美人刑事・雪平夏見の 活躍を描く劇場版第2弾。権力の腐敗と猟奇殺人事件の2つを同居 させた脚本は無理がある。
警察病院占拠事件後、雪平は北海道西紋別 署に赴任し、少し退屈でも平和な日々を 送っていた。だが東京で体中に釘を打ち込む“ネイルガン殺人事件”が連発、雪平の元夫の佐藤までもが犠牲に。
その上、雪平に容疑が掛けられる。いったい誰が彼女を陥れようとしているのか。取調べ担当検察官の 村上や、現在の上司で恋人の一条、かつて の上司や同僚ら、雪平を取り巻く男たちの誰を信じればいいのか。警察の追跡をかわしながら、事件の全貌を暴こうとする雪平 だったが…。
型破りの美人刑事・雪平夏見は、どこまで もクールでハードボイルド。今回も絶体絶 命のピンチに陥りながらも、じわじわと核心に近づいていくが、前作で娘を守るために命をかけたリアリティがこの続編では見られない。元夫から託された、国家機密と もいえる情報が入ったUSBメモリだが、雪平自身がその中身を知らないままにこれだけの犠牲を払うという展開には疑問を感じる。また、ネイルガンを使った猟奇殺人事件の犯人は、早々と明かされ、雪平との攻防や駆け引きに多くの時間が割かれるが、グロテスクな描写を連発するものの、この 犯人の警察とのかかわりは“いくらなんでも”で、苦笑する。このシリーズは、最も信頼できそうな人間の裏切り(アンフェア)がお約束。「目には目を。アンフェアには アンフェアを」が信念のヒロインが、最後 に見せる起死回生の反撃は、もはや出来す ぎで、帳尻あわせとしか思えない。見所 は、篠原涼子のクール・ビューティぶり と、サイコ殺人鬼を演じる大森南朋の怪演というところか。
(上記引用)
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