産後、初めての授乳指導で助産師さんが、
『最初はあかちゃんもおっぱいを飲むのが下手、お母さんもおっぱいをあげるのが下手』
だと教えてくれました。

あかちゃんておっぱいは本能で飲めるものなんじゃないの?
授乳に難しい要素なんてあるの?

でも、助産師さんの言う通りでした。

まず、ふにゃふにゃした新生児をおっぱいの方に近づけるのが難しい!
授乳クッションが滑ったり高さが足りなかったり…。
何とかポジションを整えても、今度はおっぱいを咥えさせるのに一苦労。
やっと咥えたと思ったらすぐに外されて…の繰り返し😥

『おっぱいを吸うあかちゃんの口が、あひるの口のようになっていないと、母乳も出にくいし、乳首も切れやすい』と言われていたのですが、あひるの口にさせるのもまた難しくて、私は初日に乳首が切れました。

乳首が切れた状態での授乳って、
もう!とにかく痛い!!

出産して初めて、授乳が痛い、ということを知りました。

それは耐え難い痛みで、授乳の時間が恐怖でした。

私は母乳があまり出なかったため、ミルクを足していました。
産院では、ミルクをもらえるのは前のミルクから最低でも3時間空いてから。

息子はもらったミルクを残すのに、1時間も経たないうちに口をパクパクさせながら泣いていました。

『母乳なら何度でもあげて良い』と言われていましたが、痛みの恐怖で頻繁にはあげられず、抱っこでやり過ごす”あと2時間”がものすごく長く感じました。

でも、やっとミルクをもらえたのに、また残して…の繰り返し。

残すからすぐにおなかがすくんだよ、ちゃんと飲んでよ…と、正直うんざりしていました。

退院後も乳首は切れたままで治らず、吸われると痛いので、搾乳器を使ってみたのですが、それもまた痛い!
手で絞った方が痛みはまし…でも30分かけても10~20mlしか溜まりませんでした。

産後2週間くらいの時に、
『乳首が切れて痛くて授乳が辛い。母乳もあまり出てないみたいだし、完ミにしたい』と、夫に訴えました。

『好きにしていいよ』と言ってくれると思っていたのに、返答は、
『少しでも母乳が出るならあげた方がいい』
でした。

2人の子どもなので勝手に完ミにするわけにもいかず、半ば意地になって母乳も続けました。

口をパクパクさせながら泣くことがあまりにも多いので、そういう場合はミルクは2時間空いたらあげよう!と決めてやっていたのですが、1ヶ月健診で体重が増え過ぎていると言われてしまいました。

そこから本腰を入れておっぱいを吸わせていたら、乳首が強くなったのか、息子が吸うのが上手になったのか、1週間くらいであまり痛みを感じなくなり、乳首の切れもいつの間にか治りました。

痛みからは解放されましたが、授乳間隔はいつまで経っても空かず、もって2時間。だいたい30分~1時間くらいで泣いていました。

しかもミルクは残す上に、少しずつ少しずつ吐き戻し、飲ませたものほとんど吐いているのでは?と思うこともしばしば。

体重は常に発育曲線内の上の方だったので、母乳だけでよかったのかも?と後になって思いました。

たいして飲まないミルクのために、お湯や湯冷ましを用意したり、哺乳瓶を洗って消毒する手間やミルク代、もったいなかったなあ…と。

でも息子がやたら口をパクパクさせて泣くので、当時は母乳が足りていないのだと思い、なかなか完母に踏みきれず、結局生後8ヶ月までミルクを足していました。

離乳食は好き嫌いなく食べてくれたのですが、それよりもおっぱいが大好きだった息子。
1才3ヶ月で断乳するまで、授乳間隔が空くことはなく、新生児並みの頻回授乳が続いたのでした😰