もう生まれて20年も経つらしい。
信じられない。早い。
20年といっても、特に何も変わらない。
客観的に見れば大きな日なのだろうけど、自分にとっては特に何でもない日。
9月2日23時59分までは子どもで、9月3日0時00分になれば大人になれる。
なんてそんな魔法みたいなことがあるはずない。
たった一秒で大人になれるなら人間は苦労しなくてもなんでもできる生物になる。
20年ってそんなに重大な出来事なのかなと思いながらこれを書いてる。
とりあえず誕生日だから書こうと思って書いてるけど。
記念的な感じにはなるのかな。
ていうかそんな日にAILEEN見てるの私くらいだと思うわ。
AILEENは娼婦として生きるしか道のなかった女の話。
でもそんな彼女でも本当の、心からの愛は掴めたんだと思う。
映画として誇張はされているとは思うけどやっぱり泣いた。
愛の物語は涙なしじゃ見られない作品が多いからあんまり見ないんだけど
AILEENは別。
実際に存在したシリアルキラーと呼ばれる類の女性だったけど
でもやっぱり彼女は人間だったな。
自分が殺した男は娼婦を買って自分の欲望を満たそうとする人ばかりだったけど
(だからといって殺されていいわけじゃない)
彼女が最後に殺した男性は彼女の身を案じて、手を貸そうとしてくれる優しい人だった。
人殺しであることがバレなかったら彼女も殺さずその場を去ったんだと思う。
でも残酷なもんで、殺す以外の選択肢は除外されてしまった。
人を殺すことはよくないことです。
人を殺すのは人の道に反しています。
その通りだと思う。
実際私は人を殺すことは良くないことだと思うし、
家族が殺されたら犯人を許さない。許せない。
それが当然の道理だと思う。
でも彼女はあの生き方しか知らなかった。
劇中で言ってた、13歳の頃から娼婦をやってるって。
でも実際の彼女は11歳の頃にはもう既に性的虐待によってその痛みを知っていたし
14歳で妊娠をもしてる。
幼い頃の経験で殺人鬼になる人は多くいる。
家庭環境、いじめ、性的な暴力etc
彼女はあの生き方しか知らない。
自分の身体を売って、お金を稼ぐやり方しか知らなかった。
金が欲しいから、人を殺した。
なんて自分都合だと憎まれる理由だし、許されるべきではないと思う。
でも彼女は真剣だった。
真剣に恋人のことを考えて、今自分にできることを選んだんだと思う。
それは彼女の生きた道だから否定しない。
間違ってしまったとは思うけど。それでも否定はしたくない。
生きることはお金を使うことだし、生きたいんだったらお金がなくちゃ駄目だ。
どうしても生きたかったのかな。恋人の女性と。
愛を求めて、掴んで、最後は結局裏切られてしまったけど、
でも彼女にとって恋人は本当に大切な人だったのかな。
愛とは恋とは自分には無関係なことだからちゃんと理解できたわけじゃない。
私は人のためにそこまで頑張れないし、頑張ろうとも思わない。
愛する人のために命をかけられるのは素敵なことだと思う。
アイリーンの行動を肯定するわけじゃない。
愛する人への気持ちを称賛してるだけ。
裏切られても愛してるって言えるのは本当にすごいと思う。
20年生きてきて愛する人の一人もいたことないし、
きっと私は無性愛者だし、今後も人と深い仲で関わりたくない。
彼女の愛に祝福があらんことを。
転生する時は、もっと幸せになって欲しい。
ま、誕生日にこういうものを見る奴は世界全土広しと言えど私くらいなんじゃないかな。
眠い。寝る。おやすみ。
終わり