『開眼』したという感覚でした。

ある日、その日は、突然来たのです。

何の予告も無しに、・・・・。

この開眼が無ければ、
ギターを生涯の生き甲斐にすることは出来なかったでしょう。



ではでは。