『ぼくんちカレーライス』 | ちわわ図書館

『ぼくんちカレーライス』

つちだのぶこ

『ぼくんちカレーライス』

個人的お気に入り度:★★★★


つちだ のぶこ
ぼくんちカレーライス


「ぼく」 はなんだかカレーライスが食べたくなり、

ママに夕食はカレーライスがいいと言う。


カレーライスの材料を八百屋さん、肉屋さん、

漬物屋さんで買うと、

お店の人もカレーライスを食べたくなっちゃって、


近所のうちの人も、レストランに入っていた人も

カレーライスを食べたくなり、

家でカレーを作り始めるとカレーのにおいが

どんどんどんどん広がっていき、

お父さんの仕事場(社交ダンスの先生らしい)まで

においがながれつき、


ついには町じゅうのみんながカレーライスを食べたくなり、

今夜は町じゅうみんながカレーライスを食べる。

という絵本。


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なんとも、いい。

カレーライスを食べたい気分が、

こんな楽しい絵本になるなんて。


たしかにカレーライスには、

「うち今夜カレーライスなんだ♪ 」
と聞いただけで食べたくなるような、
こんなにも人を惹きつけてやまない魅力があるなあと、

納得してしまう。


ふくよかで幸せそうな登場人物が多く、

いかにも平和な町内というかんじ。