今日も9 to 5〜〜〜🎶
耐えられない🎶
(わかる)
ということで観てきました!
ネタバレ注意↓
ストーリーはツッコミどころ満載ですが、ショーアップされたシーンが多くてめちゃくちゃ楽しかった〜!
結局会長の「男性」に救われとるやないかい(こういう強大な力を持った存在が物語を収束させる手法を『デウスエクスマキナ』と呼ぶそうです。へー!)という点でガールズエンパワメントかと言われると微妙なのですが、明確にシスターフッドが描かれるので仲間がいることで一歩踏み出す勇気や、私はやれる!見てなさい!というパワーが観ていてとても気持ちよかったです。
あとボリビアの件は事前に予習した時から「ここは絶対変えてくれ〜」と願っていたのですが変わっていませんでした
ここ変えた方がいいとは誰も思わなかったのか〜!?
部下のボブは割とノリノリだったのでここで調整してるつもり…なのかな…?
デスクやデッキの移動などは人力で行うのですが、その暗転中で劇中の登場人物が前に出てきて小芝居をするのがスピンオフっぽくてまるでアニメや映画のシーンチェンジを見ているよう
そして冒頭の明日海さんによるナレーションが洋画の吹き替え調で一気に作品の世界へ引き込んでくれます。
こういう所々の仕掛けにアメリカンコメディ感が満載でした!
ちなみにアメリカンコメディほとんど見たことないのでイメージで語ってます。
そんな明るい作品ということもあってか役者自身が作品を楽しんでいそうで、それが伝わってくるパフォーマンスでした。
私はキャラを逸脱して笑いをとる役者をコメディ役者扱いすることに抵抗があるのですが、エセコメディ役者もおらず、皆さん間や台詞回しで観客の笑いを取っていて流石です。演者同士の息もピッタリ。
とにかく停滞するシーンがなくテンポがいい!
そしてショーアップされたシーンが多数あるので、宝塚のショーを観ているような感じ。
特にヒロイン3人の妄想シーンはみんな現実世界の持ち味とは違った人物になるので一度で二度美味しいという…笑
比較的短い上演時間ということも大きく、気軽に見て笑って元気をもらえる作品でした。
キャストもそれぞれの良さを引き出していて良かったです。
研音/TBS、キャスティングのセンスすごいな!?
別所さんがとても身体を張っていて途中からだいぶ心配の方が勝っていたのですが、どうか大千穐楽までお怪我なきよう…!
ハートのハラスメント、私は「いやここまで酷い人は現実におらんだろ」と思って観ていたのですがちょこちょこ「ハートのハラスメントがリアルで観ていてしんどくなった」という声もあって驚愕しました。私の職場は人間に関しては恵まれているのかもしれない…いやお互いほとんど干渉しないからかも…。
むしろヒロイン3人に「いやそこまでするか!?!?!?」という気持ちになってしまい…笑
ハート「ハラスメントしたからって誘拐したり殺人未遂していいわけではないだろ!(意訳)」
それはそう。
ジョーよしこと内海くんは陽キャなイメージがあったのでジョーはどうなんだろうなと思ったらこれがもう、天才的で!
不器用ながらもヴァイオレットへに想いをまっすぐぶつけて空回りして…でも少しずつヴァイオレットの心を動かしていくジョーが可愛くてかっこいい!年下彼氏力が非常に高くて、良い!!!!!!
ヴァイオレットにキスをしようとして避けられとぼける時の可愛さ、"Let Love Grow"で俯くヴァイオレットを覗き込みながら歌い掛ける姿の包容力、かと思えば"One of the Boys"では黒タキを着てヴァイオレットにウインク飛ばしたりペアダンスで爆踊りしたりで、多くはない見せ所できちっと魅せてくれるジョーでした。よっ!しごでき!
ロズの飯野めぐみさん、初めましてだと思ったらかたすミュで拝見しておりました。全然キャラが違うから気づかなかった!
あのロズのナンバーをあそこまで魅せられる実力と胆力に脱帽です。ヒロイン3人もだいぶつよつよなのですがロズが1番強いかも。なんかこうプリキュアのチート追加戦士みたいな…。
でも所々に中の人の真面目さも透けていて、それがロズというキャラクターにぴったりでした。
来年はキンキーブーツにご出演されるとのこと。観に行くぞ〜!
