約5年ぶりの記事になります。還って参りました。


2024年のブログ1本目『破墓(パミョ)』


この映画が素晴らしすぎて、思わず筆をとりました。



韓国2024年ナンバーワンヒット!!

「何かが出てきた」

シンプルで力強いコピー。パミョいです。



この話は

土地の吉凶に詳しいので良い土地の墓を売る風水師
葬儀の仕切りはお任せ!な葬儀師
やばい霊とか鎮めたり霊媒したりお祓いしたりする巫堂の姉弟

この4人の葬儀アベンジャーズが力を合わせ、謎の大富豪に大金を積まれて依頼された謎のやべー墓を掘り返し、死体を別の中に移そうとします。レッツチャレンジ。

当然普通の墓ではない。



うん、掘ったら全員死ぬ雰囲気がする。 
激ヤバ事故物件です。特級呪物。

ちなみにのんきに書いてますが、映像も音響も墓にたどり着くまでにもう、雰囲気は満点。自分は墓到着前に鳥肌が立ってました。劇伴もやばいんですよ。

音が良い、音で不気味、音で怖い、もう超一級のホラーの予感しかしない。






そして破墓(パミョ)ります。やる。なぜなら俺たちプロだから、


こんな厳重な墓の移し替え見たことない……みたいな厳重で念のいった儀式が!!


で〜!この儀式、何か見覚えあるなと思ったら…







中島哲也監督作『来る。』


ありましたわ。祝詞&念仏のオーケストラ。



破墓は風水師と巫堂のコラボなんで、そこまで異種合同儀式ではないんですが「下手に掘ったら死ぬ墓」との目に見えない命をかけたせめぎ合いは大迫力なんです…。



大迫力なんですが…なんというか、映画全体で見るとまだ始まってすらいないんですよね。


この儀式がスタートラインくらい。


墓は、掘ると、モノがたくさん出てくる。


もう出てくる出てくる出てくる出てくる。

都合の悪い、気味の悪い、正体不明の、謎の、命を脅かす何かが。



ネタバレになるので何も言えない。




はい。ここで豆知識。



この葬儀師さん。キリスト教徒なんです。

韓国、実はキリスト教徒の人口が非常に多いそうです。

韓国映画好きなら常識かもしれない。


そして風水、これは古代中国の陰陽五行思想からくるようです。


で、巫堂(ムーダン)。韓国土着の宗教と仏教やら陰陽道がごっちゃになったやつらしい。


つまり何がいいたいかって言うと、一つの宗教観で語られた「霊」の話じゃないんですよね。


そしてそのやべえ墓のそばには謎の寺「保国寺」も。

つまり仏教も出てきた。



日本も古神道と仏教伝来、神仏習合からの神仏分離があったように、韓国にも歴史がある。南北の分断があり、日本との争いの歴史があり、国の問題、民族の問題を他の国と同じように抱える国です。



はい、なんかめっちゃ語ってますが、そこまで語りたくなるくらいに根が深い映画『破墓』


主人公たち4人は、その根っこまで掘らなければいけなくなる。


掘り尽くした先にあるものは、我々としても他人事ではなく、胸を熱く、そして体には恐怖の寒気がする何かが待ってます。




穴…深くない?



文句ない。文句ないです。俺も掘られました。掘り尽くされた。ブログ、また書くかという気持ちを掘り起こされました。



というわけで映画『パミョ』絶賛公開中です。

みんなで見よう、みんなで掘ろう!墓!

パ〜ミョ!パ〜ミョ!