ありがとう。
柳田将洋だよ。
最近はぐったりしている。
本を読めなくなった。
目が見えにくい。
藤原さんたち、泊まり込み。
「おはよう」
何か、知らない人。
「細川延由だよ。まさを見に来た」
ヘンキチさんから聞いて知ってる。
でも、会うのは初めて。
死期が近づくと、
訪問者が多くなる。
「すいません」
細川延由さん、上がる。
「ノブより顔がいい」
自分はそう思わないが。
伊藤信博のほうがいい。
背が200センチ。
僕は186センチ。
うらやましい。
「ノブが死んだとき泣いたよ」
「そうですか」
そう言うしかない。
「細川さん、すごい」
藤原さんうれしそうだった。
細川延由さん、バレーボールをしてた。
テクニックの選手。
15分ほどいて、細川延由さん帰宅。
ありがとう。
これからもがんばってください。
僕は死んでしまうけど。
(この話はフィクションです)
