宮城県山元町復興支援・調整活動を行いました。
ご協力いただきました皆さま、大変ご苦労様でした。

日時:平成23年4月5日~4月7日
支援活動場所
1日目:山下中学校
2日目:真庭区民会館
3日目:坂元中学校



活動報告
初日 11時半に現地調整企業様と面談。
   前回の支援調整の御礼と今回活動内容等の説明

   
約1時間の面談後、宮城県山元町総務班兼安全対策班長と打合せの為に山元町役場へ向け出発。13時に役場に到着後、直ぐに班長と活動の打合せ。その後山下中学校へ向けて出発し、炊き出しの準備、14時よりホルモンうどんの提供を開始。
山下中学校(被災者約550人、約3時間500食程度を提供)
炊出し終了後、山元町役場へ戻り、支援物資を安全対策班へ提供。(水・お茶等)

2日目 午前9時半に山元町真庭区民会館に到着。直ぐに準備に取り掛かる。
    午前10時よりホルモンうどん提供を開始。
    約2時間半200食を提供。(被災者150人) 終了後、支援物資を提供。(お茶とうどん)

    場所を坂元中学校へ移動し13時より準備開始。
    13時半より提供開始。約500食提供。(被災者約300人)
    終了後、支援物資を提供。(お茶とうどん200食程度)

    全ての活動終了後、山元町役場へ戻り、報告と挨拶。
    支援物資として、軽油11ケース(約200L)を提供。

3日目 午前9時、現地調整企業へ活動の後方支援の挨拶。
    その後、福島県相馬市相馬漁港を視察し、浜通りを南下し相馬市・南相馬市を視察しながら
    飯館村を通り帰路(岡山)へ。

総括
今回の活動で非常に沢山の被災者の方々に喜んで頂けました。やはり配給の食材には肉がないようで、心待ちにしておられた子供からご老人の笑顔が何よりでした。また、最後に坂元中学校で小学生の子供達から感謝の手紙を頂き、これが今回の活動の成功と来て良かったと皆が感じた瞬間でした。


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岡山県津山町のみなさんへ
おいしいホルモンうどんありがとうございます。
とても、おいしかったです。
ぼく達、私達は、津波のせいで、家がなくなってしまい、
こうゆう物が、食べれなくなったのですが、みなさん方が、来てくださってありがとうございました。またこのようなきかいがあれば、またきていただきおいしい料理を、食べたいです。
また来てください。
がんばろう宮城!
中浜小学校 6年男の子 5年女の子 3年男の子

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岡山津山名物B級グルメのホルモンうどんです。

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ホルモンうどんを召し上がっていただく待ち行列です。

はぎわら誠司オフィシャルブログ Powered by Ameba-自衛隊のみなさんへのお礼
自衛隊員へのお礼が貼り出されておりました。
○昨夜東京に戻りました。主力部隊は、現地であと数日活動を続けます。安全を祈り、また、活躍を信じます。


○福島の友人Sさんの案内で、県の災害対策本部が行っている放射能汚染の検査を受けてきました。福島の人はこの検査でOKをもらった証明書を見せないと、都内のホテルにも泊まれないそうです。おかげさまで、調整部隊は3名とも無事でした。


○引き続き、第二陣の派遣にむけて調整中です。福島の伊達市を足場として、次は、沿岸部にもボランティアを展開する方向で考えています。


○感じたことがいくつかあります。やはり日本人は我慢強いということ。心の中はさておき、表に出てくる表情と言葉はまことに奥ゆかしいものです。我慢しながら、笑顔でおられる皆さんに心から感服です。


○しかし、福島の現状と将来に対する見方は、とても厳しいものを持っておられることも確かです。RFC福島放送のラジオを聞ながら移動していましたが、その緊迫感と熱意は圧倒的でした。
申し訳ないけれども、NHKの報道は、とっても生ぬるいと感じました。福島県民の声なき声を理解しているものの姿勢はやはり違いました。


○ガソリンはありますが、相当きちっとした準備をしておかないと、外から来たボランティアが給油を受けることはまずできません。行っても途中でガス欠です。地元の方々は、前日に予約券をもらった上で、朝、5時とか6時にスタンドの前に並んでいます。ボランティアで行くのであれば、事前に調査して場所を選ばなければいけません。放射能汚染、または、その風評が、見えない壁となって、ガソリンの搬入を妨げている可能性があります。
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高速PAの自衛隊車両(高速上でも何キロにも渡る警察・消防・自衛隊の車列に遭遇しました)


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被災県内ナンバーの応援車両


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地元業者様での打合せ風景


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食料も燃料もすべて持参は当たり前です

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地元業者様のご好意で用意いただきました湯沸し用の薪です。2トントラック満載の薪は翌日以降の避難所で使わせていただきます。

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私たちが今できる些細なご支援ですが、ほんの一瞬でも見せていただいた笑顔が忘れられません。

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避難所の方々と隊員です。

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被災県内では避難所への入所や宿泊施設を利用する際、放射線の測定(スクリーニング)が必要との事です。
○伊達市のH課長ほかと打ち合わせ。福島第一原発周辺から避難された方々を中心にした避難所が最初の候補に決まりました。柱沢という地域で、地面で直火を炊いて足湯の熱源を確保するのに適切であることと、小規模であることが、むしろはじめての実地の作業としては適当だとの判断でした。

○4時過ぎに現地着。避難者のとりまとめを行っているSさんとお話、伊達にはボランティアがあまり入っていないようです。理由はわからないとのこと。趣旨を説明し、ご了解を頂きました。炉と足風呂をセット。火をおこしました。

○そこで、興味深そうに見ていた少年に、「一緒に手伝ってよ。」と声をかけます。しり込みしていましたが、Sさんも、「やったらいいよ」と声をかけ、作業に参加。まきを炉にくべる手伝いをしてもらいました。一連の作業内容に元気なおじいさん方が集まってきて、遠巻きに見学しています。

○ころあいを見計らって「お父さん、火にあたってよ。寒いでしょ」これで、人の輪が炉の周りに集まり。そうすると、女性陣が出てきて、足湯の周りに集まります。

○ここでも、会話は重要です。「最初に使う人は、大変な役割です。ちょうど良い湯加減を見てもらいます。申し訳ないですが、実験台になってください」これでみんな喜んで、実験台になっていただけました。

○小隊長のKさんも、「今日は無料ですが」「明日はただです」とその言葉で現場はどっと和やかな雰囲気になりました。

○「こんなもんで、体中があったまるって知らなかった」「人生悪いことだけじゃないね」うれしい言葉が聞こえてきました。

○次の活動の場所の設定について、市役所と相談。市役所の職員の皆さんも、柱沢の成功をみて、「規模の大きなところでお願いします。」燃料となる廃材の調達などについて、伊達市在住の友人に相談。快諾していただき、早速2トントラックで持ってきてもらいました。

○トン汁は、うまくいき女性陣が大喜び。

○「岡山でなんかあったら行くからね」と暖かい言葉を頂きました。みんなに感謝。

                                    平成23年3月31日