【もし自分の子がいじめられたら】
ストレスや過労で亡くなる人、自殺をする人、
またイジメで自殺する人の多くは、その捌け口が無い人です。
通常はそのような問題を抱えると家庭内でイライラしたりするものですが、それすら許されなかったり、または家庭内でもイジメにあっていたり、または人に当たらずにじっと我慢する人が自殺してしまったり、ストレスで免疫力が下がり、病気になって亡くなってしまいます。病気になって亡くなる人はその原因は誰にも分からず、ただの病死になります。
イジメ虐待は自殺して亡くなって初めて世の中に知られて社会問題になります。
私たちが知るイジメ虐待案件はほんのひと握りという事になります。
ここでは、そのほんの一握り以外の大多数を占める虐待案件を取り上げます。尚、欧米ではイジメも虐待案件の枠になりますのでここではイジメを虐待と書きたいと思います。もしくはイジメ虐待と書きます。
さて私たちが知らない多くのイジメ虐待を受けるとどうなるか…
私たちが知ることの出来る自殺してしまったイジメ虐待の具体的な虐待は筆舌に尽くせない苦しみの内容ですが、これと同等の数多くの虐待が存在しています。
何故ならイジメ虐待で亡くなる子供、自殺してしまう子供はごく僅かだからです。
殆どの子供は学校で酷い暴力やリンチを受けるとどうなるか…
先ずは親に話しますよね。
【お母さん、僕、学校で酷いイジメに合っているんだ、○○君が僕を蹴っ飛ばしたり、殴ったり…僕もう学校には行きたくないよ…】と。親は動揺し、中にはパニックを起こして泣き叫ぶ親もいます。そして人間というのは強い恐怖心を植え付けられると絶対にやり返さないものなのですが、何でやり返さないのよ!何でアンタがイジメに合うのよ!と子供を攻める親まで存在します。そしてパニックのまま学校に担任の先生に電話して抗議したり、加害した親に電話を掛ける事でしょう。
この時はまだこれでイジメから解放されると子供は半信半疑ながら希望を抱きます。でもこんな事なら学校になど行きたくないと気持ちがもちろん強いです。親は先生にも言って、先生が助けてくれるって向こうの○○君をちゃんと叱ってくれるって、向こうの親御さんも、すみませんって謝っていたから、2度とイジメはさせないってと言っていたから、もう大丈夫だよ、と言われ、イヤイヤながらもう大丈夫なのかなと学校に行くことを承諾します。そして学校に行くと先生に呼ばれ、イジメの事を聞かれます。そして大半の先生は○○君をちゃんと叱るから、またイジメにあったら先生に言ってきなさいと、言われます。そして何日かはイジメは多少は抑えられる事が大半ですが、加害児童生徒はその怒られた腹いせでお前のせいで俺は怒られたんだぞ!と今度、先生や親にチクッたらもっとイジメてやるからなとイジメがエスカレートする事が大半です。こういう事が大体、2〜3回繰り返されます。イジメにあった子供は学校に行きたくないと言ってその主張が親から許されればまだ良いのですが、大半の親はパニックに陥って、それを頑として認めない親が大半のようです。子供はこうなるとどうなるか?親や教師に話すことでよりイジメがエスカレートする、また親に怒られる、親を悲しませたくないと思い、隠すようになります。
そして多くの子供が自殺を考えたりします。だけど死ぬのはもっと怖い…また宗教的な教育などから自殺すると地獄に落ちるなどの恐怖心から自殺に行けない子供が大半です。コレは大人も同じでしょう。そうするとこの子供の鬱憤された苦しみは何処に向かうのでしょうか?
