「eggmanでワンマンやろうな」
そう投げ掛けた私の言葉に、少し困惑した表情を見せながら
「....うん、頑張る」
そう答えてくれた日乃さんの顔を今でもはっきりと覚えている
日乃さんが戸惑うのも無理はない
ライブ終了後の物販列に並ぶファンがまだ10人にも満たない頃だったのだから、収容人数300人を超えるeggmanでワンマンをやろうなんて途方もないことを言う人なんて他にはいなかっただろう。
しかし、私の中にはこんな確信があった
ー この人なら必ずこれくらいの箱を埋めるようになる ー
そして、それから数年後の 2020年5月11日に
日乃まそら1st ONEMAN LIVE 「REAL SKY」
の開催が決定
開催場所は 渋谷eggman
思っていたよりも早い時期での開催決定に、今度は私の方が戸惑ったけれども.......笑
しかし、同年2月からの新型コロナウィルスcovid-19の感染蔓延による非常事態宣言を受けて、ファン待望の1st ONE MAN LIVEは、無期限の開催延期となってしまった
その後、コロナ禍でのライブ開催自粛を半ば強制するかのような社会的圧力の中、恐らく、経営に苦しむライブハウスを救いたいという想いがあったのだろう、批判を覚悟した上でライブ活動を継続した日乃さん
その想いが実ることになったのは1年を経過した2021年5月
行政府から示されたコロナ禍におけるライブ開催のガイドラインに沿う形で、収容人数を制限しながらではあるが、2daysでの開催が決定
音楽を含めたエンターテイメント界に吹き荒れた厳しい風当たりの中、それでも1年間活動してきた結果たどり着いた念願の1stワンマンライブ
そうなる筈だったのだが、、、
再びのcovid-19の感染爆発により、無念の2度目の開催延期となってしまう (※Wikipediaにはこのライブが開催されたとの記載があるが実際には延期されている)
最終的に開催が実現したのは、当初に予定されていた開催日から実に1年2カ月が経過した 2021年7月
2度の延期を乗り越えてようやくたどり着いた、悲願と言ってもいい1st ONE MAN LIVE 開催となった
私はというと、コロナ禍が始まった2020年2月の2カ月前に家族が肺がんを患い、肺の一部を切除する手術を受けていたこともあり、感染=命の危険 という状況下におかれ、ライブハウスだけに限らず、全ての外出を断念せざるを得なくなっていた
(とは言っても、仕事をしなければ生きていくことすらも叶わなかったため、必要最小限の外出は行っていたけれども)
そのため、この1st ONE MAN LIVE を見ることは叶わなかった
また、2023年にもeggmanで ONE MAN LIVE 「Grateful toYou」 が開催されたが、仕事の都合が合わずにこれも断念
「eggmanでワンマンやろうな」 と煽った(?)張本人がeggmanのワンマンライブに未だに足を運んでいないのはどういうことかしら?
と言われてしまいそうだけれども、、、笑
そんな経緯もあって、今日これから開催される渋谷eggmanでのONE MAN LIVE
「Dialogue」
は、私にとっては、「日乃まそら」を知った2018年から、eggmanでワンマンやろうなと言ったあの日を経ての、7年越しの念願のライブでもある
そして、今回の公演は、日乃さんが「音楽人生を賭ける」と言って挑んだ 「チケットソールドアウト」という目標も見事に達成
ー この人なら必ずこれくらいの箱を埋めるようになる ー
あの頃感じた 「確信」 が「現実」となる瞬間に立ち会うために、これから渋谷eggmanに向かおうと思う
アーティスト「日乃まそら」はどんな景色を見せてくれるのだろうか
2025年5月11日 Hachi
eggmanをソールドアウトさせるという挑戦に
「音楽人生を賭ける」
という日乃さんの言葉を受けて私が決めたのは
「何もしない」
だった
今いるファンがずっと応援を続けていけるわけではない
もちろん、私が何かをしたところで何十人も連れてライブに行けるわけではないのだけれど、
それでも、最終的な目標の地であるあの場所へたどり着くためには、ここでつまづくわけにはいかないし、彼女自身が「やり遂げた」という実感をより強く得られれば、必ず今後に繋がるはずだから
今はまだ遥かなる頂ではあるけれど、たどり着くためにはもっと強くならなければ乗り越えられないこともたくさん待ち受けているだろう
諦めたらそこで終わる
目指さなければたどり着くことは無い
選ばれた者しかたどり着くことが出来ない場所だからこそ、人生を賭ける価値がある




