こんにちはニコニコ

 

前回、「腸内細菌と運動能力が関係している」という記事を書きました。

 

今日はその続きで、「競技によって腸内細菌叢に影響を与えるのか」という事についてドキドキ

 

腸内細菌を見れば選手の競技がラグビーか長距離走かわかるのだそうです目

 

元サッカー選手が設立した「オーブ(東京・中央区)」という、腸内細菌を調べて体調を管理し、よい競技成績をだせるよう選手を支援しています。

 

研究の一環でラグビーと長距離走、サッカーの3つの競技でそれぞれ約100人の選手から便の提供を受け、細菌叢を調べました。

 

1人の試料で検出される菌は数百種あり、そのうち数十種の菌で競技ごとに種類や量が異なっていました。

 

特にラグビーと長距離は腸内細菌の違いが大きいようです。

 

データを蓄積し研究を進めると、様々なことが分かってきましたひらめき電球

 

例えばある長距離選手では、体調が悪く成績が落ち込むときに腸内細菌叢に変化が見られ、酪酸菌やビフィズス菌といった菌が減っていました。

 

産業技術総合研究所の辻上級主任研究員によると、「腸内細菌叢は免疫系を通じて競技のパフォーマンスに影響している可能性がある」と指摘しています。

 

腸内の細菌が作り出す様々な物質が身体の免疫システムを左右している、という実態が細菌の研究で解き明かされつつありますアップ

 

「そんな馬鹿な」という方も多いかもしれませんが、実際トキソプラズマのように性格を変えてしまう寄生虫などもいますから、細菌がメンタルや体調を変えるのも「馬鹿な」話ではないと思うのですひらめき電球

 

激しい運動は特に体に負荷がかかり、一時的に免疫力の低下を招きます。

 

辻上級主任研究員は免疫力の復元と腸内細菌叢に深く関係があるとみています。

 

また川崎医療福祉大学ではオリンピックレベルの長距離選手の協力を得て、運動と腸内細菌の関係を研究していて、その結果、合宿の前と後ではほぼ全員の細菌叢が変化したといいます。

 

特に感染症や炎症に関わる細菌の減少が目立ったそうですニヤニヤ

 

今後、スポーツと腸内細菌の関係が詳しく解明されていくといいですねドキドキ