家庭では、優しい両親、兄弟がいる。しかしイジメの苦しみ、明日また学校に行ったらまたイジメ虐待に合う…もうその事で頭がいっぱいでドキドキして、家族と笑顔で接する事も出来ません、勉強も出来ない…
そして問題行動を起こすようになってしまうのです。親や兄弟はなぜこんな風に暴れたり、泣き叫んだり、怒ったりするのか皆目検討がつかない、そして毎日、事あるごとに親子喧嘩、兄弟喧嘩が絶えない家庭になってしまうのです。当たり前の話しです、そんな不安な心境で親や兄弟と穏やかな気持ちでいられる筈がありません。しかしながら親にも兄弟にも当たらない少数の子供は耐えられなくなり、もう何処に苦しい気持ちを発散出来なくなり、怖くても自殺を選択してしまうのです。
私たちが知らないイジメ虐待案件の殆どは、その被害者の家族関係を壊し、その子の健全な家族関係までも奪ってしまいます。兄弟や親から性格異常者と思われ、避けられるようになります。その当事者は『ごめんね、パパ、ママ、親不孝して、これからは良い子になるよ』と何度も誓った事でしょう、だけどそんな事は出来る筈が無いのです、毎日、学校で殴られて、蹴飛ばされて、袋叩きに合い、恥ずかしめられ、バイ菌と罵られ、仲間はずれにされ、蔑まされる、こんな事を毎日毎日やられ、健やかな気持ちで親や兄弟と接する事など出来る訳がありません。兄弟や姉妹は独立と共にこの兄弟とは一切関わりを絶つようになります。そしてまさかこの凶暴な子供が学校でイジメに遭っているとは予想もしないでしょう。学校では筆舌に尽くせないようなイジメにあっているのが原因なのに…
これが虐待問題の先進国のヨーロッパ諸国(ロシアを除く)ならどうか。
欧米でも日本同様に数多くの虐待案件事件が相次いでいました。しかし官民一体となって80年代から改革されていきました。ヨーロッパではこのような案件が発生すると校長先生から加害児童の親が呼び出されます。そして先ずは更生プログラム等が受けさせられ、それでも繰り返し起これば加害児童は学校を退学し、転校をしなければなりません。ですから一昔前まではヨーロッパ諸国にも日本のようなイジメ虐待が相次いで起きていましたが、現在はほぼありません。
日本ではこのイジメ虐待が今よりもマスコミで大きくクローズアップされた時期がありました。今とは比べものにならないくらいに取り上げられ、さまざまな方が議論をしていました。それは80年代の事でした。今よりもずっと詳細に取り上げられていました。その内容は凄惨さを極め、多くの人が悲しい気持ちになり、なんでこんな事が許されるのか?と大きな渦を巻き起こし、注目されました。何故、親は気付かなかったのか?何故、教師は放置したのか?何故、こんなヤクザ社会でも起きないような事が教育現場の学校で子供の世界で起こるのか?道徳教育は行われているのか?等々、袋小路な議論が繰り返されました。
そして後を追うようにイジメ虐待にあった子供の自殺が相次いで起こるようになったのです。今日も何人の子供がイジメで自殺した等々、これまでに無いくらいの頻度で自殺が相次ぐようになりました。そしてコレはマスコミが煽っているのではないか?とその矛先はすり替えられるようになり、マスコミに向かうようになったのです。そして問題は解決されないまま、マスコミでも必要最低限に取り上げられるようになりました。
そして今日に至ります。
イジメられる子というのは別に悪い子どもではありませんがひょんな事からイジメの標的になります。泥沼化して行くともちろんこのような状況下では勉学に身が入るワケもなく、情緒も不安定になりますから、周りからはイジメられる方にも原因があると見られがちですが、当初はそんな事はありません。
さて学校や教師にも何ら権限がなく、子供が言うことを聞かなかった場合、親も家庭も学校もどうする事も出来ないのです。警察にしても少年法がありますし、なかなか介入も出来ません。
殆どの親も教師も学校も社会全体がこのような問題がありますが、学校に登校することを第一に考えていますが、果たしてそれは正解なのでしょうか?
