きょうは布穀薗(ふこくえん)で昼ご飯を食べたあと、法隆寺にゆき、久しぶりに秘宝展を見た。
さまざまな菩薩像や観音像、それに大陸から来た僧侶の彫像が飾ってあった。すべて日本人離れした顔立ちである。しかし、なんとなくそう思うだけで、どんな顔が日本人の顔かという自信など私にはない。
奈良にいると、日本列島というのはシルクロードからやってきた人や文物が溜まってゆく場所なのだと感じることが多い。
布穀薗の入り口
布穀薗のカフェから撮影
法隆寺の樹
なぜか依水園に行きたくなり、行った。紅葉はまだだった。でも、綠が美しい。日本人と、フランス人とアメリカ人ばかりだった。フランス語は聞き取りやすい。英語は聞き取れない。日本語も聞き取れない。年配の夫婦者が多かった。のんびりした昼下がりであった。依水園を出て、いつも行く饅頭屋で新米でつくった饅頭を買った。うまかった。
水車。地震で壊れた神戸の蕎麦屋を思いだした。何という蕎麦屋だったか。そうそう、まさや。どんな字だったか・・・池内紀氏が神戸大学から東京の都立大に転勤になり、歓送会をした蕎麦屋だった。池内氏はなぜか掛け蕎麦を食べたのみであった。
水車小屋。
かなたに見えるは東大寺。