曜日を限って公開されていた、旧津山扇形機関車庫。
一年間の休館期間を経て、この春、『津山まなびの鉄道館』として、リニューアルオープンしました。
蒸気機関車のデゴイチと、12両の気動車・ディーゼル機関車が、転車台(ターンテーブル)に続く扇形機関車庫に展示されています。
今では、津山のヌシと言っても過言ではないDE50.
日本で唯一両製造された貨物用ディーゼル機関車で、伯備線を最後に引退した後、津山で保存されていた車両です。
扇形機関車庫の中に大切に保存されていますが、その全容を見ることができないのは、少々残念な気もします。
大阪・弁天町にあった、交通科学博物館よりやってきたDF50とDD13。
残念ながら、京都鉄道博物館への選考から漏れてしまったようです。
急行形気動車のキハ58系をはじめとする、気動車の保存車両群。
四国初の特急しおかぜとして活躍したキハ181の顔も見えます。
ディーゼルファンの私にとって、たまらなく居心地のよい空間でした。
津山という土地柄もあり、お客様の数もさほど多くなく、見やすいのも魅力です。
静態保存車両ばかりで、ディーゼル特有の音と臭いがないのは残念ですが、また訪れたい場所です。