裸電球の街燈

裸電球の街燈

はだかでんきゅうのがいとう・裸電球の街灯

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《重要》
1.当ブログでは「裸電球の街燈」の事を「マウント」と呼んでいます。

2.テーマ(ジャンル)※ページ左側は、「地域」と「撮影年代」別に以下のように分類しています。

◆2001~2010年頃に撮影し、旧サイト「裸電球の街燈」(ジオシティーズ・閉鎖済)にUPしていたものは、「地方名(旧サイト)」例:大聖地長野県(旧サイト)

◆それ以降現在までに撮影されたものは「地方名」例:中部地方

3.近年、急速に器具の更新が進んでおり、被写体マウントの多くは必ずしも現存するとは限りません

4.場所や撮影年代は正確ではない場合があります。




マウントって何?
←用語集当ブログ独自用語の説明




コメントメモ大歓迎!メモ

・皆様からのマウント情報もお待ちしています。

・コメントは承認制のため、掲載とお返事に時間がかかってしまいますがお許しください



目次


【1】最新記事一覧
新しい順にご覧いただけます。


【2】テーマ別記事一覧
テーマや地域別にご覧いただけます


【3】用語集
当ブログ独自の怪しい用語の解説です。




twitter白色の背景用裸電球の街燈@hadakadenkyuno



1.撮影場所・時期は正確ではない場合があります。


2.物件の場所・存否などについてはお答えできません。

3.街燈の所有者・管理者(個人・企業・官公署)などへの問い合わせもご遠慮ください。

4.これらによるトラブルに関し当ブログ管理者は一切その責任を負いません。






お問い合わせ・画像使用について・削除要請等はこちら
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『旧サイトより』の画像サイズが小さいのは、手元に残っている旧サイト掲載画像のほとんどが、当時の機材(30万画素デジカメ)やサイト容量(ヤフー・ジオシティーズ=10MB)を反映したものであるためです。

お見苦しい点をご了承ください。






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残念ながら傘無しですが・・

 

東芝らしきロゴが判読できます。

 

民有ですが鉄道型です。

 

 

 

 

吉松駅(鹿児島県湧水町)について。

湧水町は町内の吉松駅と栗野駅で其々2路線が分岐する、交通の要衝でした。

現在は栗野駅から水俣方面の山野線は廃止され、吉松駅から八代方面の肥薩線は災害により長期運休となっていますが、かつては吉松駅には機関区も置かれていた「鉄道の町」でした。

この町のマウントが「鉄道型」なのは、そんな事にも関係しているのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 

時刻表(日本国有鉄道)1976年6月号路線図

 

上図から廃止線区を削除してみました。

(肥薩線吉松〜人吉〜八代は災害により休止中です。第三セクター化や駅名変更、記事に無関係の区間は修正していません)

 

そこの2個体はいずれも同じ通りに面しています。

狭い路地では公的街灯が民家に壁や庇に取付けられているのが見られますが、ここは狭い道ではなく、片側には歩道まであるのになぜかそのような設置形態になっています。

 

 

 

 

 

軒に設置

鉄道型考察



「鉄道型」には現時点で3形態がある事が判明しています。

このうち湧水町には①と②が混在しています

つい最近まで①と②の違いに気付いておらず、読者様からのご指摘により発覚いたしました。

このページでは①と②の二種類を比較してゆきます。

 

まずは見比べてみて下さい

 

 

 

 

 

産業技術史料データベースより「鉄道型外灯2050森電機(株)」

画像・テキスト転載禁止のため、リンク先をご参照ください。

③については実物写真がないため、このリンクの掲載のみとします。

 

各部の名称は図のように統一します

座、アーム、ステー、ソケットカバーの各部名称※注笠松電機さんの図面より。

※注 ()内を除く】

 

 

①~③各型の違いをお分かりいただけたでしょうか?

まず、アームの下に取り付けられているステーの長さと取り付け方法の違いです。

①と②はアームに開けられた穴にネジ止めされていますが③はステーの先端に取り付けられた金具により、アームに締め付ける形態となっています。

③については現用個体の写真がないため以降の解説は略します

 

 

 

 

ステーの長さ

ステーの長さに違いがあるため、赤線部分の寸法に差があります。

(長脚型・・以降、同型のものは①と表記します)

 

(短脚型・・以降、同型のものは②と表記します)

 ステーの材質も異なるようで、②では錆が顕著なものが多く、中には腐食して脱落しているものもありました。

 

ステー上端のアームへの結合部

ステーの断面形状と上端の山型の様なデザインを含め、アームへの接合部は両者似ています。

 

 

 

 

 

ステーが脱落している個体や、最初から取り付けないまま使用していると思われる個体も多く見られます。

 

穴をネジで塞いでいる個体

 

 

 

ステー下端の壁や柱への結合部

赤線部の長さが違います。

また、先端部の形状も異なっているように見えます。

 

 

 

 

座の形状

①は薄いのでプレス成型、②は厚みがあり鋳物と思われます。

座は他にもバリエーションがあります。

 

 

 

 

 


 

ソケットカバー

赤丸の部分に四角い出っ張り(爪)があるのは現時点では笠松電機製の特徴であると考えられています。

 

出っ張りがありません

 

「①と②が別々のメーカー製」「①のマイナーチェンジ版が②」など、いろいろ考えられ、詳しい事はわかっていませんが、新たな製造メーカーの発見につながる可能性もある事項ですので、今後は一層注意深く細部を観察したいと思います。

 

 

 

 

 

※参考:「座」「ソケットカバー」の形状の違いは鉄道型だけでなく、部品や設計に共通点のあるA型にも見られます。(・・という当たり前の事を本記事を全部書き終わるまでなぜか忘れていました。)


写真は長野県塩尻市洗馬で発見のA型で、座の足部分の真ん中に盛り上がった型が見られます。

笠松製の特徴であるソケットカバーの四角い出っ張りはありません。

傘が水色というのも珍しいです。

 

 

「座」の盛り上がり部

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇跡のクリア白熱球!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

点灯確認済みですがこの年は体調不良により撮影出来ず。