『お？ジョーインギイン様のお帰りじゃ。お家が恋しくなったか』『え？父さん⁉どうしたの⁉』『ウチに帰ったらイズミちゃんが集会浴場へ行けって‥』『はがねさんお仕事は？』
『向こうで少し‥‥ゴタゴタがあってね‥‥来週までウチで過ごすコトにしたよ。それより、タルトくんに何かあったのかい？』
『‥‥そうか‥‥フシギな話だ‥タルトくんのお父上の‥タマシイと言うコトかな‥』『そうか、言われてみれば‥‥タルトにはお父さんのキオクはないんだから‥‥』『タマシイ？バカなコトを言う。イキモノはシんだノチ、自分のイシではこの世にどんな影響も与えるコトはデキん。もしデキたら八つ星なんかとっくにタタられて全員ユーレイの仲間入りじゃ。ワシもフシギには思うた。バーシャにも問い合わせたが、彼女が仕向けたワケでもないらしい。そんな悪趣味なコトするわけないがの。だからわからん。考えてもわからん。時間のムダなので他の話をせい』
『他の話？』『たまの日曜にシゴトの話ばっかりしとってはいかん。日曜日は自分と家族のために使う日よ。なんでもいい。楽しそうな話もせんか』『楽しい話？』『私はしおりの結婚式の後、パズーくんの凧が飛んでいるのをみたよ。見事なモノだね。翼が白くなければ飛竜と見間違えるところだった。お祝いに飛ばしてくれたのかい？』『はい…ボクが乗って、同級生みんなで引っ張りました。うまく飛んでくれてよかったです』『何人乗れるのかな？』『今は…ボクとシータでギリギリです。男2人だとそんなに高くは上がれません。もっと軽く、もっと大きくできれば…」「飛竜の様に自由に空を散歩出来る？」「…はい！ロープで引っ張る必要もなくなる…はずです」「すばらしい！モンスターの素材には軽くて強靭なモノもたくさんあるだろう。私はそんなコトは考えたコトもなかったが…探せば必ず見つかると思う。いつかウチの孫達も乗せてやっておくれ。きっと喜ぶよ」「の？趣味を持つというのは大事なコトなんじゃ。毎日毎日殺す殺される怪我をするみたいな話ばっかりしとったらニンゲンらしい暮らしはできん。ハンターみたいな職業のヤツほど仕事を忘れる時間が必要なんじゃ」「ログナーさん達もなにか趣味あるんですか？」「
iPhoneからの投稿