今日の弁当｜台抜き弁当

・たぬきごはん（揚げ玉・ねぎ）
・親子煮（鶏・白ネギ・たまご・粉さんしょ）
・甘きつね
・ごぼうかき揚げ
・わかめポン酢
・大根おろし（青じそ）
・ほうれんそう磯あえ
・ぎょろっけ　カレー味
・たくあん

第一印象
K氏からの今日のコンセプトはなんでしょう？の質問に全く答えられない。
想像力が乏しいのか、考える気がないのか。ただただ美味しそう！！てな具合に今日も食べ始める！今日のおかずはうどん屋そば屋の台抜きとのこと。抜いた台にはたぬきを入れている。みんな大好きたぬきごはん！貧乏人の天丼？な味らしい。

食べてみて
見た目以上で想像をはるかに超えてきたのが、揚げ玉、ネギ入りのたぬきごはん！ほんとに天丼を食べてるかのよう！ほんのり甘い揚げ玉とネギとごはんのバランスが絶妙。これは是非家でも試してみたい！このたぬきごはんに合わない訳がない親子煮。そして甘きつねは、南関揚げを使ってもっちりでジューシー！
でました！佐賀名物ぎょろっけ！今日はカレー味でごはんのおかずには最適！語彙力不足で伝えられないが、今日はうま～っと後からじわじわくる感じで、非常に満足度の高い弁当でした。

食育ポイント
たぬき＝あげだまは関東。大阪ではきつねのそば台だったりきざみのことだったりとややこしい。
今日のたぬきごはんはグッチ裕三さんがTVで披露していたもの。
台抜きとは、麺類や丼ものの台。つまり麺やごはんを抜いたもののこと。
酒を飲む人はそば屋や丼物屋でまず酒とお腹のふくれない肴や台抜きで飲み、仕上げにざるそばやごはんとみそ汁でしめる。天ぷらを汁でごく軽く煮たもの、たまごでとじたものなどが一般的。
鴨煮は鴨なんばんの台抜き。好む客が多いのかわざわざ台抜きと注文しなくともはじめから品書きにのせている店も多い。
作家の池波正太郎氏や島田雅彦氏のエッセイにはよくそば屋で台抜きをつまみに飲む場面が登場するが、これは”日本酒を男が一人でやる"が似合う。
少し下品だが前日の残りもののてんぷらを濃いだし汁で煮たものやみそ汁に入れてあたためたものなどごはんのおかずにはうってつけ。これは女が台所のすみでささっとすませる昼食にあってるんじゃないかな。

食後の茶話
本日は朝から事務所の近くでモーニング。400円でホットドック、コーヒー、サラダ、ゆで卵、ヨーグルト、最後に昆布茶も出てきてと満足度が高い。ホットドックしか頼んだことないけど他にもサンドイッチ、シナモントースト、卵サンド、アーモンドバターサンドと色々選べる。何より店主が無口でさりげないのがいい。これだけでも充分すぎるほどの店だが、このお店にあるコーヒーカップとソーサがとにかく美しい。今日、思い切って店主に「なんていう焼き物ですか？」と聞いてみたらすべて有田焼の源右衛門という焼き物とのことだ。手仕事によって見事に描かれたなんとも味わい深い模様。10年ほど前から佐賀の陶器市に足を運んで集めたらしい。ん？K氏も佐賀の陶器市とかなんとか言ってたなとか思いながら、陶器めっちゃほしなりました！

料理の器しかり、入れ物って大切やな。

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