ずっと続くことはないとわかっていたけど、終わったんだ。
どんどん離れていくものをただ立ち尽くして見ているしかできなかった私。
この手に触れることはもうないんだ。
きっと声を聞くことも顔を見ることもない。
大げさな言い方になるけど、同じ時間を過ごせたことがあるっていうことだけで私は強くなれたよ。
同じ時代に生まれて同じ場所に立って目を見て笑えた。
太陽の下を歩くことはなくても焦がれて焼けただれる胸を救うことはなくても。
8年のときが経った今、どんどん遠くなっていく。
今あなたはどこにいますか。
元気に笑っていますか。
いつまでもそれだけは願わずにいられない。
私にたくさんのことを教えてくれたあなたの幸せを願う。
あなたの名前が消えても私の記憶からは消えない。

今なら言える。
ありがとうだけを言える。

蛇足さんに添い寝される夢を見た。
ワンピースの「空島編」を見た。
ピグはカフェもワールドもライフも少しずつ育ってきた。
昨日の昼の煙は黄砂ではなく煙霧というらしい。
空が黄色くてなにか怪しげだった。

今日は3/11.
震災から2年経った日。
あれから2年。
私は異動したばかりで、何がなんだかわからずにいた。
今私は2年前には想像もしていなかった場所にいる。
こんなにも生活が変わるなんてね。
今日は黙とうします。
津波の被害にあったひとたち。
たくさんの思いがあっただろう。

自分が書いた小説を久しぶりに読み返してみたら、当時の自分が思う以上にいいものが書けていたことに気づきました。
出来上がったばかりの当初、「こんなもの提出してほかの人に見せられるのか」と恐縮していたんですが、思いがけず佳作という評価を頂いたのですからそれなりの価値はあったのだと今更本当に今更知りました。
ああ私、ちゃんと小説を書けていたんだなあという嬉しさと、今はもう書けないという落胆があります。
先日書き上げた新作はどうみてもレベルが低い。
卒論で書いた小説より遥かに拙い文章でまるで初めて書いたかのような幼稚さ。
悲しくなるほどの落差はやはり文芸と離れたせいなのかな。
まがりなりにも文芸を学んでいた大学時代に書いたものはよかった。
けれど今はもう。
5年の月日は私を変えるのに十分だったんだ。

もう、大丈夫。
街並みを見るだけで心が痛かったあのころの私はもういない。
新しいこの土地で上書きされた私は笑っている。
恋をしてよかった。
さんざん泣いて、強くなれた。
あのころの私はもういない。
私は幸せだ。
いつまでもあの恋に囚われない。
過去のかわいい私にエールを送ってあげたい。
大丈夫だよって、泣いていいよって、強く生きられるようになるよって。

今、一歩進もう。
パンを焼きながらだって小説は書けるよ。
仕事しながら読書もできるよ。
この3か月で読んだ本は20か30冊くらいのものだけど、再点火するには十分だ。
私にはまだ書きたいことがある。