イジメられた子は前述のように多くが、家族関係が崩壊して、勉強もままならなくなり、成績も悪くなります。全てを失ってしまうのです。
私たち大人の立場で考えると守ってくれる法律がありますが子供にはそれが驚くほどありません。
私は子供の本分が学びであるなら、先ずは学校と一旦、距離を置いて、安全な場所で勉学に励まさせてあげる事が第一だと思います。もちろん、多くの親御さんや社会が考えるように学校とは勉強だけではなく、人間関係や友人関係を学ぶ場と考えるのも理解出来ますが、コレでは人間形成にはマイナスになるばかりだと考えるからです。マイナスの人間関係を学び、勉学も奪い、何よりも大切な家族関係までも崩壊させてしまうのは大変に残念な事です。勉強はドリル学習でも出来ます、経済的に余裕が有れば、家庭教師や塾の方法もあります、人間関係を学ぶのはまた友人を作るのは趣味や習い事の世界からでも出来ます。
また集団における人間関係が苦手な人が必ずしも社会的な成功を収められないかというとそうでもありません。むしろ芸術家や発明家、学者、職人などの多く、またはお医者さんでもそのような方は多くいます。大事なのは貴方から見ての視点で全うなパーソナリティで有れば問題ないのではありませんか?あとはその子の個性として優れた能力を伸ばしてあげる機会でベストな環境を作ってあげるのが貴方にも子供にも最善の道だと思います。問題が解決出来て学校に通わせる事が出来たのなら良いですが、問題が解決出来ずに学校に通わせるのは全てを失うことになります。
先ずは暴力から身を守らせて子供の安心な場所を作って子供を守ることが第一課題です。コレは引きこもりではありません。もちろんただ学校から遠ざけ、ゲームやマンガ、ネット、テレビだけの生活にさせてしまったらそれは引きこもりになります。赤毛のアンのアンも学校でイジメにあった時に養母のマリラが学校に行かなくとも遊んでいるだけは許さないからねと当面学校に通わせないで家の仕事、勉強に励ませました。お陰でアンは家庭崩壊もせずにまた優秀な成績で学校に戻ることが出来て成長できました。マリラの取った選択はとても良かったと思います。
【イジメ虐待を受けたままにするとどうなるか?】
家庭で虐待を受けた子供は、一番の味方の親から裏切られた為に一番大切な人、友人などを信じられない傾向があります。大変な時に見捨ててしまうのです。
また前述のようにイジメの悩みを両親に相談しても親のパニックを起こさせるだけで隠すようにした子供は普段は例え雄弁でもホントに大変な時に周りにSOSを出せないパーソナリティに成長する傾向性があります。政治力のないパーソナリティになってしまう傾向があります。当然の帰結です。
また成長に従い、人との衝突で過剰反応を起こす人も多くいます。過剰に言い返し過ぎたり、暴力でやり返すのも過剰になりすぎる傾向にあります。
また強いストレスからまだ子供なのに肩が非常に凝っていて首回り、肩周りがカチカチに固く固まっている子供が多くいます。その為、例え問題が解決されて学校で勉学に励みたくとも偏頭痛がしたり、机に座っているのが苦痛で耐えられない子供が多くいます。本人のやる気とは裏腹に身体的不調が許さないのです。家で勉強をさせたくとも机に座る事が出来ない場合、先ずお子様の首や肩を揉んでみてください。カチカチに硬いのは筋肉ではありません。スポーツ選手が固くなるのは力を入れた瞬間だけです、スポーツ選手も力を入れていない時は首周り、肩周りはフニャフニャに柔らかいものです。このような場合は身体的不調から机に座っての勉強は無理なのでストレッチ運動をさせて肩周り、首周りが柔らかく正常に戻してあげてください。
またイジメ虐待に合う子供というのは、決して悪い子ではありませんが、個性的な子が多いと思います。それで周りから少し毛色が違うという理由から最初はからかいから始まり、凄惨なイジメ虐待に発展する傾向が多いと思います。これは発達障害から来ている子供も多く存在します。ですから発達障害の診断を受けることをオススメします。先ずは原因を知ることが大切です。
【イジメが長期化した場合の家族関係】
コレはホントに悲惨です。親と子供はいつも喧嘩が絶えず、暴力沙汰になっています。またこういう関係が常態化してしまって親戚、近所でも有名にもなっているでしょう。多くの親御さんはその原因が子供のイジメ虐待にあるとはいつの間にか知らずに過ごします、それでも可愛い我が子、必死に頑張って仕事をする、安らぎの場所の家庭が一番の悩み、ストレスの場になっている、それでも可愛い我が子の為に色々と試みる、それでもいつまでも反抗的な子供、、、コレの繰り返しですから、親御さんの中にはコレを苦にして自殺する親御さんもいますし、心労から病気に掛かり早死にしてしまう親御さんも数多くいます。そして親戚からはあの子が親不孝したからよと蔑まされ、その子は一生、心に十字架を背負って生きていきます。