Bonsoir à toutes et à tous, はっちーです。

 

最近のサッカー日本代表のニュースで、ハリルホジッチ監督が解任になりましたね。

 

驚いたのと同時に、ハリルホジッチ監督の解任の裏にある、

色々な憶測がネット上やニュースなどで取り上げられています。

 

急な解任劇に見舞われたハリルホジッチ監督の現在の心境は如何に?

 

気になったので、色んなサイトを見て回ったところ、

ハリルホジッチ監督とアルジェリアの新聞記者のインタビューのようなフランス語の記事を発見しました。

 

ニュース等では、ハリルホジッチ監督が今後日本を再訪問し、

「真実を伝える」と意味深な発言も残していますが、今回このフランス語の記事を読んでみて、

ハリルホジッチ監督の心境が少し垣間見れたような気がします。

 

私以外にも監督の現在の状況が気になる方がいるだろうと思ったので、

今回はそれを自分なりに翻訳してみました。気になる方はどうぞご覧くださいm(__)m

 

 

【元ネタの記事はこちら

(↓↓以下、フランス語の翻訳です↓↓)

 

アルジェリアに戻ってくることを検討しますか?
ハリルホジッチが質問に答える。


ボスニア・ヘルツェゴビナ代表の監督でもあったハリルホジッチ氏。
同氏がまだ日本に滞在していた頃、彼はCompetition社との対談に同意し、
最近の解雇問題とアルジェリア代表について語ってくれた。



こちらがCompetition社によるインタビュー内容:


サッカー日本代表の指導者という役職を解任されたところですが、どのような精神状態でいらっしゃいますか?

「とても辛い状況だということを隠さずにはいられません。容易なことではありません、どうしようと言うんですか、受け入れる以外選択肢はないんですから、これが人生、そういうことです。」

今回ご自身に起きたことで、茫然自失しているように見受けられますが…

「悲しく、不運でとても苦しい気持ちです。何故なら、やはり私がサッカー日本代表を今夏ロシアで開催されるワールドカップに導いたのですから。つまり、私の仕事は、最終的には目的を達することができなくなったということです。それがとても辛いのです…」

今回の解任という決定に、驚いているようにも見えますが…

「驚いたに決まっているではないですか。それは日本の多くの人々も同じでしょう。日本サッカー協会がこのような決定を下すとは思っていなかったでしょうから。ですが、先程もお伝えしたように、これが人生、こういうものなんです。そしてこの試練を乗り越えることができると願いたい…」

今回のようなことが起きるのが、あなたにとって初めてではないのですから尚更でしょうね。
何故なら、2010年にコートジボワール代表の際にも同じことを経験なさってますよね…


「唯一言えることは、私はこれまでの人生で多くの困難を経験してきたということです。私の人生は決して甘いものではなかった。中でも最も辛かった経験は、間違いなく私の母国であるボスニア・ヘルツェゴビナの紛争でした。私はここで何度も死から逃れました。確かに、今回の解任は私にとって厳しい試練です。しかし、人生を生きていく中でそれを相対化し、「もっと最悪なこともあるさ」と言い聞かせないといけないのです…」

奇妙な話ですが、日本でのあなたの不幸な解任劇は、アルジェリアでは多くの歓喜をもたらしました。何故なら、今回の件で(アルジェリア人の)感情は爆発しており、多くのアルジェリア国民があなたが戻ってくることを望んでいます。

「(ハリルホジッチ氏は笑い、そしてこちらの発言を中断した。)一つ、お伝えしましょう。
私がここ日本で解雇の通達を受けてから、アルジェリアの人々から何百通もの支えのメッセージを受け取りました。これは本当に信じられないことで、心から皆さんに感謝しています。とても嬉しかったですから。それにしても、彼らがどうやって私の携帯番号を入手したのかは良くわかりませんが。なので、もう一度、皆さんに感謝します。生きていると、困難にぶつかることもありますが、人生は続きますし、それが人生でもあるのです。」

あなたの話題について、アルジェリアで起きている激高については答えていただいていませんが…

「(ハリルホジッチ氏、さらに笑う。)正直、何を言って答えたらいいのやら。ですが、私が旅行する国の先々で毎回出会うアルジェリアの人々からは、励ましのメッセージや美しい言葉をいただきます。ですから、これまで私が聞いたり読んできたことに対して、アルジェリアに「ありがとう。」と伝えておきます。」

コーチ、いつかアルジェリアに戻って来られるということも考えられますか?

「私が今まで一度も忘れたことがない、そしてこれからも忘れることのない、とても重要なことに話を戻らせてもらえますか。」

はい、どうぞ。

「私がアルジェリア代表のテクニカルスタッフのトップとして、記者の面々から厳しい批判を受けていたときにも、アルジェリア代表のサポーターたちは決して私を引き離すようなことはしなかった。そして私の任務を常に支えてくれていた、まったく信じられないことです。このことは私の心に一生残り、決して忘れることのないことだということをお伝えします。数々の批判の中、アルジェリアの国民の皆さんは私を見捨てたりはせず、いつも私の後ろについてきてくれました。ですから私は、あなたたちアルジェリアの人々に感謝しているのです。」

最後にもう一度、アルジェリア代表の監督復帰は可能性としてありますか?

「アルジェリアの皆さんへ宜しく伝えてください。私が現在直面している、この困難の時期に、思いやりのあるメッセージをいただき感謝しています。あなたたちの国の監督を務めた際に経験したこと、今までも大切にしていましたが、これからも忘れることのない思い出です。代表チームそして国民の皆さんと分け合った時間、これはコーチとしての最高の報酬ですし、私の残りの人生の中で記憶に刻み続けていくことでしょう。」

 

(2018年4月11日付)