検査を受ける前までは病気を忘れていても、いざCTとなると結果を待つのが怖いものですね。
怖い気持ちは、生きたいって気持ちなんだろうなと思います。
もうすぐ、がんと言われてから3年目の夏を迎えます。
当時はその先が全く見えなくて、治療が終わった後のことは考えられませんでした。
がん治療自体が私の中ではTVの中の出来事としか思っていませんでした。
そんな出来事が自分の生活に起こって、今はそれが当たり前になっています。
病院に行くたびに、特別な感覚になることがあります。
自分の命を繋いで貰っているように思えるのです。
薬を服用しなければ恐らく再発してしまうでしょう。
ですが、治療を受けているおかげで今のところは再発なしで生きています。
私は自分一人で生きているのではなく、生かされているのだと感じました。
当たり前に続いていく人生ではなく、3年前からは、追加されて行く人生を過ごしているのだと思います。
そう思える気持ちを、なるべく思い出して過ごしていけたらと思います。