退団後初そらぴ。今作のショーストップは間違いなくジュディの"Get Out and Stay Out"でしょう!
痛々しいほど元夫に気を遣っていた"I Just Might"との対比が鮮やかで、何より舞台のど真ん中で絶唱する姿が見事でした。
歌やダンスも知っていたけど本当に素晴らしい!
そらぴは&JulietやSuffsなど女性解放をテーマにした作品が増えてきた現在のミュージカルシーンにとてもフィットする女優さんだと思います。SIXなんてフェミニズムど真ん中ですからね!
私はエリヘレから女性の社会進出やアメリカの移民差別、王様と私から帝国主義やポリティカル・コレクトネス、グローバリズムなどについて調べるきっかけをもらいました。
そういう、客席に問題を投げかけてくれる作品にバンバン出演して欲しい女優さんです。
平野綾さんのドラリーはオフィスでの第一声「あら、誰なの?」から観客の視線をぐっと集める舞台掌握力がありました。
"Change It"や"Backwoods Barbie"などの歌も素晴らしかったのですが、何と言ってもセリフの密度がすごい。ドラリーというキャラの中でも声色が豊かでそれがそのまま彼女の色々な面、魅力に繋がっているよう。
そんなギラギラな服着こなせる人いるんだ!?なカウガールも絶品!前後でショー慣れしている宝塚OGに挟まれても何ら問題なく!最高に楽しいシーンに仕上がっていました。
また方向性は大分違いますが私も見た目だけで能力まで判断されることがよくあるので、劇中1番共感したキャラクターはドラリーでした。
明日海さんは逆境に立ち向かいながら必死に生きる女性が本当によく似合います。まぁだいたい男役OGってそういう役が似合うんですけど。
何と言うか、ステレオタイプ化された「強い女性」をお出しせずきちんと人間をつくってくるのが信頼できます。
劇中の「彼は家族を養っている」「私もそうよ!」と言う性別によって機会を奪われることの不条理さを描写したシーンで、いつの時代もこうやって戦ってきた女性達がいて今の社会があるのだ、とハートに訴える彼女の姿を通して感じましたし、
最後CEOになっても続くであろうそんな闘いもドラリーとジュディ、ジョー、そしてジョシュがいればきっと彼女は乗り越えていくんだろうなと、物語に奥行きを持たせる明日海さんの芝居がやはり好きだなあと改めて実感しました。
そしてショースター明日海りおを久々に観れたのも嬉しかった!
みんな大好き①白雪姫シーン!可愛すぎる!こんなめちゃくちゃ姫属性の人が花組の男役トップを約5年も務めていたのか?
明日海さん、輪っかのドレスもパンツスーツもタイトスカートスーツもオフィスカジュアルもパジャマも手術着も着こなしてしまう。
みんな大好き②CEOシーン!男性を引き連れてセンターで爆踊りする姿を見られるなんて感涙〜〜〜!
360°どこから見てもどの瞬間を切り取っても美しく計算され尽くしたダンスは女優になっても健在でした。椅子に座る時もいちいち決まっていて本当にずるい。
これは明日海さんのキャリアの話になりますが、エリヘレ以降「今回の役が1番ハマり役!」という感想が各作品で見られて、「何かに立ち向かいながら必死に生きる女性」と言う女優としての1つの完成形ができたのかな…と思うなどしました(余計なお世話)
で、そんな女性像から1番離れた役どころの次回作、『昭和元禄落語心中』。
みよ吉は今まで長々と話してきた女性像とは全てが正反対の、男に依存していかないと生きていけない女性です。
(若干ネタバレ↓)
みよ吉には
「あんた達みたいに人生をかけた仕事なんていらない、女として好きな男をずっとそばで支えたいの。女にしかできないことよ。(意訳)」
という台詞があります。
ミュージカルでこの台詞が使われるかわかりませんが、「女」の業をこれでもかと纏った役なのでこれは新境地が観れそう…!と期待しかないです!
あっ、この作品にはモラルとか求めないので笑
存分に地獄を見せて欲しいと思っています。
これこそ明治座案件じゃない?と思ったのですが3月の明治座は屋根ヴァを上演しているんですね。
んー今ユダヤ教徒の話を上演するのか…。
ま、3月は落語心中とイリュージョニストのせいで観るお金も時間もないんですけど笑
大阪も行く気満々なのですがそういえばイケコっていつ許されたん?