以前、設定したVMware ESXi にBIG-IP LTM VEをインストールしてみました。
インストール手順は以下の資料を参考にしました。
http://www.f5networks.co.jp/shared/pdf/BIG-IP_TB_setup_ve_trial.pdf
基本的に上記の手順でできるのですが、いくつか私の環境では
うまくいかなかった部分がありましたので、以下に記載しておきます。
◆作業前
BIG-IPをインストールする前に、VMwareにネットワークを2つ追加しておきます。
これを行わないと、BIG-IPのVIPセグメント、サーバセグメント、BIG-IPのmanagementセグメントが
一緒になってしまいます。
追加手順
1. 左のサーバのIPアドレスをクリック(画像では192.168.11.200)
2. 構成タブをクリック
3. ネットワークをクリック
4. 右上のネットワークの追加をクリック
あとは、ウィザードに従って作成するだけです。
私は、ネットワークラベルの名前くらいしか変更しなかったですね。
◆p.13
create sys management-route default { gateway gatewayアドレス} がエラーではじかれる
実行コマンド結果
# create sys management-route default { gateway 192.168.11.1 }
01020037:3: The requested management route (0.0.0.0 0.0.0.0) already exists.
BIG-IPへ接続するPCは同セグなので、とりあえず無視して進める
◆p.16
デフォルトでActivation MethodがAutomaticが選択されていたので、
そのまま進めたら、アクティベーションが自動で完了しました。
おそらく、今回の作業PCがインターネットと疎通できる環境だったから
Automaticでアクティベーションができたのかと思います。
こちらの手順(p.17-20)はBIG-IPがインターネットと疎通がとれない
閉じたネットワークの時には必要な手順になると思います。
◆p.22
Management Port ConfigurationがデフォルトでAutomatic(DHCP)が
選択されており、記述されている内容のみだとセットアップが完了しませんでした。
※おそらく先ほどのデフォルトルートの設定がはじかれたことが原因のような気がします。
ですから、Management Port ConfigurationをManualに変更して、
IP Address、Network Mask、Management Routeの設定を入れました。
参考にした手順との差分はこれくらいですね。
今度はVMwareにもう一台BIG-IP LTM VEを入れてみて、
Active-Standby構成を作ってみようと思います。
2014/3/8 追記
この無料の体験版では、Active-Standby構成の機能は提供していないとのことです。