
@ウユニ塩湖 - ボリビア
シューヘイ
真っ白な世界。
真っ青な世界。
そんなとてつもなくなにも無い世界に足を踏み入れる。
地平線は青と白の境目。
コンクリートジャングルの中で生まれて、
コンクリートジャングルの中で育ったぼくたちには
あまりにも広すぎる世界で。
そんなにも窮屈な世界で生きて来てたんやなって。
そう思った。
こんなにも広がりのある世界があるって知って、
自分の手がとどく範囲で夢とか描いてたんかなって
そう思った。
何にもない世界がこんなにも想像力をかき立ててくれるなんて
思いもしなかった。
コンクリートジャングルの中にいてたら絶対に気づけなかったこと。

ポツン。
そんな空白の中に立ってみると、
最初は気持ち良くて、
でも段々寂しくなってきて。
その圧倒的な大きさと、自分の影の大きさを比べて少し怖くなる。
そのうちなーんにも考えなくなって
気持ち良さと
寂しさと
怖さのあとにきたものは
静かな沈黙と空白。
しばらくいると、ホント、なんでか分からないけど
ちょろっと涙がでてた。
目が涙でいっぱいになってこぼれるんじゃなく、
あくびのあとに出る涙みたいに
しれーっと涙が浮かんでた。
なーんにも考えてないのに、そんな風になるなんて。
初めてで少しびっくりした。

戻ろうと思って目にはいった轍(わだち)を見て
なんとなく、意味もなく、永遠ってこんな色なのかなーって
少し思った。