一人で来た。
柳田将洋だよ。
VC長野トライデンツの、
松本慶彦選手来訪。
うっちーはミーハーなので、
「松本さん!」
と見上げている。
看護師も、
「松本さん!」
と叫んでる。
「こんにちは」
「松本さん、こんにちは」
そういえば、病気になる前に、
二人で写真を撮ったことがある。
松本さんの香水は、
あの香水じゃないよ。
もっと柑橘系のやつ。
「松本慶彦選手、サインほしい」
うっちーはレジェンド好き。
で、珍しい色紙にサインもらった。
「バレーボールは楽しい?」
と、起こした状態で僕は訊いた。
「凛虎と親子対決したい」
凛虎は大輔と同い年。
あちらは大学生。
「セッターでしょ」
「うん。でも負けない」
松本さんはミドルブロッカー。
ブロック見せたいはず。
「凛虎のとこ寄るから」
「またね」
15分ほどで松本さん、家を出た。
「眠い」
「まさ、眠りが浅かったのに」
うっちーに、痛いところ付かれた。
(この話はフィクションです)
