こんにちは
普段自分がしているのかしていないのか、気にもしない「まばたき」ですが、実は意外な働きをしているんです
まばたきが多ければ神経質な印象を、少なければ相手にプレッシャーを与えるなど、対外的な印象を相手に与えることも演出できる「まばたき」ですが、まばたきの仕方でストレスや疲れ目、さらには集中力まで大いに関係していることが分かりました
慶応義塾大学医学部特任准教授で、眼科の院長でもある綾木雅彦院長は、仕事の効率とまばたきの関係を明らかにしました。
綾木院長は、瞼を完全に閉じ切らず、8割ほどしか閉じていない、残った黒目が見えているというような、まばたきをきちんとできていない方が非常に多いといいます。
なぜこれが問題なのかというと、まばたきは黒目の汚れを落とす「ワイパー」のようなもの。
瞼をしっかり閉じれば、眼球は上転するので黒目も上に上がり、瞼が開くと眼球は下がります。
こうやってまばたきのたびに眼球を噴き上げているのです
角膜にあたる黒目部分は、カメラでいえば「レンズ」。
眼球に光を取り入れて、水晶体とともにピンと調整を行う大切な役割を担っています。
ただ常に外気にさらされているため、ゴミが飛び込みがちで、まつげ・小枝・もみ殻・繊維くず・羽虫など、目に入るゴミは多種多様です
正常にまばたきできていない方は黒目をきれいに出来ず、目に入ったごみを取り除けないために眼球は傷つき、目の病気も招きやすくなるそうです
例えば目がゴロゴロする時には、盛んにまばたきをする、それだけで取り除けるはずだと綾木院長はいいます。
しっかりまばたきをすると、目の角膜が掃除され、少し目が潤い感覚になりますよね
まばたきをすると、上瞼の内側にある涙腺から涙が出てきて目の表面を潤し、目頭の内側にある涙点から鼻へ流れ出るという涙の循環がスムーズに行われます。
また乾いたところに濡れた所のムラがないように均一に目を潤す効果もあるので、ドライアイ予防にもなります。
このように、まばたきには涙を循環させる役割があるので、ちょっと休憩という時にはしっかりまばたきをしてみてください
続きはまた明日